【30代からの上京日記 #001】すき焼きと恋バナを嗜む元日

2025/01/01

元日を迎えた午前0時。朝何時に起きようか考えながら、ふと「せっかくなら初日の出が見たい」と思った。東向きのわたしの部屋からは、日の出が綺麗に見える。方角などとくに気にせず直感で決めた部屋だったが、明るい朝を迎えられる点が大のお気に入りだ。

アレクサに日の出時間を尋ねたところ、6:52だという。わたしは目覚ましを6:30にセットして、眠りについた。

翌朝、無事に時間通り起床して歯磨きをしていると、さっきまで暗かった空に、じんわりとオレンジ色が滲んできた。太陽を直接見てはいけないのに、まじまじと見つめたくなってしまう。

飛行機が飛んでいた

冷たい風に震えながら久しぶりにベランダに出て写真を撮っていると、隣の部屋の窓がガラガラと開いた。お隣さんも、初日の出を見ているのだろう。お互い、いい一年になるといいですね、と思いながら部屋の中に戻った。早朝はさすがに冷える。