そして、バトンは渡された
瀬尾まいこ氏による
『そして、バトンは渡された』
を読みました。
家族、そのバトンを渡すとき、の物語です。
主人公 優子は、幼い頃に母を亡くし、さまざまな事情で、新しい親のもとを転々としていきます。
しかし、どの親からも愛情をいっぱいに受け、逞しく生きている姿が描かれており、その勇気や強さに惹かれます。
最後の父親となった『森宮さん』は、何事にも動じずあっけらかんとしていて、しかし愛情深く、こんなお父さん素敵だな、と何度も思わされます。
食卓のシーンが度々描かれますが、どれもおいしそう。
特に印象的だったのは、優子を元気づけるために何日も続いた餃子。
私自身、一人暮らしなので、家に帰ってごはんがある幸せは、今になって実感します。
読み終わった今、ジーンとした感動が胸に広がっています。
みなさんも、読んでみてくださいね。
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