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おかみ丼々和田 大人の修学旅行 『他郷阿部家』




「暮らす宿」他郷阿部家は、群言堂の本社がある、島根県大田市(おおだし)の人口400人ほどの大森町にあります。

1789年に建てられた地役人・阿部家の武家屋敷を、松場登美さんが10年以上の歳月をかけて暮らしながら繕い、蘇らせた宿です。

ここを紹介してくださったのは、敬愛するオーガニックコットンの母、渡邊智惠子さん。

おかみが、別府市鉄輪温泉に移住して、次の形を試行錯誤しているので、ここが「おかみの最高の見本」と予約して、6月末に一緒に行ってくれました。

一度目は夏の阿部家
大吉さん、登美さんと群言堂生活研究所の代表、松場忠さんも。
登美さんと大吉さん
他郷阿部家


大吉さんと登美さんは、群言堂のブランディングを成功され、1989年に建てられた武家屋敷を10年以上の歳月をかけて暮らしながら、宿として蘇らされました。

そこにはまるで故郷の実家のような食を囲む団欒の温かさ。当たり前の暮らしの中の心豊かさが満ち満ちていました。

なかでも、大吉さんと登美さんと、そしてご一緒にお泊まりのお客様とも、囲む夕餉の時間の楽しさ、懐かしさ、語らい、宿の隅々にまで巡らされている心配りと文化の香り高さの最高のおもてなしをいただきました。

いまほんとに求めているものがここにありました。

とその時の記録です。

今回は、おかみの次のステージを応援してくれている四天王に、この言葉では伝えきれないフィロソフィー理念を体感、共有してもらいたくて、この修学旅行を企画しました。

お風呂は檜のお風呂
最初のお茶と金平糖
母屋の寝室、藍のしつらい
炬燵になってました
登美さんの大切にしている言葉
想うことは、必ず成る
励まされます
古い家からこんな素敵なガラスをもらってきて
登美さんが作る窓ガラス
おくどさんのある台所
洋室は、四天王のお宿
一階のリビング
2階の寝室
登美さんの本棚
金柑
お風呂


みんなで囲む食卓
のどぐろの煮付け
かぼちゃのきんぴら
最後のおにぎり

ひとつひとつに食材に対する愛がたっぷり感じられて、本物のご飯

今日は偶然にも、登美さんの73歳のお誕生日
大吉さんからの花束プレゼント
素敵なご夫妻です
みんなでお祝い
夜遅くまで話す時間がここに泊まる何よりのご馳走です
大好きな侘助が
井戸神社へ
芋によって飢饉を救った井戸仁左衛門を祀る神社
今は大吉さんが守っています
大吉さんによって新築された手洗い
登美さんが改築中の家の愛農釜
ここでピザを焼きます
古いサッシを全て取って木に変えてタイルを
センス最高です
登美さんも、ご縁に導かれていらっしゃいます

登美さんは、穏やかに見えるが、実はものすごく頑固で

軸がしっかりしていて、ぶれない。

だからこそ、
あの山奥の大森町に、登美さんに会いたい、我郷阿部家に泊まりたいという、素敵なお客様があとをたたない。

登美さんは、自ら動かないで、自分の理念フィロソフィーを揺らがず、大森町で、実践、体現してきただけなのである

その姿勢、作り上げたものから読み取れる登美さんそのもののフィロソフィーが、人を呼び、確かな価値を認める人たちが、どこかで求めているけど、体現できないものを、力強く根をはやして、次世代に脈々と繋げている登美さんの理念、価値観に出会いに来るのである

都会では、さまざまな情報やアクティビティ、あらゆる価値があるけれど、そこでは体現できない何か違う価値に出会いにくるのだと思う。

忘れていた、いや、物を捨てないで、活かす日本の美学、人も物も、なくてもいい、足りないものを、他にもつ価値で認め合う温かさ、優しさ、共存していくゆるやかな生活スタイルに、安らぎ、また、自らの新しい価値を加えていくのではないだろうか。



いつもは、都会で暮らして、たくさんの美味しいもの、いいものを体感している四天王の皆さんにも、登美さんと大吉さんの暮らしを通して、きっと、どこにもないけど、忘れていた大切なものを思い出したような、丁寧な暮らし、物を無駄にしない本当の豊かさを、そしてこれからの何かを感じてくれたと思う濃密な一泊二日の修学旅行でした。

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