みんな気になってる?!ノマドニア@バンコク27日間のお財布事情
1ヶ月のバンコク暮らし、どれくらいお金がかかるのか
近頃「沈みゆく日本を脱出し、海外で暮らそう!」みたいな言説をSNSなどで見かけるようになりました。年寄りが牛耳る政治、税金や社会保険の負担の重さ、物価は上がるのに増えない給料…たしかに、今の日本はあまり先行きが明るいとは言えないかもしれません。だから海外の未来ある国に行き、安い生活費で優雅に暮らしたい、と考える人がいるのもわかります。
かくいう私も「ノマドニアでどこでも働けるスキルを身につける&タイ語を勉強する」という目的でバンコクに来ながら、生活費が安くなることも期待していました。
しかし、バンコクでの物価について、ツイッターXではいつも「10万円で暮らせる」という人と「日本よりも金がかかる」と言っている人がバトルをしているような印象があります。実際のところ、どちらが正しいのでしょうか…?
果たしてバンコク10万円生活は可能なのか、私みゆきんが実際に使った額を公開していきたいと思います!
※ノマドニアって何…?と気になった方はぜひ、ノマドニア公式サイトをご覧ください!https://nomadnia.net/
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実際のトータル費用は…?(7/2-7/29)
まず最初に申し上げます。
かかったトータルの費用はズバリ…178,009円でした!
日本の地方暮らしと同程度でしょうか。10万円は遥かに超えてしまいました。
では一体何にいくら使ったのか?実際の金額を用途ごとに公開していきたいと思います。
気になる用途を項目別に解説!
1 家賃
合計:72,229円 1泊あたり2,675円
厳密に言うと、
前半(〜7/15・13泊):
ノマドニア会場まで徒歩圏内、チョンノンシー近くのホテルで1泊2,528円
後半(7/15〜7/28・14泊):
アーリーにてコンドミニアムに民泊、1泊2,812円
でした。
どちらも駅近で、シャワーもトイレもついた個室。民泊の方が部屋の質は良かったですが、飲料水の調達も、掃除やタオルの洗濯も自分でやらなければならなかったので、ホテルの方が楽で良かったなと思います。しかしアーリーはホテルが比較的高いエリアなので、この値段で個室を借りられたのはラッキーでした。
ではなぜ、わざわざ通学に時間とお金をかけてまで、ホテルが高いエリアに引っ越したのか?それはただ単に、アーリーに住んでみたかったからです!住む場所を選ぶのにこれ以上大切な理由がありますか??実際アーリーは高級感・おしゃれ感・ローカル感が程よく混じった素敵なエリアで、ここに住もうと決めたことに後悔はありません。
ちなみに、ホテルがドミトリーならばこの半分以下の価格で泊まれます。家賃を抑えたい場合、広めのコンドミニアムやホテルのツイン部屋を借り、誰かとルームシェアするのも良いでしょう。
2 食費
合計:19,476円 1日あたり721円
自炊一切なしでこの金額は文句なしに安い!バンコクは物価が上がったと言えども、屋台やローカルレストランでは60B(250円)程度で美味しいものがお腹いっぱい食べられます。私は食事以外にちょくちょくおやつも食べていましたが、それでもこの金額です。
ただし、エアコンの効いたレストランはそれなりの値段(200B・820円以上)します。日本では安いチェーン店もこちらでは高級店です。生活費を抑えたいなら日本食は諦めた方がいいかもしれません。屋台のタイ料理美味しいから大丈夫!
3 交通費
合計:12,642円
内訳は
BTS(ラビットカードへのチャージ):8,200円
MRT:725円
タクシー:3,184円
トゥクトゥク:533円
でした。
通学はBTSのみ利用で往復250円くらいだったと思います。飲み会が大抵アソーク近辺だったり、推し活で最果てのモールに行ったりしたので、けっこう高くついてしまいました…通勤手当がない以上、毎日通う場所から離れたところに住むのはマイナスでしかありません。私はアーリーに住んだこと後悔してないけどね!
交通の便を考えると、シーロムあたりで宿を取るのが良さそうです。
4 日用品
合計:5,058円
アメニティはかなり日本から持参したので、購入したのはシャンプー・トリートメント・フェイスパウダーくらい。風邪を引いてしまったため、風邪薬も何種類か購入しました…薬は日本よりかなり安いです。でもシャンプーやティッシュなどの日用品は日本より割高に感じました。あまり買っていないので正確なことは言えませんが。
コインランドリーと洗剤の代金もここに含まれています。洗濯は1回120〜200円、乾燥機も200円くらいで、更に洗剤が1回5B(20円)かかります。頻繁に洗濯すると、けっこう高くついてしまうかもしれません。
5 SIM
合計:3,209円
内訳は
日本SIM:1,543円
タイSIM:1,666円
でした。
海外旅行でパスポートの次に重要な現地SIM。初めてタイに来る人は、最初の数日分だけでも日本で買っておくと安心です。Amazonで購入可能、価格もそこまで高くありません。
私は日本で15日分を購入しておき、現地で30日分を買い足しました。なのでこれは45日分の金額です。
日本のSIMも解約せず、一番安いプランに変更しました。これは変更前の金額で、来月以降はこの半分くらいになります。日本の電話番号のSMS認証が必要になる場面は多々あるので、日本のSIMもキープしておくといいですよ。
6 カフェ代
合計:8,774円
ノマドたるもの、カフェで作業できなくては!ということで、毎日のように課題をカフェでやっていました。ホテルのWi-Fiが弱すぎてやむを得ずカフェに行っていた面もあります。
1回のカフェ代が平均450円くらいの計算です。バンコクには作業のできるおしゃれカフェが山ほどありますが、大体1ドリンク100B(410円)はします…1回の食事より高い…
7 交際費
合計:53,137円
純粋に遊びすぎです。
飲み会6回(家飲み含む)・1泊旅行1回・日帰り旅行2回でこの金額だと思えば…割と安い、ような気もします。
バンコクは日々の食費が安いのに、飲みに行くとなると、日本と同じかそれ以上にお金がかかる印象です。
8 推し活
合計:3,464円
意外に思われるかもしれませんが、使ったのは、推しが来るかもしれないバーに行った(そして来なかった)時の代金のみ。タイでは俳優のイベントは参加無料であることが多いのです。ノマドニア期間中に推し活には何回か行きましたが、参加費用は全くかかりませんでした。ただし、場所がバンコク都心とは限らないので、交通費はそれなりにかかります。
ノマドニア@バンコクで1ヶ月弱暮らしてみて
ノマドニアの27日間でガッツリ散財した私ですが、実際生活してみての実感は「節約すれば10万円生活は十分可能、日本と同じような暮らしを求めるなら日本以上に金がかかる」という感じです。
バンコクで10万円生活をするなら、
ホテルはドミトリーで
個室にすると最低でも7万円くらいはかかるので、他の部分でかなり節約しないといけなくなるでしょう。ドミトリーなら家賃は1ヶ月3〜5万円で済みます。
ちなみに、コンドミニアムなどを借りた場合、家賃が安いところだと駅が遠くて交通費が余分にかかる他、電気代などの諸費用がかかります。ちゃんと試算したわけではないのですが、結局ホテルの個室に宿泊するのと変わらないのでは?と思っています。
遊びは月4回まで
毎週遠出をし、毎週飲み会に行くのはさすがに遊びすぎです。金銭的にも体力的にも、飲み会・旅行合わせて月4回くらいにとどめたいものです。
カフェで作業しない
できるだけ自室で集中できる環境を作るべし。Wi-Fiがちゃんとしてる宿を探すことも重要ですが、こればかりは泊まってみないとわからないのが難しいところです…
通うべき場所があるなら徒歩圏内で
通勤や通学が都心の場合、徒歩圏内に住むと家賃が高くなるため交通費は致し方ないですが、通う場所が郊外にあるならば徒歩圏内に住むのが賢いです。楽ですしね。
こんな感じの暮らしであれば問題ないでしょう。
しかし、10万円生活をする場合、食費の項目でも述べたように、日本食はほぼ食べられません。レストランで食事できるのもせいぜい月1,2回です。それを辛いと感じる人には、10万円生活はできないと思います。
私自身も、ドミトリー暮らしはできないため、10万円生活は諦めています。でも12〜3万円なら行けそう!日本より多少は安く暮らせるはず!と思っています。
都心・駅近の広いコンドミニアムで、週に3回は日本食を食べ、飲み会や旅行も頻繁に行く…みたいな暮らしをしたいなら、当然10万円では無理です。むしろ日本よりもお金がかかるのではないでしょうか。
なので、「10万円で暮らせる」「日本よりも金がかかる」論争については、
「その人のライフスタイル次第でどちらも正解」というのが私の結論です。
以上、ノマドニア@バンコク27日間のお財布事情でした。
さて、ここまで頻繁に出てきた「ノマドニア」というワードについて、何の説明もなく書いてきてしまいましたので、最後にしっかり説明させていただきたいと思います。(既にノマドニアをご存知の方は読み飛ばしてくださいませ…!)
ノマドニアは、株式会社スラッシュワーカーズが運営する「1ヶ月の海外居住体験・10種の職業体験ができるワークショッププログラム」です。「リモートワークで好きな場所から働きたい」という理想を持つ人のために、「海外で実際に生活してみる体験」「リモートワーク可能な10の職種をやってみる体験」を提供しています。現在はジョージア・バリ・バンコク・メキシコ・韓国の5都市で開催中。海外居住体験や職種体験ができるだけでなく、日本最大級のノマドコミュニティの一員になれたり、デジタルワークで仕事を獲得するためのノウハウを学べたりします。
私は「バンコクに住む」という夢を叶える方法を探してノマドニアに辿り着きました。そして27日間のワークショップを終えた今、参加して良かったと心から思っています。その話は、またどこかで。
ノマドニアに少しでも興味を持たれた方は、ぜひ説明会に参加してみてください。公式サイト(https://nomadnia.net/)からLINE経由で申し込みできます。説明会だけなら費用はかかりませんし、どういう組織でどんな人が運営しているのかがわかって安心できると思います。
そして思い切って参加を決めた方!晴れてノマドの仲間入りですね!世界のどこかでお会いできる日を楽しみにしています。
冒頭にも書きましたが、申し込みをする際に紹介コード「bkk116」を使っていただくと、3000円分のAmazonギフト券がもらえます。ぜひご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。