Smoking time
スモーカー共の芸人仲間達が軒並み皆書いてるけど、
私もやっぱり、喫煙所なんよな。
彩さんがツイートしてた通り、はじめて話したのもOcatの喫煙所やったし。
劇場配信が自粛になる直前、ショートネタ配信があった。1分ほどのネタをするため、数組の芸人が劇場に来ていて、楽屋が密になるのもあかんので、出番が終わった者からぱっと帰る流れだった。
出番を終えて着替えて一階の喫煙所で一服していた。
しばらくしたら出番を終えて川口が降りてきた。
煙草くわえてライターをカチッカチッカチッカチッと何回もしていた。
火が出ん。
無言でじっとこっち見てきた。
ふふんっと笑って私はポケットからライター出して渡した。いつもの笑顔であざっすと言って煙草に火を点けて吸っていた。いつものようになんともない雑談したあとほなお疲れ~と帰った。
2017年10月、我々にでかい仕事が入った。
桃色つるべ出演。鶴瓶師匠の前でネタ(しかも2本)とトーク。
30分我々のみという大抜擢な企画書提出してくれたやすぴー(構成作家のお嬢山田泰葉)その節はありがとう!
入り時間より早めに楽屋に入り緊張しながらメイク整えたり着替えたりネタ合わせしたりしていた。
この楽屋灰皿ないな。禁煙かな?緊張する時は煙草吸いたいたいな。はよ来たから結構時間もあるし。建物のどっかに喫煙ルームあるかな?
コンコンッと楽屋のドアをノックする音。
野球芸人特集の収録のため来ていた川口だった。
ねえさんおはようございますと挨拶してくれた川口。
すぐに、僕の楽屋灰皿ありますよ!、煙草吸えるから来て下さい。と。
いや~、さすが川口。わかってるねえ。
で川口の楽屋でしばし煙草吸ってくつろいでたら、今から大師匠の前でネタをするプレッシャーがほどけてきた。
川口元からすごく誰にでも気さくでなんか安心するやつなんよな。
などなどなどなど話し出したらいっぱいある。だいたい、川口といえば、喫煙所なんよな。
数年前ある時、これまたいつもの劇場の喫煙所、川口がえらいかいらしいシャツ着ていた。
そのシャツかわいいなあ。
と、言ったら川口は、
「このシャツファンの人からもらったんですよ。Oさん。」と言った。
Oさんかあ!Oさん私らの単独いつも来てくれはるのよ。Oさんありがたいね。嬉しいね。と言ったら
川口も
そうっすね!ありがたいすね!
といつもの笑顔で言っていた。
Oさん。我々の古くからの信徒でもいてくださってるおねえさま。
常日頃から私も彩さんもOさんに感謝していますのよ。
先月公開されたAMeeTさんのDr.ハインリッヒロングインタビューの記事の中で私が答えていたことの中に、
昔から応援して下さっているファンの方が単独ライブの感想に
ハインリッヒさんの漫才は〈世界観〉が凄いんじゃなくて〈世界〉が凄い
と書いてくれてる人がいてそれがとても嬉しかった。
と答えた。
これを書いてくれたのは、Oさんです。
よし!、これからも我が世界、創造しては披露しますわよ。
ところで私は、ライターを切らすのが嫌いでいつも早めに買っておくタイプだ。鞄の中にしょっちゅう2本入ってる。
だからいつでも借りに来なさい。