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ギターになったエルメス♪
おー!やっぱ額装すると映えるぅ〜。
そこに展示されていたのはエルメスのカレ。
90×90サイズのド迫力!
こうやって見るとやっぱり素敵〜♡
2024年11月15日〜渋谷西武百貨店を皮切りにスタートしたTHE ALFEE展『THE ALFEE’S LEGACY ~50年の足跡~』でのひとコマです。
そういえばエルメス展で見たこのギターは神々しかった!!なんたってトーハク表慶館。いやもう似合いすぎたのですよ。
…ということで、過去のエルメス展における高見沢さんのギター展示を振り返ってみたいと思います。
2014年12月、東京国立博物館の表慶館で行われたエルメスのエキシビション『レザー・フォーエバー』
あれからもう10年経つのか…という事実にもびっくりですが。
エルメスの展示か、おもしろそうだな♪ と軽い気持ちで見に行ったところ、まさかのお品に出会ってしまった!という思い出です。
表慶館はネオ・バロック様式の建築で、重要文化財にも指定されています。吹き抜けのドームや内部の装飾、階段のつくりなども重厚感があって素敵なんですよね。特別展の内容は勿論のこと、建物のデザインを愛でるのも楽しみのひとつ♪ と中央の吹き抜けドームまで来たところで。
あ…あれは?
もしや…
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やっぱり高見沢さんのギターだ!→
えーーー!!
出陳されていたの!
ちょ…そんなの聞いて…えええっ。
なにっ!素敵!
この空間に高見沢さんのギターって♡
神々しい…
しばし茫然としながら眺めていたのですが。
そうだ!この展覧会、撮影OKだったんだ!
と我に返り、ひとり「うおおおおー」と心の中で叫びながら撮ってきました。
(ガラスケースの反射に若干悩まされつつ…)
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さて。
なぜここにこれがあるのか。
なぜエルメス展で高見沢さんのギターなのか。
ELECTRIC GUITAR
1999. This electric guitar reproducing the Aube silk scarf designed by Zoé Pauwels was presented to Jean-Louis Dumas, then chairman of Hermes, by the Japanese rock group The Alfee to mark their 25th birthday.
ゾエ・ポーウェルズのデザインによるスカーフ《黎明(と訳されてました)》をモチーフに製作されたギターが、当時のエルメス社長であったジャン=ルイ・デュマに贈られた、ということですね。25周年を迎えた日本のロックグループTHE ALFEEによって。
このコラボについては、エルメスのWikiにもまとめられているので、ご参照あれ。どなたが書き込んでくださったんでしょ。ありがたい。
アートワーク
THE ALFEE とのコラボレーション
1999年に発表された THE ALFEE のアルバム『orb』の通常盤のディスクジャケットは、エルメスの社長とプライベートでも交友のあった高見沢俊彦からの依頼で、同社がデザインしたイラストが使用された。高見沢のトレードマークでもある“エンジェルギター” や、THE ALFEE 25周年を表す "25Ans" 等のロゴが描かれたものとなっており、後にそのデザインのカレ(スカーフ)が関係者やファンクラブ入会者などを対象にごく少数が限定で発売された。フランス革命をテーマとした曲「Nouvelle Vague」をエルメスの関係者がいたく気に入り、彼らのアルバムのアートワークに起用することを認めたという。
同アルバム収録の「orb」という楽曲は、そのアートワークのイメージを楽曲化してエルメスに捧げられており、後に同アートワークをあしらったESP社特製のギターをエルメス本社に贈呈している。このギターは後に同社の "Dream Display" に展示され、現地のマスコミからも「エルメスの新しい挑戦」として紹介され、注目を浴びることとなった。なお、エルメス社が音楽家の作品などにアートワークを提供するのはこれが初めてのことであった。
『orb』のジャケット(=カレの絵柄)はこちら↓
この時、おそらくギターは2本製作されたのでは?と考えられ。うち1本にサインを入れて(←ヘッド部分)エルメス社に贈られたのではなかろうかと。
というのも高見沢さん、当時ステージでも弾いてましたし、2002年に出版されたギター写真集(この時点での300本を掲載)にもちゃんと載っているので。だから、高見沢さんの手元に今も1本あるはず。そして写真集のそれにはボディに書かれた注釈がないので、きっとここは2000年1月にエルメス社サイドで受け取った後、書き足されたのではないかと。ESPで贈呈するギターにだけ書いてお渡しした?かも?…この辺りは謎ですが。
いずれにしても、2本存在すると思われ。表慶館で展示されたギターは高見沢さんの元から出されたわけではなく、エルメス本社に収蔵されているギターがこのエキシビジョンのため日本に戻ってきた、ということのようです。
一方、スカーフの方はTHE ALFEE 25周年の折に発足された『AUBE 2000 PLATINUM MEMBER’S CLUB』の特典として、私たちファンの手にも渡りました。
ALFEE展に登場したカレ…は、このスカーフ。以前から額装したら素敵よねぇと思っていただけに、おぉお!こうなるのか!!と目を見張ったわけです。
(いやはや使う勇気は未だ持てず。だってスカーフって結んじゃったりするじゃないですか。ヨレたりシワになったらと心配でなかなか…)
参考までに『AUBE 2000 PLATINUM MEMBER’S CLUB』の概要を。
募集期間:2000年1月15日〜2000年3月10日
対象期間:2000年4月〜1年間
定員:1万人限定
価格:50,000円(消費税込み)
特典内容:
1. 2000年秋ツアー優先予約権
2. CD-ROM仕様会員証
3. ネームタグ
4. AUBE2000フォトカタログ
5. 暑中見舞いハガキと、21世紀最初の年賀状
6. THE ALFEEアートギター展 無料ご招待
ここにプレミアムグッズとして、エルメスのスカーフが加わったのです。
びっっっくり!しましたねぇ。このコラボには。絶句…するレベルで驚きました。そして、当時の私にはかなり勇気のいる金額でもありましたが、こんなコラボはそうそうないだろうと思い、キヨミズダ〜イブ!したのでした。
エルメスのスカーフをさらりとまとえるような、そんな大人の装いができる女を目指そうと、まだ20代だった当時の私がココロに決めたことも思い出しました。あれから四半世紀ですか〜。未だ「目指すのは自由ですよ…」という感じではありますが。
さーさ。
明日はスカーフコーデでいってみよかな。
THE ALFEE展『THE ALFEE’S LEGACY ~50年の足跡~』
2024.11.15(金)〜11.24(日):東京 渋谷西武百貨店
2024.12.21(土)〜12.29(日):名古屋 星ヶ丘三越
2025.1.2(木)〜1.13(月・祝):熊谷 八木橋百貨店