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少しでも空に近いところへ





春馬くんを思わない日はあれからやっぱり一日もなくて
でももう
誰にも言いたくないなと思ったりもする
居ないことがやっぱり嫌だし、
信じられないし
辛いし悲しい
もう居ないと理解するのに毎回こんなに時間がかかるとは自分でも呆れる一方で、居ない状況に慣れることにも嫌になる。


築地本願寺の本堂の煌めきをぼんやりと眺めながら椅子に腰掛けていた
しばらくすると2、30分ほどの法要が始まった

落ち着くとは真逆の感情を強く感じた時間だった


本当に彼が望んだことなのだろうか

ずっと春馬くんには穏やかにわらっていてほしい
そうずっと祈ってきた
穏やかに穏やかにと
自分に言い聞かせながら

負けず嫌いのあなたは
今何を思っているのだろう



命日、この日をどう過ごしていいのかわからずに居たけれど、
彼を想う場所へ行こうと東京へ来た


築地本願寺の蓮の花が一輪だけ小さく咲いているのをみつけた

彼と一緒の舞台に立った方が一人で座られていた
彼が大好きなパン屋のお父さんをお見かけした
春馬くんのファンらしい方がいるようにも思った

朝は優しい雲に覆われていた空が本堂を出るとくっきりとした青空が広がっていた。
やっぱり晴れるんだね…



行こうかどうか迷っていた築地の佃煮やさん
築地本願寺から丸久さんへ徒歩で行くのは初めてだったけど、隅田川を眺めながら長い橋を渡り切るとあっという間に着いた。



佃煮さんで前回購入してみたふりかけと春馬くんが食べた佃煮をまた購入した。
この松の実が入ったふりかけがとても美味しい
春馬くんが食べたら絶対美味しいって顔するだろうな…
佃煮屋さんの奥の部屋の神棚に、丸久と書かれた赤い達磨、そしてその奥に春馬くんが持っていた紫色の叶え達磨が見えた。
いつから神棚に飾ってあるのだろう。

ここを初めて訪れたという一人の春馬くんのファンの方とお話しながら一緒に月島駅まで歩き、同じ電車に乗った
この日に逢えるなんて。
春馬くんはファンが寂しい想いをしないように、やっぱり何か見守ってくれているのかもしれないと思った。LINEの交換した。またお会いしたいと思う方だった。
春馬くんで繋がっていくことをまた感謝した。




渋谷のシアターオーブ。


ここは春馬くんが舞台でキラキラ輝いていたところ。
今日初めてきたこの場所で、来日公演のミュージカル「シスターアクト(天使にラブソングを)」を観劇した。

愛の詰まったとてもハッピーな舞台だった
声をあげて愛を伝えよう
小さな喜びをたくさん見つけよう
たくさんの愛を信じて生きよう

1階8列目の真ん中席へのダイレクトにそんなメッセージをバシバシと伝わってくる
最後はとても幸せ気分で両手あげて何度も飛び上がったり、手で♡を作ったり。

私は春馬くんの舞台を見れなかったけれど、
春馬くんがいるような、ローラがいるような気持ちに何度もなった。


空に近い劇場、春馬くんが好きな場所、一所懸命に努力していたところへ
ここに来れてよかった




前か上かどちらが正解かもわからないけれど
私は少しずつ進んでる


離陸後の窓からみえた東京の夜景



***


HARUMA MIURA
Documentary photo book 2019-2020 より


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