奈良に行くなら[28]〜若草山編
奈良の超絶♪見晴らしスポット、若草山。毎年1月第4土曜日に行われる山焼きの行事でも有名な若草山です。
山焼きは、冬の澄んだ夜空に広がる打ち上げ花火が美しくもありますが、もともとは若草山の草地を焼く行事。草や空気の乾燥具合で焼け方が変わってくるため、この時期の天候を気にされている方も多いですよね。
今年の山焼きは本日開催!
昨日からの降雪の影響が心配されていますが。お天気は回復してきているようなので、うまい具合に焼けるといいですね。
当日はお昼頃から飛火野にて大とんどが行われ、この御神火をもらい受けて、山が焼かれるそうです。
さて、その若草山。若草山にはどうやって登るのか。
手向山八幡宮←→水谷神社(春日大社の摂社)の間に入山ゲートがあるので、ここから入ることができます。南ゲートと北ゲート、2つの入山口があります。
この入山ゲートをくぐる徒歩ルートで。一重目、二重目と眺めを楽しみながら登るのもよし。お車なら奈良奥山ドライブウェイ利用で山頂まで行けます。これはラクちん!
標高は342m。山頂には山焼きの起源にもなった鶯塚古墳があります。山頂にある古墳は珍しいそうですよ。一時期、仁徳天皇の皇后、磐之姫命(いわのひめのみこと)の御陵とされていたこともあったようですが、埋葬者は不明とのことで。築造は5世紀ごろと推定されています。どなたが眠ってらっしゃったのか。ここから見下ろす当時の景色はどんな感じだったんでしょうね。
そんなことも想いながら山頂のベンチでまったりしていたら、突如鹿ちゃんに襲われました。鼻先でぐいぐい来る彼女に「えー…今、鹿せんべい持ってないんだよねー」とか言いながら、代わりにスマホを取り出してレンズを向けると、途端にそっぽ向かれました。なんだよぅ。。。鹿せんべい持ってない私にはキョーミがないのかー。つれないなぁ。それにしても冬毛の鹿ちゃんは耳までふっかふかで暖かそうですね。
さて、若草山にはどうやって登るのか。
これ。長らく疑問だったのです。え?入山ゲートから登ればええやん。…そう。そうなんですけどね。
というのも。若草山には開山期間(3月第3土曜日~12月第2日曜日)が定められており。当たり前のことながら、閉山期間中に入山ゲートはくぐれません。
圧倒的に年末の奈良旅が多い私にとっては、この入山ゲートをくぐる難易度が高く(年末以外は特別御開帳・御開扉などの行事に合わせて訪れているため、のんびり山に登る時間は取れず…)ま〜なかなか難しいかなーと半分あきらめていたのですが。
SNSなどで、閉山期間中の山頂の様子を目にすることがしばしばあり。どうやって行ってるのかな〜?と思っていたのです。
調べたところ答えは、ドライブウェイは冬季でも通れるから車で行けばいい、そんな簡単なコトだったのですが(積雪・凍結などで通行止めになることがあるのでご注意を)
あ〜。冬でも行けるのかー!と気づいたまでは良かったのですが、個人的にこれはこれでまた難易度高く。開山期間中に来られることがあればね〜、とあきらめていたわけです。
意外なところから若草山山頂にたどり着いたきっかけは、春日山原始林にある鶯の滝でした。この滝を目指して、水谷神社の先から春日山遊歩道に入り、歩いていた途中に現れたのが「出逢いの三叉路」
ほー。出逢いね〜♪ 何と出逢わせてくれるわけ〜?なんて見てみると、私が目指す鶯の滝へは右方向、左に折れると「若草山山頂」と書かれています。
お?この道、こうなってたのか。これは…もしや?
半ばあきらめていた若草山山頂からの眺め。
…これ行けるのか?やっぱりここから行けるんじゃないのか?
土地勘のなさ故、山内の道がどう繋がっているのかまったくわかっておらず。これまでに、通れると思っていたところが実際は突き抜けられなかったという経験が何度もあるだけに、これは行ってみないと何ともだな〜と思いつつ眺めていた春日山原始林マップ。道自体は繋がっていても、どこから入山規制がかかっているかもわからないし…などと考えていたのですが。
通れました!
鶯の滝からの帰り道、ダメもとで…と思いながらこの道を進んだ結果、たどり着けました。念願の若草山山頂満喫タ〜イム!
出逢いの三叉路に、ちゃんと出逢いはあったわけです。赤字で書いてあるだけあったね…w
そんなこんなで意図せずたどり着けた若草山山頂。爽快感max!!な眺めでした♪ ま、山頂には行けたものの、若草山を登頂したわけではないので、いずれ一重目→二重目→三重目と歩くぞ!というミッションは持ち続けて狙いますが。
山頂からの眺望を楽しんだら、閉山期間中は若草山エリアには立ち入らず、来た道で戻りましょーねー。
さてさて。気になる本日の若草山焼き。その様子はライブ配信でも見られるみたいですよ。
◆読売テレビ
◆奈良テレビ
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