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【ロスギラと歩んだ1ヶ月】ラッシュcs予選全勝→みちびき杯優勝→CL横浜day2進出 【本文無料】

こんにちは。去年までは仙台、今年から東京で活動している「ミズ」と申します。今回初めてnoteを執筆させていただきます。

黒炎の支配者が発売されてから横浜CLまでの約1ヶ月ロストギラティナデッキ(以降ロスギラ)を使い続け、ラッシュcs予選全勝(600名規模)、みちびき杯優勝(60名規模)、CL横浜day2進出と中々アベレージの高い成績を残すことができました。

今回はそのロスギラについての解説、CLまでのデッキ構築の変遷等についてまとめています。

拙い文章ですが温かい目で読んでくださると嬉しいです!

リスト、各大会のマッチング

上の画像から順番にCL横浜までのデッキリスト(パッと見何が違うのか分からない)と各大会のマッチングが載っています。

黒炎の支配者環境最初期
ラッシュcs
みちびき杯、CL横浜day1,day2
大きなプレイミスもなく、事故りながらも善戦しただけにこの5敗は悔しいです…

デッキ選択、構築の変遷

ロスギラの強み

ここで一度ロスギラの強みをざっくり確認します。
・ギラティナvstarのスペックの高さ(高耐久、殺意満点の技構成)

・優秀なサブアタッカー達(ウッウ、ヤミラミ、かがやくゲッコウガ等)

・アビスシークによるデッキ安定性の高さ

・雪道を無理なく採用できる

・ギラティナvstarがばりかっこいい

上記の強みが織りなす圧倒的な対応力の高さがこのデッキ最大の武器です。

ロストのうねうねが中二病心を最高にくすぐります

デッキ選択、構築の変遷

黒炎の支配者発売直後の環境は、悪テラスタルリザードンex(以降黒リザ)を中心として戦っていくデッキが数多く存在していました。ですので他のデッキを使う場合、黒リザの高耐久を突破できるポケモン、あるいは頂への雪道(以降雪道)などを採用していないと息ができない状況でした。そこで私が選択したデッキは雪道を多投したロスギラでした。

環境最初期の頃は、雪道を張りまくっていればどこかのタイミングで相手が止まり、そのままギラティナを押し付けて勝ち。みたいなことが頻発していました。しかし少し環境が進むとロスギラのシェアが高くなり、気付けば圧倒的なシェア率を誇るようになりました。

そこでミラーに強く出るためにナンジャモの枚数を増やしてラッシュcsに出場し、見事予選全勝を達成することができました。(華麗なるトナメ1没)

このラッシュcs後、メタが一気に加速していきました。同大会で結果を残した白ルギアがロスギラメタとして増加し、回れば全対面を制圧することのできるCL前回大会覇者サーナイトexもシェアを伸ばし始めました。

結果的にどんなデッキを使っても勝ちうる大カオス環境に突入します。そのためロスギラ側も、対面する様々なデッキのゲーム展開スピードに置いて行かれないように構築を変える必要が出てきました。

そこでポケギアの採用に踏み切り、みちびき杯で優勝、CL横浜でday2進出にこぎつけることができました。

デッキ解説

CLで使ったデッキレシピの解説になります。

ポケモン15枚

ギラティナv‐ギラティナvstar 3枚-3枚
このデッキのメインカード。v、vstarどちらもほぼすべての対面で使います。複数枚使う対面があることや、ロストに送ったり素引きをしなくてはならない都合上どちらのカードも2枚以下には絶対に出来ません。

キュワワー 4枚
ロストゾーンと手札を同時にためることができるロスト軸において屋台骨の役割を果たすカード。問答無用の4枚採用。このポケモン以外スタートしてほしくない。

ヤミラミ 2枚
このカードもほぼすべての対面で使います。試合中に2回以上使う対面が存在しているため、すごいつりざおでの再利用も加味し最低限の2枚採用。

ウッウ 1枚
条件を満たせばエネルギーなしで中打点を出すことのできるロスト軸にのみ許された特権。1枚あれば十分なため1枚のみの採用。

マナフィ 1枚
このデッキ最大の武器である対応力を底上げしてくれる1枚。

かがやくゲッコウガ 1枚
特性からワザまでなにもかもが優秀なカード。かがやくポケモンのため1枚採用。

グッズ20枚

バトルVIPパス 4枚
ロスト軸のデッキは序盤の展開から生まれるアドバンテージがそのまま試合の流れを決めることが多いため、最大枚数の4枚採用。

ネストボール 4枚
最近よく見かけるロスギラの構築では3枚が主流ですが、私は4枚必須のカードだと思っています。初動の安定性に関与するカードであることはもちろんのことですが、手札干渉されることが多い現環境で、中盤、終盤に出したいポケモンを出せるか出せないかは勝敗に直結する影響を与えます。ましてやロストゾーンに送る可能性もある中で、このカードを4枚よりも少なくする選択肢は私の中にはありませんでした。アルセウスデッキにハイパーボールが4枚必須なのと同じ感覚です。

ミラージュゲート 4枚
アタッカー達を動かすために必須のカードです。キュワワーと同じく問答無用で4枚の採用です。

いれかえカート 3枚
いれかえ+回復の2つの役割を持つカード。このカードがあるおかげで積極的にアビスシークを使えますし、相手のリーサルをずらすことも可能です。4枚採用したいですが枠の都合上3枚の採用です。

あなぬけのヒモ 2枚
グッズながら相手の盤面にも干渉することのできる優秀なカード。序盤から終盤まで様々な使い方があり、戦況を変えてしまう程の効果を発揮することもあるため2枚は採用したい。このデッキの中でギラティナvstarを入れ替えることのできる唯一のグッズでもあります。

すごいつりざお 2枚
本来ならば3枚採用したいカードですが、枠の都合上2枚の採用です。

ポケギア 1枚
前述したように、ロスギラが最大火力を出しやすいように採用したい1枚。またこのカードをリーサルウェポンとして山作りを進めることで、サーナイトex対面やロスト軸デッキ対面での勝率が飛躍的に向上します。

サポート 9枚

アクロマの実験 4枚
8枚入れたいです。

ボスの指令 2枚
ほとんどの対面で1枚は使うため、サイド落ちも考慮しての2枚採用です。

ツツジ 2枚
このデッキにおけるキーカード。ギラティナvstarとの相性が抜群で、ツツジから捲った試合は星の数ほどあります。1枚は使いたいためサイド落ちも考慮しての2枚採用。

ナンジャモ 1枚
序盤のドローソースとしても手札干渉カードとしても活躍できるスーパーサポートカード。このカードのおかげでドローサポートの総量が増え、ロスギラはデッキとして1段階ステップアップすることができました。ロスト軸デッキ対面でサイド4ナンジャモが決まると頭の中でBGMが流れてきます。

スタジアム 3枚

頂への雪道 3枚
現環境最強のスタジアムカード。戦況がひっくり返るほどの力を持っています。4枚入れたいが枠の都合上3枚の採用。

エネルギー 13枚

超‐草‐水 4枚‐3枚‐3枚
三色ロスギラの場合、これが黄金比率だと思っています。

ジェットエネルギー 3枚
ロスギラのために生まれてきたのではないかと疑ってしまうほど相性の良いカード。このカードのおかげで入れ替え札やエネルギーの枚数を最低限に抑えることができています。

各対面の解説

サーナイトex、ロスギラミラー、ロスバレ対面の項目では、これといったサイドプランを明言することが難しいため、試合中に私がいつも意識しているポイントを重要度順に書いています。

サーナイトex対面

・ギラティナvstar1体をベンチに置いておく。
ギラティナvstarを1体ベンチに置いている限り、相手はボスの指令を使いながらサイコエンブレイズでダメカンの乗ったアルカナサーナイトかザシアンvかミュウexをバトル場に出すしかギラティナvstarを取る手段がありません。つまりギラティナvstarが自らバトル場に出ていかない限り、返しのロストマインやおとぼけスピットで概ねサイドの2枚取りが成功することになります。ギラティナvstarはサーナイトexやザシアンv、ミュウexなどのサイド2枚のポケモンを取る時にしかバトル場に出すことはないので、早い段階でギラティナvstarをベンチに置いておくことでサイドプランを立てやすくなります。

・先2、後1でアビスシークを打つ
サーナイトex対面ではロストマインの試行回数が非常に重要になってきます。サーナイトラインのポケモンを処理し続け、相手のドロー総量を減らし、山札を圧縮させないことが勝利へのカギを握ります。ですので序盤の相手の盤面、トラッシュに落ちているエネルギーの枚数などを見て、ギラティナvがワンパンされそうでなければアビスシークを使い、いち早くロストを10枚まで到達させることが大事になってきます。

・毎ターンナンジャモを打たれる想定で盤面、山札を整える
サーナイトex対面では1ターンの遅れが命取りになってきます。ナンジャモで手札が流され、動きが止まっているうちに相手の盤面が完成し、サイドレースが追い付かなくなるのが1番よくある負けパターンです。ですのでナンジャモを打たれる前にリソースを吐くことや、ウッウをベンチに出しておくなど、最低限の行動保証のある盤面準備が非常に重要です。
(例1)
ヤミラミで攻撃した返しのターンで相手は概ね最優先でヤミラミを取って来るので、予めベンチのキュワワーにミラージュゲートなどでエネルギーを貼っておき、花選びが最低1回はできる状態にしておく。
(例2)
すごいつりざおが山札の下に行ってしまうと対戦中に使えなくなってしまう可能性もあるため、ベストなタイミングでなくても超エネルギーを山札に戻し、ナンジャモの返しにロストマインを打てる確立を高めておく。等々…

・雪道を張るタイミングを間違えない
雪道は相手の動きを止めることのできるカードである一方、かがやくゲッコウガの特性を止めてしまうというデメリットも持ち合わせています。ナンジャモで止まってしまう事態を1番避けたいので、いくら自分の手札がよかろうと勢いで雪道を張ることは一旦ステイした方がいいです。特に先行、後攻の1ターン目に張る雪道はそこまで効力を発揮しないので要注意です。山札をそこそこ掘ることのできた中盤、雪道ツツジを狙える時、最終盤のお祈りで張るのが1番良い雪道の使い方だと思います。また雪道を早い段階で張りすぎると相手の月明かりの丘をはがせない事態にもなりかねないので注意が必要です。

・ポケギアをリーサルウェポンとして使う
サーナイトex対面では、道中のナンジャモで相当事故ってしまわない限り終盤になると山札がかなり薄くなってきます。この薄くなった山札からボスの指令やツツジを引いてこなければ、最後に相手に捲られてしまう可能性が高いです。ですのでそれらのサポートにつながるポケギアを試合終盤まで温存しておくプレイングも勝利への大事なポイントです。花選びでポケギアをめくってしまった場合は、できるだけキープしておくほうが最終的に勝ちやすくなります。

ロスギラ対面(ミラー対面)

・相手に取らせるサイド枚数を考えながらプレイする
ミラー対面は、相手の盤面展開の仕方や自分のデッキの回り具合に合わせて試合中にサイドプランを組み立てます。その時にプレイの指標となってくるのが、相手に取らせるサイド枚数を計算しながら戦うことです。
(例)
キュワワーが2体盤面にいて、相手よりも先にロストマインを打つために、月光手裏剣を嫌って序盤にマナフィを置いた。結果相手よりも先にロストマインを打つことに成功はしたものの、終盤にロストマイン2回でキュワワー2体とマナフィを取られ、サイドレースを逆転されてしまった。

このように、一見正解のように見えるプレイも負け筋となってしまうのがロスギラミラーの難しいところです。ですので目先の自分が取るサイドの枚数よりも、最終的に相手にどのポケモンを何体取らせて勝つのか、から逆算したサイドプランを組み立てることが、ミラーにおける前提であり1番大事なポイントでもあります。

・簡単にサイド3を踏まない(ツツジから捲られる展開を避ける)
これはロストミラーにおける共通認識でもあります。ロストデッキはHPの低いアタッカーを多く採用しているため、毎ターン攻撃を継続するためには手札にリソースカードを持っておく必要があります。そのため自分がいくら優勢であろうと、ツツジから数ターン止まってしまう事を懸念し、優勢のターンに出せる最大値ではない方の選択肢もゲームプランに組み込むことが非常に重要です。逆に自分側はツツジから捲る展開を押し付けることができると理想的です。

・序盤にアビスシークを使う(ウッウを大切にする)
ロスギラの強みでもあるアビスシーク。ミラーでこの技をいえるかどうか(ウッウを温存できるかどうか)は勝敗に大きな影響を与えます。例を出して説明します。
(例)
後攻1ターン目、相手の盤面にはキュワワーが2体、ロストも2枚。自分はアクロマ+はなえらびでロストが4枚になり、アビスシークもできるし、おとぼけスピットをキュワワーに打つこともできる状況。
(おとぼけスピットを打った場合)
ここでおとぼけスピットを打ってしまうと、返しのおとぼけスピットでウッウを取られ、次の自分のターンにロストを溜めることしかできない状況が生まれ、相手のほうが先にロストマインを言えるターン(サイドレースをコントロールされる可能性が高い)がやってきてしまいます。
(アビスシークを打った場合)
アビスシークを使いながらロストの枚数を増やし、相手のおとぼけスピットをギラティナに当てさせ、いれかえカートでギラティナを回復させることで実質無料でロストを2枚ためることができます。また返しにおとぼけスピットを後出しで使うことで相手に技を使わせないターンを作らせながら、ロストマインまでスムーズにロストを溜めることができます。

例のように上手くアビスシークを使うと、「技が言えないターン」を回避しながらミラーの主導権を握ることができます。

・ヤミラミ、ウッウ、マナフィ、かがやくゲッコウガを早い段階でロストに送らない
ロスギラミラーでは勝敗の分岐点となる場面が試合中に多く存在します。そしてその分岐点では「自分と相手が持っている択の数の差」がアドバンテージとなります。ですのでアタッカーや対応力を上げるカードたちを序盤にロストしてしまうことは、その差を縮めてしまう原因となるためなるべく避けたいです。サイド落ちをよく確認し、ギリギリまでリソースを削りながらプレイしていくことが勝利へのカギとなってきます。

・ツツジに備えて山札を作る
ゲームの展開上、やむを得ず自分が先にサイド3を踏んでしまう(先にツツジを打たれる)ことは多くあります。しかしそれは逆に言うと、勝利まで相手より近い場所まで来ているということです。ツツジの返しにサポートカードを引ける確率を高めるために、サポートカードはなるべくロストに送らないように意識したり、エネルギーをなるべく場のポケモンにつけることで山札の圧縮を行ったり、ポケギアを最後まで温存しておくことで勝率が向上します。


白ルギア対面

この対面は圧倒的にロスギラ側が不利なので、逆にサイドプランがはっきりしています。

理想のサイドプラン
月光手裏剣+ロストマインでアーケオス2体を処理(ミュウexを起動させないため)(相手がミュウexを起動できないことを嫌って、ベンチに早めにミュウexを置いてくるのであればそっちを先にとる)
           ↓
ミュウexが出ていればボスの指令+ロストインパクトorスターレクイエム(ギフトエネルギーの有無で打ち分ける)で取る。出ていなければルギアを取る
           ↓
ネオラントをボスの指令+ロストインパクトで取る

先行を取り、キュワワーを3体並べ、2ターン目までにロストを7枚にし、全てのギラティナを速やかに進化させ、ボスの指令を気合で引くほか勝つ方法はないです。あとは雪道に遭難させましょう。


一撃ルギア対面

理想のサイドプラン
ボスの指令+ロストインパクトでバンギラスを取る
          ↓
返しにギラティナを取って来たバンギラスを再びロストインパクトで取る
          ↓
ルギアをスターレクイエムで取る

この対面もロスギラ側が不利ではありますが、白ルギアと違ってサイド2のポケモンがたくさん出てくるため、捲るチャンスがあります。
2-2-2でサイドを取られないように、ロストインパクトでギフトエネを回避したり、雪道を張ってネオラントをけん制することでボスを引かれないように工夫し、勝機を伺いましょう。


黒リザ対面

理想のサイドプラン
ロストインパクトでアルセウスを取る
        ↓
ロストマインでリザードンex2体にダメカンを5個ずつ乗せる
        ↓
ロストインパクトでリザードンexを取る
        ↓
スターレクイエムでリザードンexを取る

ピジョット型でもビーダル型でも基本的に目指すサイドプランは同じですが、気を付けなければいけないのがサイドを3枚以上取るタイミングです。サイドを3枚以上取ってしまうとリザードンがベルト込みでギラティナをワンパンできるので、2-2-2のプランが難しそうであれば1-1-2-2のプランに切り替えるなど、ギラティナが2回ワンパンされてしまう状況を避けましょう。適宜雪道を張りながら、かがやくリザードンを起動させないことも大事です。


パオジアン対面

理想のサイドプラン
序盤にパオジアンにおとぼけスピットを打っておく
           ↓
相手がマナフィを出していない場合は、セグレイブとかがやくゲッコウガを月光手裏剣+ロストマインで処理する
マナフィを出している場合はパオジアンかアルセウスvstarをロストインパクトで処理する
           ↓
おとぼけスピットを当てておいたパオジアンをロストマインで処理する。もしくはアルセウスかダメカンが乗っていないパオジアンをギラティナを使って処理する
           ↓
おとぼけスピットを当てておいたパオジアンをロストマインで処理する。もしくはアルセウスかダメカンが乗っていないパオジアンをギラティナを使って処理する

パオジアンデッキは回ってしまうと全デッキを破壊する力を持っているので、雪道やツツジを使って相手の動きを妨害しながら試合を進めることが重要です。


雪道ミライドン対面

理想のサイドプラン
ライコウをロストインパクトで取る
      ↓
ツツジを打ちながらライチュウをロストインパクトで取る
      ↓
ボスの指令+スターレクイエムでサイド2のポケモンを取る

この対面はロスギラ側が有利です。ギラティナvstarをワンパンしてくるポケモンがライチュウしかいないため、ギラティナをワンパンしてきた返しにツツジを打つことができれば、ギラティナvstarで概ねサイドを4枚回収することが可能になります。また序盤に相手よりも先に雪道を張ることができると、相手は盤面展開ができにくくなるためアドバンテージを得やすいです。


ロスバレ対面

ロスバレは現在様々な型が存在していますが、意識すべきことは基本ミラーの時と変わりません。

しかしロストスイーパーの採用などによりロスバレの方が先にロストマインを打ってくる展開のほうが多いです。そこでロスギラ側は盤面を絞り、ギラティナvを複数体用意することで総HP量を増やし、いれかえカートを使いながらダメージを分散させるプレイングが必要になります。

相手がかたきうちのザマゼンタを採用していない場合などは、余計なアタッカーを出し過ぎずにギラティナvのひきさくを使いながらサイドを進めていくことで相手のゲームスピードに追い付いていくことができます。


フュージョン、雪道ミュウ対面

理想のサイドプラン
ミュウvmaxをスターレクイエムで取る
       ↓
ロストマインでミュウvmaxにダメカンを3個、ミュウvに残りのダメカンを乗せる
       ↓
ダメカンの乗ったミュウvmaxをロストインパクトで取る

この対面で最も注意すべきなのは、サイコジャンプの存在です。ロスギラ側は基本的にミュウvmaxを2体取る方針でゲームを進めていきます。ですのでダメカンが乗ったミュウvmaxが山札に帰られて、盤面からダメカンが乗っているミュウが消え去るとロストインパクトで取れるミュウvmaxがいなくなり、とても困ります。その事態を防ぐために序盤におとぼけスピットをミュウvに当てておいたり、ロストマインで予めミュウにダメカンをばらまいておくなど、ギラティナで殴り始める前に準備をしておく必要が出てくる時もあります。

またミュウ側にぶん回られて、ギラティナvをボスの指令でとられまくって負けてしまうことも少なくないです。したがってギラティナvは2体以上同時に出せる時、または最初のターンか雪道ツツジのターンで置くことをお勧めします。雪道ツツジのターンにギラティナvを初めて置いたとしても勝てるケースは存在するため、ギラティナvを出すときは相手の回り具合を見ながら慎重にベンチに置いてください。


連撃インテウーラ対面

理想のサイドプラン
インテレオンvかウーラオスvにおとぼけスピットを当てる
           ↓
ロストインパクトでおとぼけスピットを当てたインテレオンvmaxかウーラオスvmaxを取る
           ↓
スターレクイエムでインテレオンvmaxかウーラオスvmaxを取る

この対面で気を付けなければならないのが、HPが低いポケモンを安易に並べ過ぎないことです。HPが低いポケモンを並べ過ぎてしまうとダブルシューターとヨガループで殲滅され、サイドの取り方をコントロールされてしまいます。ですので序盤はなるべく盤面を絞り、ギラティナvを複数体並べ、アビスシークを使い、入れ替えカートでHPを管理しながらロストを溜めていきましょう。

理想のサイドプランにはサイドを3-3で取るように書きましたが、実際にはそう簡単に行かないことが多いです。そんな時に役に立つ戦い方を2つ紹介します。

1  雪道ツツジをしながらロストマインでオクタンを取る

これは、ダブルシューター封じとして効果抜群の戦い方です。手札が少ない状態で場からオクタンが消え去ると相手は雪道を剥がすまでに時間を要します。その間にロストをため、形勢を逆転することも可能です。またオクタンに乗せて余った1個のダメカンをかがやくフーディンに乗せることでフーディンを次のロストマイン圏内に入れることもできます。

2  かがやくフーディンをボスの指令で呼び出す

これは、自分の回り方が渋かった時、最後にサイドレースで逆転するために時間を稼ぐ方法として使います。連撃インテウーラは入れ替え札を概ね2枚しか入れていません。ですのでかがやくフーディンをバトル場に出されると、手張り2回or少ない入れ替え札を手札に持っていなければいけません。この方法は、刺さると一気に逆転まで持っていけることがあるので、自分の回り方が渋い場合、ボスの指令は2枚ともロストに送らない方がいいです。


最後に

ここまで読んでくださりありがとうございました!今回が初めてのnote執筆だったこともあり、読み辛い部分もあったかとは思いますが、文才がないだけ私の低すぎる言語化能力をフル活用して書かせていただきました。

あえて抽象的に書いている部分もあるため、どの範囲でもどんな些細な事でも質問には答えさせていただきたいと思っていますので、何かございましたら @Miz_pirlo のDMまでお願いいたします。

またこのnoteが参考になったと思ったら、投げ銭をしてくださると今後の活動へ大きな励みとなります!

投げ銭部分では、おまけ程度ですが、主に次の内容について解説しています。

・構築における採用・不採用カードを考えるにあたって今回重要視した点
・不採用カード
・プレイングとプレイの"選択"の関係について
・具体的な場面ごとのロスギラミラーの考え方

等々、少し踏み込んだ内容についていくつかの副題に分けて解説しておりますので、よければご覧になってください。

改めまして、ここまで読んでくださりありがとうございました!

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