甲状腺検査その後
甲状腺に石灰化があると言われてから
3ヶ月が過ぎた。
エコーの検査結果は2つある腫瘍のうち、ひとつは良性。
もうひとつは悪性の可能性ありという
ものだった。
それが2月半ばのこと。
エコー検査の結果をリウマチの主治医はサラリと言うと、そのまま話を終わらせようとしたので、
「これって細胞診やらないとですよね」と聞くと、
「うーん、そうなのよね。でも、うちの病院これできる人いるかなぁ」
「ちょっと外科に聞いてみるけど、そもそも外科でいいかもわからないなぁ」
と言う。
「じゃ、専門の病院に行きたいです」
と伝えると、
「あっ、そうする?じゃ、紹介状書くので3週間後で」
すかさず
「そんなにかかるんですか?」
と私。
「見て〜、忙しいのよ」
と先生。
、、、なんか、何も返せなかった。
「リンパは腫れてないんですよね?」
と聞くと、
「あ〜、周りをちょこっとしか見てないからねぇ」
と言われ、怒りを通り越して呆れると言うか、何を言ってもダメだと諦めた。
そもそも、12月20日にCTで石灰化が
見つかった時、
「大丈夫よ、悪い物じゃないから」
と言われ、エコーまで1ヶ月以上待つのを
家族が心配して、検査早められないか
電話で相談した時も
「大丈夫だから」
としか言われず、、、
そして3週間後の3月6日、紹介状まさかできてないとかはないよな、、、
と病院へ行くと、案の定紹介状はできて
なかった。3時予約の診察も最後に回されたのか4時半頃呼ばれ、リウマチの話が終わったので、
「今日紹介状いただけますよね?」
と言うと、
「あー、はいはい。ちょっと時間かかります。で、エコーの結果は渡せないので
そっちの病院でやってもらってね」
と、、、
私はこの3週間何を待っていたんだろうか。
紹介状なしでも専門の病院の受診は可能だったけど、せっかくエコーまでやったんだからと3週間待ったのに、、、
病院中に外来受診の患者さんが誰もいなくなり、お会計窓口も閉まり、正面玄関も閉鎖され、シーンと静まり返った中やっと紹介状が出来上がり、救急入口から出してもらった、、、
悪いものだったらどうしよう。
母に何て伝えたらいいだろう。
手術で声が出なくなったら、、、
でも、悪性と決まったわけじゃない。
元気だし、きっと良性に違いない。
毎日毎日気持ちがジェットコースターのように上がったり下がったり。
先生!患者は不安なんですよ!
いくら甲状腺の腫瘍はゆっくり大きくなるって言われても、今この瞬間にどこかに転移しているんじゃないかと思っちゃうんですよ!
専門の病院での細胞診の結果が明日やっとわかる。
きっと良性。
たぶん良性。
待ち疲れて、人ごとのようにも感じてる
気もする。
こんなに待ったことにはどんな意味が
あるのだろう。