波にもまれて生きるのです、ひとも流木も
【 Orega Diary 20200916 波にもまれて生きるのです、ひとも流木も、な、話し 】
流木を、削っていると、いろんなことに、気づくんだよね。
今朝は、こんなこと、思った。
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流木に、ナイフで手をいれているとさ、
そのなんていうかさ、
じつに、その無駄のない、木の流れ、みたいなものを、感じるんだよね。
木目の流れっていうかね。
それは、美しく、本当に、美しく。
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その流れを、美しいなあ、ああ、本当に、美しいなあ、と、思いながら、過ごすんだけど、
今朝、はっ!と、こんなこと、気づいたね。
それは、ひとも、流木も、一緒だなあと。
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何が、言いたいかと、いうとね。
流木の、美しさってさ、波に、もまれて、波に、翻弄されて、生まれたものだと、思うんだよね。
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流木ってさ、ある日、突然、海に、放り出されてさ、
嵐の海とか、暗い夜の、海とか、たったひとり、幾日も孤独を、見てさ。
誰も、助けてくれなくてさ、
明日も、見えなくてさ、
自分のことも、見えなくてさ。
長い長い、そんな、日々を経て、いつか、海岸に流れ着く。
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ひとも、おんなじなんだろうなあ。
ひとも、みな、見知らぬどこかに、投げ出されて、
たくさんの、不安な夜を、過ごす。
理不尽なものに、たくさん、傷つけられてさ。
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でもさ、きっと、その、波こそが、
そのひとを、磨き上げてゆく。
その波こそが、そのひとの、無駄を、そぎ落とし、
鋭く、研ぎ澄まされた、感性を、はぐくんでゆく。
そう、思ったんだよねえ。
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だからさ、ひとってさ、やっぱり、生きてると、いろいろ、あって、
悲しいことも、傷つくことも、多いじゃない。
でもさ、そういうときはさ、
今、この、状況が、この、波こそが、自分と、いうものを、磨きあげている。
今の、自分というものを、覆っている、表面を削り取り、
自分の、本質の、部分を、ひたすらに、美しくしていっている。
そう、思って生きると、いいと、思うんだよね。
うん、そう、思うんだ。
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ひとってさ、誰しも、いつかは、大海に出て、あまりに広い、ひとりぼっちの、その世界に、怯えるもんなんだよ。
それが、ひと、と、いうものの、宿命なのだよ、ちみちみ^^ ふふふ
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Mizuho
20200916
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