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「ロードオブザリング」のサムの心

今年は早めの夏バテになったので、1日お休みを取ってロードオブザリングを鑑賞しました。

カウンセラーなので、登場人物の心模様のお話しをさせていただきますね。

余談ですが
お寺の住職さんの勉強会の時、この映画はスピリットや様々なメッセージ性がある事を教えてもらいました。

私はこの映画は何年かに一度は鑑賞をしていて、主人公のサポートに最後まで尽力するサムにいつもフォーカスをして観ています。

サポート活動をしている私にとってサムの心根は胸打つシーンが幾つもあって、何度観ても初心や原点を思い出させてくれます。

サムの言葉も心に響くシーンがあって、住職さんは5年程前に「これからの時代にもこのフレーズは通じるところがあるよ。」と話してくれた言葉とシーンがありました。

【サムの言葉とシーン】 
パート2の「二つの塔」の最後の辺り、フロドが指輪の魔力に負けてしまいそうになった時、助けるサムに向かって襲いかかり、フロドが我に返る場面。


フロド「僕には出来ないよ。サム」

サム「ええ、ひどすぎます。」「ここにいる事自体何かの間違いです。」「でもここにいる。」

サム「まるで偉大な物語の中にでも、迷い込んだような気分です。」
「闇や危険が一杯詰まっていて、その結末を知りたいとは思いません。幸せに終わる確信がないから。」「こんなひどい事ばかり起きた後で、どうやって世界を元通りに戻せるんでしょう。」

「でも、夜の後に必ず朝が来るように。どんな暗い闇も、永遠に続く事はないです。新しい日がやってきます。

太陽は前にも増して明るく輝くでしょう。それが人の心に残るように。偉大な物語です。子供の時読んで理由が分からなくても、今なら、フロド様。何故心に残ったのか?今はよく分かります。」

サム「登場人物たちは、重荷を捨て引き返す機会はあったのに、帰らなかった。信念を持って、道を歩き続けたのです。」

フロド「その『信念』ってなんだい?」

サム「この世には命を賭けて戦うに足る、『素晴らしいもの』があるんです。」


どんな状況にあっても信じる心や希望を持ち続ける事の大切さをカウンセラーとしても教えてくれるシーンと私は思っています。

サムの種族のホビットは、平凡だけど自然を慈しみともに生きて、喜怒哀楽に愛しさもあって、楽しさを見出す愛と調和の精神性が個人的にとても好きです。


鹿児島県最南端の佐多岬
大きなガジュマルの樹がいました。

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