小学校が水族館に変身!「みなとやま水族館」(神戸)
2022年7月、神戸市兵庫区にオープンした新スポットが「みなとやま水族館」。
ネットでこの情報を見つけた時には、
「え!?2021年10月に劇場型水族館「アトア」が出来たばかりなのに、また神戸に水族館?」
と思ったのですが、ちょっと異色でした。
実は元々小学校だったところがリノベーションされて水族館に生まれ変わった場所なんです。
水族館の他にもフードホール、ガーデンキッチン、ハーブ専門店、湊山醸造所などがあり、地域のための学童保育の施設にも活用されていて、とっても和む新スポットでした。
⭐理科室が水族館に変身!「みなとやま水族館」
141年の歴史を経て廃校となった神戸 湊山小学校の跡地に誕生したのが『NATURE STUDIO』。
「自然と暮らし」をテーマとしたコミュニティ型の複合施設。
格子状のデザインが斬新です!
特に夕暮れ時がステキ☆
「みなとやま水族館」の外観は、まさに小学校の雰囲気、そのままですね。
元々理科室、図書室だったところが水族館に。
館内にはリノベーションのビフォア&アフターのパネルが色々掲げてありました。
中に入ると、まず目に飛び込んできたのは、水槽の前に置かれた椅子。
小学校の小さな椅子~♪
懐かしい~!
そして靴箱も残されていました。
レトロ~♪
これはもう座らずにはいられないでしょう。水槽にかぶりつき、可能。
そう!
ここ、何がいいって、人が少ないので、じーっくり見れるんです。
展示数は少ないけど、他の大規模な水族館なら歩きながらサッとチラ見程度のようなお魚ちゃんも、床に置いてあるクッション椅子に腰かけながら、じーっと見ちゃいました。
綺麗な色、模様のお魚☆
ちょっと深海っぽく暗くなった水槽には、不思議な生き物が!
左上の子は、黒板消しくらいの大きさがある紫の身体に、赤いサンゴのような触手!?が生えた不思議な生き物でした。
カワウソコーナーは、水槽とプレイルームの2部屋があるVIP対応。
クラゲちゃんは別室。可愛いな~♪
その他、色々体験コーナーがありました。
・ドクターフィッシュのふれあい体験(無料)
ドクターフィッシュって角質を食べてくれるってことなので、あまりわーっと集まられても「私、そんなに角質多い!?」とショック。
でも、ここは無料だったからいいけど、有料のところだと、全く寄って来なくてもすごく損した気分。
複雑(笑)。
この踏み台、懐かしい~!
・ニジマス釣りの池
・コイのエサやり
もありました。
⭐体育館がフードホールに変身!
水族館を楽しんだ後は、体育館を利用したフードホールへ!
体育館だけに天井が高くて開放的!
「open air」というクラフトビール屋さん。
私はお酒が飲めませんが、友人が全種類、お買い上げ♪
下で見掛けた醸造所で作っているという。
ここで一番気に入ったのは、青森りんご専門店「あら、りんご」。
王林のりんご飴がめっちゃくちゃ美味しくて感動!
しかも、カットしてあるものがあって、食べやすい!
昔はお祭りに行くと必ず買ったりんご飴。
量が多くて最後、持て余すのも分かってるんだけど、丸ごとかぶりつくのが楽しかったんですよね~。
また食べたいな~と思っていたら、後日、梅田のルクアに「あら、りんご」が新たに出店していたので、買っちゃいました♪
ただ、ここはカットしたものがなく丸ごと。
買って帰って、丸ごとかじってみようかとちょっと試みましたが・・・
歯が負けそうで、高くつきそうだったので、カットして食べました(笑)。
神戸発祥のカレー店「マンドリル」もあり。
⭐ランドセル入れもハーブ専門店で再利用
道路に面したエントランス部分であった1階には、ハーブ専門店「HERB SHOP」。
ハーブや野菜の苗、果樹、鉢や土などの園芸ツールや、植物にまつわる雑貨、アロマオイルなどが販売されていました。
棚で目を惹いたのは、懐かしのノート、
「れんらくちょう」「こくごちょう」「算数帳」。
ノスタルジック♪
そして、壁面の棚は、かつての湊山小学校のランドセル入れ!
上下を入れ替えて使用しているそうです。
アイデア、ですね!
⭐給食室がビール醸造所に変身!
ハーブ専門店の横を見ると、大きなタンク。
これがフードホールで売っていたビールの醸造所で元々は給食室。
入っていいものか迷いつつ、友人と2人、ガラスに張りついていたら、
「どうぞ」と声をかけてくださったので、中へ。
地域の資源を活かしたクラフトビールだそうです。
洗浄などで水を多く使う醸造に、給食室の床の傾斜や排水路が役立っているそうですよ。
なるほど~。
ここ、湊山醸造所では、1日かけてブルワー(醸造技術者)が仕込んだ麦汁をその後3週間かけて発酵~熟成させて製造。
1回の仕込みで1200リットルのビールが出来るそうです。
また、ビール製造の工程で出る麦芽かすは、農場で堆肥となって、またハーブ専門店で販売される苗に生まれ変わるとか!
すご~い!
まさにサスティナブル!
⭐「少子化」と「サスティナブル」が合体したプロジェクト
廃校利用。
これこそ、「少子化」と「サスティナブル」が合体したプロジェクトじゃないでしょうか。
日本では、毎年、約450~500校が廃校になっているそうです。
文部科学省が掲げるのがこのプロジェクト。
最近は、廃校がリノベーションされて、ホテルや商業施設に生まれ変わった場所が沢山ありますね!
私も、以前に巡った4つの施設を紹介する記事も書きました。
文部科学省のHPには、「廃校活用事例集」が載っていて、
せんべい工場、介護施設、木のおもちゃ館、福祉型農業施設、バイオマス発電所、映画・CMのロケ地、道の駅、グランピング施設、レストラン、県の庁舎、酒蔵など、多種多様です。
私は「元小学校」と聞くと、わくわくするので、さらに昨年、「京都市立立誠小学校」をリノベーションした「立誠ガーデンヒューリック京都」にも行って来ました。
ここには、
・「THE GATE HOTEL」
・京漬物の西利が展開する「AMACO CAFE」
・タピオカミルクティー発祥の「春水堂」
・「BLUE BOTTLE COFFEE」
・「マンハッタンロールアイスクリーム」
・図書館
などが入っていました。
これからますます増えそうですね。
このプロジェクトは、地域創生に繋がったり、地産地消を促したり、新たな雇用を作り出したり、なにより楽しい新スポットが増えることにもなり、すごくステキな取り組みだなあ、と思いました。
また「元小学校」と聞いたらどこか、行っちゃうかも♪
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