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陽キャのイケてるオシャレなお嬢さん、お姉さんたちは、陰キャの自分とは別の生き物なんだなと昔から思っている

私は子供の頃から陰キャ女子で、中年になっても陰キャ女子のままです。

だから真反対の存在の陽キャでキラキラした女子力の高い人たちは異星人です。

自分と同じ生き物だとは基本的に思っていません。

容姿も良く、コミュニケーションスキルも高く、流行にも敏感でオシャレで、身だしなみも女らしく整えられていて、何だかしらんけど良い匂いがして、友だちも同じようにキラキラしていて、10代の頃からすでに色気があって、イケメンの彼氏がいて、いつも余裕がある態度で、堂々としている。

こんな人たちが冴えない陰キャな自分と同じ生き物なわけがないじゃないですか。

別の動物ですよ。他の星から来たエイリアンですよ(もしかしたら、こっちがそうなのかもしれないですが)。

タレントのみちょぱさんとか佐々木希さんとか、安室奈美恵さんとか、自分と同じ生き物だなんて全く思えませんよ。

そして彼女らからしても、私たち陰キャたちは自分たちと同じ生き物だと思っていない可能性があります。

一応存在は認めているし嫌いというわけではないけれど、でも「私とはちがう世界の人たち」「なんだかよく分らない不思議な人たち」という感じで、自分たちと同類とは決して見なさない。

陽キャのイケてる部類の人たちは自分たちが格好いい、イケてると分っています。

反対に陰キャのことはダサいとかザコだとか見下すようなことを平気で言って差別します。

ただ頭の賢い陽キャのイケてる人たちは、態度や言葉に出してはっきりと言うことはありませんが、心の中ではしっかり差別していて、自分たちとの間に線引きをしているのです。

悲しいですね。そして残酷ですよね、世の中って。

しかしそれって生涯ずっと続くわけではないのですよ。

私たちが年齢を重ねておばさんになってくると、あるとき「あれ?あの人、若いときはあんなにイケてて美しく輝いていたのに、なんか変わったなあ、本当は元々私と同じ種類の生き物だったのかな?!」って気がつくのですよ。

年を取れば取るほど、イケてる女子も陰キャ女子もみんな同じようになっていきます。

だんだん見た目がお互い近づいてくるのです。

陽キャのイケてるオシャレなお姉さんたちが、自分たち陰キャと別の生物だと思えるのは若いときだけです。

若い時分のほんの短い間だけです。

キラキラしている彼女たちも本当は同じ種類の動物だったのです。しかし若いときは色々な隠れ蓑をつけて覆われてしまっているから分らないだけです。

でもそうと知っていても、やっぱり学生時代とか若い時代は陰キャ側はツラいんですよね。

自分とイケてる彼らを比べるたびに落ち込みますからね。

まあ、これもこの世で自分に与えられた修行なのだと割り切って、少しでも自分らしく楽しく生きていく術を身につけていくしかないですよね。


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