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雑記 少しの偏 ミニ変
ルックプラス バスタブクレンジングの詰め替えを探しに行ったら、いつも買っている800mlよりもさらに大きな詰め替えパックが売っていた。バスタブクレンジングの詰め替えパックは量が多ければ多いほど助かると思っていたので、うれしい。普段人と全然喋らない引きこもりなので、世間と自分の感覚が合っていることに安堵した。
色々あって家族やコンビニの店員以外の他人と声を使ってやりとりする機会が喪失していた。ので、久しぶりにdiscordのサーバーへ人を集めてグループ通話をしてみた。人と話をする、という行為そのものが新鮮で面白すぎて、何度も「あひゃひゃひゃひゃ」と笑っていた。いないないばあで笑う赤ちゃんかな?笑いすぎて翌日は目を覚ますと喉がガラガラになっており、死ぬほど苦しかった。
通話をしてる時の私は下ネタやナンセンスな話題を控えるスイッチが切れるのでとてもよくない。その上自分が何を話していたのかまるで覚えてもいない。お酒を飲んでもいないのに。でも楽しかったし、みんなが話を聞いてくれたのは嬉しかった。
思えば最近の私は、みんなが労働を始めた頃に起き、みんながインターネットで活動し始める頃に眠る生活リズムで暮らしている。のでテキスト以外のやり取りはほぼ行っていなかった。そして私がインターネットをやってても面白くないのは、平日の昼間にインターネットを見ていてもホットな話題は何もないし、そもそも人間さえいないからだ。という事実を今更思い出す。
いっそインターネットから消え去って仙人みたいな暮らしを送ってみようかな。と、思わなくもない。でも、これは多分世界中のインターネット依存者が同じことを1000万回考えてるはずだ。オリジナリティが何もない願望。
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オリジナルキャラクターのぬいぐるみを作った。
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結構前に素材と作り方の本だけ用意していたが、重い腰を上げて、ようやく形にすることができた。とは言っても、自分で作ったのは髪と顔のパーツの塗装、配置だけである。服も自作する予定だったが、これはスリーコインズで購入した。
材料はこちらのKIYOHARAさんが販売している「ぬいのボディ L」「ぬいフェイスワッペン(顔のパーツ全部)」「ぬいクロスボア」を使用。
「ぬいフェイスワッペン」はアイロンで留める方法が載っているが、布用接着剤を使うと楽。そして、このフェイスワッペンはコピックなどのアルコールマーカーで自由に色を塗ることができる。“裁縫道具は持っていないが、推しカラーの画材ならある”というユーザーの目線がよく考えられておりとても良い。
これは個人的な願望だが、ハイライトのない目のパーツが増えてほしい。ハイライトのない目はいい文明だから。
「ぬいのボディ」は完全な素体であるため、髪パーツは自分で縫って用意する必要がある。そのため「ぬいのウィッグ型紙BOOK」で作り方や型紙を確認し、キャラクターに合った髪型のパターンを組む。接着剤で髪を固定することもできるが、ドールのウィッグのように髪型を付け替えたいのなら固定しない方がいい。この型紙で作った髪は頭にしっかりフィットするので、よほど触ったり乱暴に扱わなければ、めったに脱げない。
ちなみにメッシュの作り方は載っていないので、前髪の型紙を元に自分で布を切り抜き接着剤で貼り付けた。
ちなみに同じ会社から、自分でぬいぐるみのボディを一から作る方法を解説した本も存在する。
こちらは洋服の作り方も載っているので、服を新しくしたい時いつかお世話になるかもしれない。服専門の本も存在するっぽい。
ネットで「推しぬい」と検索すると、顔の部分を刺繍で作っていたり、髪型や衣装の造形がすごく凝っている画像がわんさか出てくる。そういったものや企業の既製品と比較すると、この裁縫初心者が生み出したぬいぐるみはチープに見えるだろう。実際私も「本当にこれで完成でいいのか?」と悩んだし、作った直後は達成感より疲労が先にやってきて素直に喜べなかった。今はわりと気に入ってるけど。
だが、自分は人形作家ではないのでクオリティはそこまで重要ではない。自分の愛するオリジナルキャラクターという可能態が、ぬいぐるみという形で現実態に現れた。自分の頭の中にある世界の因子を継いだ偶像が現実に現れたという事実。それこそが肝要なのだ。
目の色や髪型のデザインは自分自身のイメージがなければ生まれなかったし、なるべく可愛くしたい、という意思がなければ表情のかわいさにこだわる必要はないし、これは自分で作ったオリキャラの偶像なのだ、という意識がなければただの素人が作ったぬいぐるみなので、完成品に愛着は生まれなかっただろう。
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一次創作にこだわるオタクは、一度ハンドメイドに手を出すと楽しい。私が伝えたいのはそれだけ。
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新曲「ユレ弧」をきっかけに、原口沙輔さんにハマり始めている。
いや、人マニアをボカコレで聴いた頃から好きな作曲家の中に含まれていたが、頭の中の好きな作曲家ランキング上位に食い込んできた感じだ。ライブ映像も見て、メチャクチャ良いな……とひたすら思うようになったのだ。
良い。とても。
ライブでの演奏や曲の音作り、曲そのものの構成がメチャクチャに見えて、全て理論的で計算ずくなんだろうな……と思わせる技巧派な「聴いていて気持ちいいと思わせるサウンド」がひたすらに詰まっていて好きだ。合成音声や音MADなど、ニコニコ動画の世界に明るいのも良い。私くらいの世代は2010年代のニコニコ動画を起点に生まれたカルチャーで幼い頃から育っている(ただしそうでない人間もいる)ので。
今年は超パーティーやるのかな。やるとして、原口沙輔さん来るのかな。きくおさんも来て欲しいな。というかニコニコ動画のメンテナンス大丈夫かな。外野が技術的な側面でできることは何もないけど、頑張って欲しいぜ……と祈りを捧げておく。
今日はこの辺にしておこう。読んでくれてありがとう。