真谷優の大学留学記65「出番を終えて」
結果から言うと僕たちのステージは大盛況だった。なんなら以外にも知ってる人が多くて振りコピやコールまで発生していた。自分のリサーチ力のなさと、きら広の人気度の高さに驚いた1日であった。
出番が終わったあとは展示などを見て回って、あっという間に学祭が幕を下ろした。「あぁぁ!!やっと終わったぁ!」夕方、人が少なくなった廊下で思い切り伸びをする。 そんな時、不意に後ろから声をかけられた。声のした方に振り向くとそこには一緒にステージにたったアドルフがいた。《やぁアドルフ。 どうしたんだ?》《俺の提案に乗ってくれてありがとう!いつか日本に行ってライブに参戦したいんだ》そうだった、こいつは今回の企画を提案してきた張本人だったわ。《そうなんだ、いつか行けるといいね》《ユウはアイドルとか興味は無いのか?》《あまりそういうのには明るくなくてね》《まぁ、でも気になったら聞いてみるのもいいよ!》《時間があれば聞いてみるよ》