Xデザイン学校ベーシックコース#03 エスノグラフィ 2019.07.27
今回はエスノグラフィのフィールドワーク。
外で歩いて調査するよ!ということだったので、スニーカーや帽子、日焼け止めなど暑さ対策して参戦しました。
まずは講義から
・機能の価値から、体験の価値へ
個々のコンテクストにより欲しいものが違う
・統計的なマーケティングから、質的調査へ
・UX、デザイン思考でベースとなる質的調査。机上の上でアイデアを絞りだすよりも、人、現場、ものを見ることで問題がわかってくる。
・エスノグラフィ:閉鎖集団の社会システムの解明と共感。まだなんだかわからないことを明らかにする。普段の生活でどんなことを行なっているのか行為を通した価値観に着目
・個人差よりも、多くのユーザーの最大公約数。みんなが重なっている真ん中、その場のルールは何か?価値、ニーズの発見。・・・インサイト、本質を見つけること
・フィールドワーク
観察 (なぜ?・・焦点化の精緻化) → 発見 → 洞察(インサイト)
・観察:現状を観察して「見る」 → そのあとに「聴く」なにをしているんだろう?何故こういうふうにしているのだろう?
カウチポテトの人に理想のリモコンを作ってもらう話がとても分かりやすかった。
まずは行動してもらう(作ってもらう)。
その後に何故そのようにしたか、
背景を聞くこと、分析することで
インサイトが見つかっていく。
前部署がマーケティング部内の1.0デザイナーだったため、定量調査やグループインタビューは散々やってきました。
そういった調査だと「店頭で購入する」という点だけでも、売場とは異なる環境だし、調査で謝礼をお支払いしてるし、はたしてどこまで信じていいのか?といつも思っていて、たまーにコンビニやスーパーの店頭売場に張り付いてお客さんの購買行動の観察をすることも。
今回、こういった質的調査という方法を知り、新鮮でした。購買行動の観察なんかよりもずっと、リアルなインサイトが発見できるように感じます。
エスノグラフィのエの字も知らない私が、はたして、ちゃんとフラッとにモノではなく、ヒトを観察できて、だんだん焦点が合ってくるのか不安に感じつつも、いざ、外へ!!!
はじめてのフィールドワーク
今回は「浅草に観光に来ている外国人旅行者の撮影行動」
観光地に行くと、自分も観光者側になってしまうため、人が撮影をしている行為を客観的に見るのは初めてでした。
こうやって改めて見るとなかなか新鮮。
まずは、スマホがかなり多い。
観光だともう少し良いカメラの人が多いかとも勝手に想像してましたがスマホ率が高いですね。後、ゴープロもパラパラ見かけたのも最近の傾向でしょうか。
浅草という日本を代表する観光地であるにも関わらず、赤い提灯とかお寺がセンターではないんですか?というのが第一印象。
すでに自分の先入観との比較で頭がいっぱい。
気になった行動として、個人的に大きく印象に残ったのはこの辺り。
※写真があった方が分かりやすいと思いつつも、勝手にあげていいものか倫理的に分からず、とりあえずテキストのみで。
①
特に若い女性がオシャレして、決めポーズでピンで撮影。
3、4人で来ててもみんなで撮るのではなく、ピン。自分がセンター。
しかも、そんな背景の場所で??
そして、男性が撮影してくれた写真をチェックしては、ダメだし。
時間をかけて何度も撮影し直す・・・
②
自撮りが多い。女子2人で来てもそれぞれ各自自撮りしていたり。
自撮りって背景そんなに映らないんですけどね・・・。
③
絵のフレームは気にせず、雑に撮りっぱなし。動画でずっとまわしっぱなし。好きに動き回る。画面をのぞいて見ると、画角や構図なんて気にやしない。フレームアウトしてるけどいいの??
①②は、時間をかけて自分がセンターの究極の1枚を撮影し、③は、絵のクオリティは全く持って気にしてないけど、同行の人を中心にずっと回していた。
他にもありますが、ここが気になったなあ。
あと、行動観察しているXデザイン学校メンバーは異様でした笑。
視点が他の人と違うから目立つ目立つ。
捕まらないように、と最初に先生がおっしゃっていたのも分かります笑。
この日は花火大会で浴衣の女性が多かったので、女性は浴衣を着て紛れた方が、逆に動きやすかったかもしれませんね。
本当に暑くて暑くて
懇親会の1杯目がしみた1日でした。
みなさま怪しまれながらも?
暑い中、お疲れさまでした。
次回価値分析。
重なっている真ん中はなんなのか?
人が変われば視点や見解も変わると思うので
グループワークも楽しみにしてます。