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風の足跡 第一部 1📗折り紙・・・久光良一詩集 風の足跡 より
2005年4月に発行された「久光良一詩集 風の足跡」には次の詩が収録されている。
第一部 生きてきた日々(19篇) 1 折り紙
01
折り紙 久光良一
あなたの記憶をとりだして
半分に折る
それからまた半分に折る
たてに よこに ななめに
ちいさくちいさく折りたたむ
でも
いくら折りたたんでも
それはぼくからはみだしてしまう
あなたのふとした言葉を
ひろげる
二倍に 四倍に 八倍に
ひろげてはのばし ひらいてはのばす
でも
いくらひろげてもひろげても
ぼくのふるえる傷口をおおいつくせない
====
***作曲Memo
01
折り紙(おりがみ)
あなたの記憶(きおく)をとりだして(')
半分(はんぶん)に折(お)る’
それからまた半分(はんぶん)に折(お)る’
たてに(') よこに(') ななめに(')
ちいさくちいさく折(お)りたたむ’
でも’
いくら折(お)りたたんでも(')
それはぼくからはみだしてしまう’
あなたのふとした言葉(ことば)を
ひろげる’
二倍(にばい)に(') 四倍(よんばい)に(') 八倍(はちばい)に(')
ひろげてはのばし(') ひらいてはのばす’
でも’
いくらひろげてもひろげても(')
ぼくのふるえる傷口(きずぐち)を(')おおいつくせない’