友と金沢旅でパワーチャージ
今年3月に計画し予約をしていた
金沢旅は私のバースディに合わせた
バースディトリップになった。
2泊3日。
3人それぞれ初めての金沢旅。
大宮駅から北陸新幹線に乗って
2時間半ほどで到着。
荷物を宿泊先のロビーに預け
直ぐに近江町市場に向かって
回転ずしランチをいただく。
それから
21世紀美術館⇒兼六園
そして夜は香林坊、せせらぎ通リにある
LA BETTOLA da Ochiai
あの落合シェフのイタリアンのお店で
フルコース!!
事前予約をしてくれた友二人から
ご馳走になった。
「はじめの一皿」から始まる
前菜からメイン、デザートまで
丁寧なきめの細かいお料理に堪能。
ハッピーバースディプレートは
とても華麗で素敵だった。
友達の一人は
中学校からの長いお付き合い。
何と50年(驚きの年数!)
互いの仕事や子育ての期間もあり
交流が途絶えていた時期があったが
10年前にプチ同総会で再会して
以来のお付き合い。
色々なことがあった…
その中で色々ありながらも
今も穏やかで終始笑顔で
いられる友人関係。
人との付き合いも
「熟成期間」があるのだと思う。
二日目は永平寺
二日目は福井県まで脚を伸ばし
「永平寺」を訪れた。
山あいにある幽玄な禅の道場。
「人生で1回訪れたい場所」と3人の
共通の願望が実現したのだ。
紅白歌合戦が終わり
「ゆく年くる年」の静かな番組の中で
映し出される永平寺。
幼い私の記憶として
除夜の鐘を数人の僧の方々が
打たれる姿と
雪の中の樹木が刻まれていた。
3人全員、「何かが」響いた。
人生50年と言うけれど
3人とも子育てもひと段落
自分に向き合える時間が
増えてきた。
特に私は
昨年末から今年にかけて
怪我や不調な出来事があったので
旅に来れた自分へ感謝していた。
「歩ける」「食べれる」「笑える」
これらは
当たり前のことではない。
日頃、それぞれ皆忙しい。
時間は意識すれば作れる。
『歩けるうちに旅しなきゃ!』と
心からそう思った。
金沢旅のフィナーレは九谷焼
ホテルでは大抵
朝食付きプランを選ぶ。
(とても美味しかった!)
今回は三井ガーデンホテル金沢。
非常に落ち着いた建物で
インテリアも金沢のアートを
さりげなく組み込んであった。
金沢の旅の3日目。
午後15時前に帰途新幹線へ
乗るのでいつものことながら
最後は少しバタバタしてしまう。
事前にリサーチしていた
築100年もの町屋を改装した
ギャラリーで九谷金沢地元の
作家さんのお皿を購入した。
そこでたまたま入った
九谷焼専門の「眞美堂」さん。
3代目当主のご主人と
4代目当主の息子さんが
丁寧に接客して下さった。
ショップはとても広く
リーズナブルなものから
アルコールランプや洋食器まで
多種多彩な品ぞろえ。
そこで何と
あの魯山人作の珍しい箱いりの
秘蔵品のお皿を見せて頂く。
美術館ではガラス越しにしか
見れないお皿を
「触って下さい」と
3代目のお計らいには驚いた。
「本物を見る、触れる」ことは
非常に大切なことで
真善美を磨くことになる。
20年くらい前に
有名なアートディレクターから
教えて貰った。
こちらで九谷焼の食器を
購入させていただいた。
和食器、特に九谷焼の食器は
敷居が高く馴染みはなかったが
金沢のアートに触れ
和の造詣に次第に
魅せられていった。
お刺身や加賀野菜のお漬物
焼き魚、サラダ、副菜まで
鮮やかな柄の食器に入れると
食材が引き立つ。
今回の金沢旅で得たものは
友との時間の温かさと
芸術、伝統が息ずく文化に触れたこと。
そして森羅万象のなかで
700年もの間、修行を軸に
永平寺町に在る禅の世界で
時間を過ごせたこと。
旅は計画した時から
「何か」が始まっているのだ。
金沢は再び行きたい場所になった。
旅することは
人生において必要な時間。
一人旅より
連れがあった方が楽しい。
誰と行くかがとても大切
旅初日からたくさん笑って
夜は人生について語りあった。
気の置けない友と
過ごした時間で
心身ともにリフレッシュできた。
これからも
ライフに「旅」を入れ
未だ見ぬ世界や文化に触れたいと思う。