水中ゴミ拾いダイビングでボランティアがエンターテイメントに!
沖縄で水中ゴミ拾いダイビングをして来ました!
文字通り、スキューバダイビングをしながら海の中でのゴミ拾いです。
今までも、ダイビング中、空き缶やペットボトル、釣り糸、ビニール袋など、様々な海洋ゴミを見かけることもあり、簡単に拾えるものは回収したりしていましたが、とても気になっていました。
沖縄の美しい海を守る活動をされている女性経営者のダイバーさんはとても美しい方でした☆
⭐「Dr.blue」の美人ダイバー
ある日、夕方のニュースを見ていて耳に飛び込んできた言葉。
画面に映る美しい女性。
Dr.blue 代表 東 真七水(あずま まなみ)さんです。
(以降、まなみさんと呼ばせていただきます)
まなみさんは、奈良出身。
美容部員をされていた頃、訪れた沖縄の美しさに魅了され、4年前に移住したそうです。
「Dr.blue」さんが開業したのは5月30日。
「530」は、「ごみゼロの日」!
なんとステキ!
開業支援金は、より多くの人に海の環境問題について関心を持っていただきたいと、クラウドファンディングで支援金を集められたとか。
水中ゴミ拾いダイビングにはダイビングライセンスが必要なんですが、クラウドファンディングであれば、ノンダイバーの方でも参加することが出来ますね!
現地で合流したまなみさんは、女優さんのように美しい方でしたが、驚いたのはとってもスレンダーで華奢な方だということ。
お車には4人分のタンク、機材(マスク・フィン・BCジャケット・レギュレーター)、終了後シャワーに使えるようにタンク・ボトルにいっぱいのお水!
「えええ!お一人で!?」
大抵、ダイビングショップでお願いすると、男性も含む2名以上、ということが多いのに、まなみさんお一人。
重い機材を軽々と運ぶ可憐なお姿、頼もしい!
沖縄でも水中ゴミ拾いを専門にするダイビングショップは他にないようで、沖縄テレビで紹介された時のYouTube、見付けました。
⭐初めての埠頭ダイビング
参加するにはダイビングライセンスが必要、ということで、今回はライセンス持ちの4名で参加しました。
まずは水中ゴミ拾い初心者コースで。
ゴミは多いけど、砂が舞って濁りやすく視界が悪いポイントなどの達人コースというのもあるそうです。
場所は「水釜」という、沖縄県中頭郡嘉手納町の海岸。
大きな川から海に流れ出るポイントで、ゴミが溜まりやすいんだとか。
水も綺麗!
通常、ダイビングで海に入る方法は2種類。
✅ボートダイビング
ポイントまでボートで移動し、タンクを背負ってダイブ!
✅ビーチダイビング
タンクを背負ってビーチを歩き、波打ち際から入水!
でも、ここはボートでもビーチでもない「埠頭ダイビング」とでも言いましょうか。
こんな感じのところから階段を降ります。
テトラポットの合間から入水!
午前中は手前まで波が来ていて、入ろうとしても波に戻され、ちょっと苦労しました。
2本目は、1段1段が結構高い階段でしたが、小柄な友人も頑張って昇り降り!
⭐水中ゴミ拾いダイビング
海に入るといきなりお魚いっぱい!
黄色いハコフグやツノダシ、ヒトデやウミウシ!
ついつい、水中生物を探してしまいそうになったけど、この日の目的はゴミ拾い!
集中、集中!
水釜の特徴は沈んだバイク!
ただ、これは人力では持ち上げれないし、釣り糸なども、かなりの長さがあるものなどは、ダイバーの機材に絡んでしまっても危険なので、安全第一。
空き缶発見!
といっても、砂をかぶっているので、見付けにくい!
最初はまなみさんが指を指して教えてくれました。
こういう状態で沈んでるんだ~!
空き缶などはまず中身を確認。
何故なら、小さな生物が住処にしていることもあるからです。
流れ着いたばかりかな?と思われる真新しいものもありました。
岩影になにかあるので引っ張り出してみる。
ん?
なんと、ラジカセのフタ!?
「再生」ボタンある~。
まなみさんの話では、半世紀前のゴミを発見することもあるそうです。
プラスチック片やライターなど。
コーキング材や、釣り糸も。
レッツ計測!
この日、2本のダイビング、4人で約1.8kgのゴミを拾うことが出来ました。
なんと、まなみさんは、この4年でトータル500kgのゴミを回収されたそうです。
すご~っ!
こうしたゴミは、海の中でマイクロプラスチックと呼ばれる5mm以下のプラスチック片となり、魚が食べてしまい、その魚を大型の魚が食べ、その後、人の口に入ることもあるわけですよね。
クラゲが好物だというカメさんは、水中で漂うビニール袋をクラゲと勘違いして食べてしまい、胃袋が詰まって死んでしまう事例なども聞くことがあります。
水中ゴミ拾いダイビングで少しでも食い止めることが出来るのなら嬉しいです。
これぞ「水際対策」じゃないですか!
また、今回はサンゴが白っぽくなっているのも気になりました。
言わゆる「白化現象」。
海水温度の上昇などで、サンゴの中で共生している褐虫藻が追い出されてしまい、このまま褐虫藻が戻らないとサンゴは死滅するのです。
沖縄では台風は自然を守る上でも大きな役割を担っているといいます。
台風が来て、海水をぐるぐるかき回すことで、温度が低い深い部分の海水と混ざり、サンゴにとって良い環境となり魚も住みやすくなるのです。
沖縄に旅行に行く際にはもちろん
「どうか台風が来ませんように」
と思うし、ニュースで沖縄に上陸、と聞くと、当然、被害が出ないことを願います。
でも、2024年は台風が少なくてサンゴが損傷していると聞くと、その後、沖縄に台風が!と聞くと、「お~、良かった良かった」とも思うこの頃です。
今回、水中ゴミ拾いダイビングをご一緒した友人のひとりは、東京で沖縄料理店を経営する女性。
彼女がPRTimesに記事をあげていました。
影響力のある方が発信することで、関心を持つ方が増えるといいな、と思います。
⭐ボランティアからエンターテイメントへ
ゴミ拾い、聞くと「ボランティア」というイメージです。
でも、「Dr.blue」さんでは、水中ゴミ拾いダイビングを、ボランティアというだけではなく、エンターテイメントに変えて、楽しく環境問題について考えるきっかけづくりをしておられます。
私達が見付けた、コーキング材の黄色い容器を見て、
「これはいい!」
と言ったまなみさん。
実は色が綺麗な海洋プラスチックなどを使い、アクセサリーなどを作る
「アップサイクルコース」
というのも実施されておられます。
一部、見せていただきました。
わー!
「530(ゴミゼロ)」だ~☆
綺麗!
もちろん、ダイビングは出来ない、という方も、自宅の近く、公園、ビーチクリーンなどにも参加出来ますね。
こちらはハートロックで有名な沖縄の古宇利島(こうりじま)。
この時、小笠原諸島沖で海底火山の噴火による軽石が沖縄に押し寄せていた時期。
「古宇利ブルー」とも呼ばれる美しい海、ビーチのはずがゴミだらけでびっくり!
ちょうどレジ袋を持ち合わせていた私達、たった2~3分で満杯になってしまうほど。
ここで良かったのは、海洋漂着ゴミ仮置き場があり、捨てて帰ることが出来たこと。
別のビーチで拾ったゴミは回収箱がなかったので、ホテルまで持ち帰りましたが、その時宿泊していたルネッサンスリゾートオキナワの入り口のポーターさんが引き取ってくださいました。
「ブルーサンタ」というのをご存じでしょうか?
普通サンタクロースは赤い服を着て、袋からプレゼントを出して子供達に渡します。
ブルーサンタとは、青い服を着たサンタクロースが、海の日にゴミを拾って袋に入れ、子供達に綺麗な海をプレゼントする、という活動なんです。
地域でも身近にそうしたイベント、エンターテイメント化されたボランティアがあるかもですね。
以前、海洋ゴミについての記事も書きました。
まず、興味を持って調べてみることから始めてみませんか?
私も水中ゴミ拾いダイビング、サンゴの植付けダイビングを継続します。
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