①お腹の中の記憶と。
昨年「親ガチャ」という言葉が流行りましたね。
心とスピリチュアルを学んで知っていくと、人生の選択は「全て自分」という1つの答えがあります。
「親ガチャ」とは真逆の「生まれる前に両親は自分で選んでくる」という説があって、私はこの観点から綴っていきますね。
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20代の頃
まだお互いの心に亀裂が生じていた母から「あんたは本当難産でなかなか出てきてくれんやった。」と何度か聞いた事のある言葉に、私は「過酷な現実が始まるの分かっとるけん、氣持ちのいいお腹から出たい訳ないやん。」と心の中で呟いてました。
当時は毎日が苦しくて苦しくて、心の中はいつも悲鳴状態
5歳の頃の、今でも鮮明に覚えている記憶は、夕方父と帰宅する車中で、自宅にいる母のことを思い出して「あー、この地獄のような、鳥かご中のような毎日からいつ抜だけるんだろう…?」と思いながら窓越しに空を見上げていました。
生まれてから20代半ばくらいまでは、精神的に過酷だったけど30歳位の時、母から「今までごめんね」と謝ってくれました。
私はこのひと言で心は一氣に雪解けて、母と一歩ずつ今までの関係性を修復して、今では真友のように何でも話せる程です。
2人で一緒にいるとふと、
「こんな風にふざけたり、笑い合える時間はもうそんなにないんだな…」
そう思う時、心涙する事はあります。
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子どもの頃は過酷だったし、とても辛かったし、学生の頃は母を憎んでいた時期もあったけど、今ではその経験は私にとって心の宝になりました。
私よりとても辛い幼少期の中で育った母は、今私のカウンセリングを受けてくれていて、だいぶ楽になったと話してくれます。
私は1人じゃなくて、母と一緒に心の痛みを乗り越えてこれたこと
母が私を生んでくれたことに感謝の氣持ちでいっぱいです。
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