桃も桜も花粉症も、、、
西暦2023年3月15日(水)
旧暦如月廿四日
啓蟄
第八侯 桃始笑(ももはじめてさく)
西暦2023年3月11日(土)〜3月15日(水)
旧暦如月廿日から如月廿四日まで。
七十二候は
『啓蟄』の次候『桃始笑』
桃のつぼみがほころび、花が咲き始める頃となり、
その候も本日まで。
昔は花が咲くことを『笑う」』と表現していたようです。
『山笑う』とは春の季語で、
『芽吹き始めた華やかな山』の形容を表しているそうです。
桃の花は、梅と桜の間を縫うように、桃の節句🎎が過ぎたころから咲き出します。
早いもので、桃の花は終わり、桜も咲き始めました。
そして、今年はいわゆる『花粉症』の原因となっている『スギ』『ヒノキ』の花粉が大飛散となっています。
花粉飛散数は、
予測する前年の花粉数と、スギやヒノキが雄花を作り始める時期(6~7月)の気象条件が大きく影響すると言われています。
この時期に日照時間が多いと花芽がよく成長して、翌年の花粉飛散数が多くなるそうです。
また、花粉が少なかった翌年は、花粉飛散数が多くなる傾向がみられるとか、、、
これらの条件を当てはめていくと、
今年2023年春のスギ・ヒノキの花粉数は、ほぼ全国的に多くなって、
過去10年の平均値の1.5倍以上になる見通しとの予報が出されました。
今年は、年が明けてから、花粉症の患者様が多く見受けられます。
耳鼻科に通われる患者様の多いこと。
花粉症の症状が今年初めて出たという、大人の方もお子様も。
お薬を上手に使って、症状を軽く済ませることも大切ですので、
処方されたお薬についての説明には、その方の花粉症への薬物治療の経験によって説明をさせていただいています。
また、最も力を入れているアドバイスは、
『お部屋の中に花粉を持ち込まない工夫』です。
外で花粉を浴びないという選択肢はなかなか難しいので、
外出先から帰った時に、出来るだけ部屋の中に花粉を持ち込まないように、
上着は玄関で脱ぐ、、
マスクは玄関で外してすぐに捨てる、、
コンタクトよりもメガネにする、、
洋服の素材に気をつけて、花粉が付着しにくい素材のものを着る、、
帰宅したらすぐに洗顔とうがいをして、メガネをしているのであればメガネを洗う、、、
等等。
新型コロナ感染症対策にも共通したことがたくさんあります。
今週に入ってチラホラとマスクをしていない方をお見受けしますが、
花粉症対策の一環として、マスク生活を続ける方が、今年は少なくないようです。