突然のお試し
先日、「欲がなくなった」なんて書いていたら!
ちょっとした出来事があった。
先日、いつものように眼科で
検査がてらコンタクトを処方してもらった。
3か月に一度、もう30年以上の馴染みのルーティンだ。
しかし、この日はちょっと違った。
いつもの検査がなんだかちょっと長めだなと思っていたら、
「念のため、写真を撮りましょう。」と先生が言う。
それで、初めて見る機械で2台。
それぞれ数枚写真を撮り、再度診察を受けた。
先生は、
「ほら!やっぱり~!
視神経低形成ですね。
これね、すごく見つけにくいんですよ!
やはり検査してみてよかった!」
と矢継ぎ早に口にし、心なしか嬉しそうに見えた^^;
???となっている私に、先生は、
おそらく先天性のものであること。
写真では、低形成によるものか緑内障によるものか分からない色の反応が出ているので、今度は視野検査というものをした方がいいこと。
だけれど、視野検査は少なくとも1か月おきくらいに3回は受けないと診断ができないので、
根気強く検査しましょうということ。
どちらにしても、これからは生涯、定期検査は必須ですということ。
などを、やはり嬉しそうに(見えた^^;)話された。
見つけにくいものを見つけたというプロの独特の眼力というのか、
こういう分野が純粋に大好きなのだなというのが伝わってきて、
そこに妙に惹かれて、話の内容もだけれど、先生の表情や話しぶりをじっと観察していた。
そう。私はというと、こういう観察が、とても好きなのです笑
話を戻して。
帰宅して、じんわりと気になってきた。
勝手に、目が見えなくなるところまで妄想が湧いてくる。
美しいもの、愛しいものがだんだん見えなくなるなんて…
嫌だ、怖い…
そういうしていると、なんだか左足の痛みも気になるし、
左手の痛みも気になるし、
なんならお腹も背中も痛い気がして、気になる…
もう身体全部が悪くなっているんじゃないかと気になってきた。
なんだ、欲あるじゃん。
めちゃめちゃある。
私は生きたいし、できればよりよく生きたいし、
喜びを生きたいし、
いや、めちゃ生きたがってるやん!
日頃、いつ死んでも悔いはないなんて思っていたし、
確かに悔いはないけれど、
でも私は、欲の塊と言ってもいいくらい
生きたがっている。
そういう存在なのだと気づいた。
ちょっとかっこつけて、スカシていた自分が
恥ずかしくなった。
そっと与えられていること、差し出されているものに、
すぐに慢心してしまう。
その慢心すら許され、それでいてどこか本流にようなものに、
やはりそっと戻してくれるはからいが宇宙にはある。
素直になれと
優しく喝を入れてもらったような気持ちになった。