任天堂の元本社社屋のホテル「丸福楼」に宿泊!新築棟は安藤忠雄建築!
USJの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」に、2024年12月11日、新アトラクション「ドンキーコング・カントリー」がオープンしましたね!
以前「スーパーマリオ・ランド」に行きましたが、まさにゲームの世界に飛び込んだみたいでした。
「任天堂(ニンテンドー)」の名が世界に認知されるようになったのは、1985年に発売され、大ヒットした「スーパーマリオブラザーズ」から!
先週は、2024年10月に京都府宇治市にオープンした「ニンテンドーミュージアム」に行った際の記事を書きました。
その任天堂のルーツに触れることが出来たのが「丸福楼(まるふくろう)」。
実はここ、任天堂の元本社社屋がリノベーションされ、2022年4月に開業したホテル!
任天堂創業の地での感動の宿泊体験です。
⭐花札から始まった任天堂
任天堂は、1889年 (明治22年)、山内房治郎氏が京都市下京区で創業した会社で、花札の製造を開始。
山内氏は、元々花札職人さんだったと、ホテルの方にお聞きしました。
1902年 (明治35年)には、日本初のトランプ製造を始め、その後、会社名が株式会社丸福(現・任天堂株式会社)となっています。
こちらは「丸福楼」のラウンジにも展示してあったもの。
会社の沿革を見ていると、
”1951年 (昭和26年)任天堂骨牌株式会社に社名変更”
との記載。
骨牌?こつひ?
なんだ?
と思ったら、これ、「かるた」と読むんですね~!
知らなかった~!
「骨牌(かるた)」とは、中国で象牙や獣骨、角などで作られた札のゲームを指す言葉だそうです。
任天堂株式会社(現商号)に社名を変更したのが1963年 (昭和38年)。
1983年 (昭和58年)家庭用テレビゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売した際に、京都府宇治市に宇治工場を設置。
「ニンテンドーミュージアム」がオープンしたのは、この工場跡地です。
そして京都市下京区鍵屋町に建つ、任天堂創業者・山内家の住居だった建物が、2022年4月、全18室のホテル「丸福楼」として生まれ変わったのです。
ホテルに到着すると、外国人の方が、入り口の写真を撮っておられました。
右から読む看板がレトロ~♪
山内家の住居でもあった既存棟は、時を重ねた趣たっぷり!
まずはラウンジでチェックイン。
この椅子は山内家で使われていた当時のものだそうです。
ショーケースには創業当時の花札やトランプや、安藤忠雄氏に関する建築誌、ゲームなどが展示されていました。
⭐歴史ある既存棟と安藤忠雄氏デザインの新築棟
「丸福楼」は、旧本社社屋だった既存棟と、安藤忠雄氏設計監修による新築棟、元倉庫の建物と並んでいます。
新たに建てられた新築棟は、安藤忠雄氏の設計監修。
もちろん、コンクリート打ちっ放し。
どちらも見たい、泊まりたいで、女性2人が既存棟、男性2人が新築棟に宿泊しました。
既存棟の入り口がこちら!
「お邪魔します」と言いたくなる邸宅感!
2階へ。
既存棟では全ての客室デザインが違う中、選んだのは、山内家の客間だったお部屋「スーペリアキング」。
色鮮やかなカーテンなどの配色がレトロですごく可愛い!
後述する館内ツアーで見た、別のお部屋の写真を見ると、このお部屋もきっとこんな感じだったのかな。
暖炉や希少な泰山タイル、天井装飾も当時のまま!
クローゼットの扉も、倉庫などの別の場所で使われていたもの。
バスルームなどの水回りは最新で快適!
安藤忠雄氏設計の新築棟は当然モダンでおしゃれ。
階段上がったところも演出されてます。
お部屋はシンプルでスタイリッシュ。
既存棟、新築棟を結ぶ通路もステキな雰囲気。
夜の丸福楼入り口は優しいグリーンのライトに照らされていました。
⭐レトロ感にうっとり、館内ツアー
館内ツアーがあったので申し込んで巡って来ましたが、これは宿泊したら絶対に行くべき!
事務所になっているところも見せていただくと、なんかルーツを感じるものがいっぱい!
事務所の横には昔から使われている時計。
昔の雰囲気残しつつ、補修されてるのがよく分かります。
1階の廊下は川のイメージだそうで、天井にはお魚がぶら下がり、刺さってました~!
入り口近くにあるアオサギは、旧本社社屋で使われていた壁紙などで作られたもの。
天井にいたお魚もこの柄ですね。
アオサギの台となっている丸いのは、井戸だったかな?
iPadで見せていただいた写真によると、昔は商品が展示されていたようですね。
既存棟の入り口。
最後は倉庫棟。
今は使用されていませんが、エレベーターが超レトロ~!
「無用のものは昇るべからず」という札が。
ステンドグラスはもちろん、配電盤?ですらエモい!
かるた、花札、トランプ製造から始まってここまでの会社になるってすごいですね!
⭐レストラン「carta.」
夕食、朝食は、元々倉庫だった1階にある「carta.(かるた)」。
料理家 細川亜衣さんが監修するレストランです。
ホテルの前の通りは「任天路地」と名付けられてる~。
ちなみに、「かるた」という読み方は、ポルトガル語で「カード」を意味する「carta」に由来しているそう。
ここは宿泊者以外でも利用出来るレストランです。
🔶クリームコロッケ
🔶カルパッチョ
🔶野菜のソテー
🔶クラムチャウダー
🔶ハンバーグ
ハンバーグがジューシー!
🔶ライス
🔶ロールケーキ
ご飯にレモン⁉️と思ったら、これがすごく美味しかったんです。
自分でもやってみよう、と思っていたの、忘れてた!
朝食は、洋食、和食が選べ、私達は和食にしました。
🔶すり流し
🔶焼きびたし
🔶鯛かぶら
🔶きんぴら
🔶卵ごはん・けんちん汁
🔶ヨーグルト
卵がのったひじきご飯、けんちん汁、最高!
一皿一皿、美味しくて優しい味に癒されました。
「carta.」
京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342番地
営業時間
[ 朝食 ] 7:00-11:00(10:00 L.O.)
[ 夕食 ] 17:30-23:00(21:00 L.O.)
ラウンジも充実!
安藤忠雄建築の新築棟なので、壁には安藤さんの作品。
冷蔵庫にはお酒、ジュース各種。
チーズや生ハム、フルーツやフィナンシェなどがある中、特にプリンが絶品!
絶対食べるべし!
ラウンジに飾ってあったサギのタイルアートは元々お風呂場にあったものだそうです。
元本社社屋のホテル「丸福楼」に宿泊し、最新施設「ニンテンドーミュージアム」にも行き、任天堂135年の歴史をワープして感じることが出来ました。
USJのドンキーコングも少し落ち着いたら行ってみよう!
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