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Day7 キャリアの怪我から回復したら、次はどの「縁石」を選ぼうか。

この記事はいしかわゆきさんの『書く習慣』より「1ヶ月書くチャレンジ」という日々変わるテーマに沿って執筆しています。本日のテーマは「最近悩んでいること」です。


昨年の夏に看護師からITコンサルタントに転職し、3ヶ月の研修を経て11月から実務が始まって1年が経とうとしていた10月中旬。

突然でしたが休職することになりました。

休職を機に、再度今後の仕事をどうするか、悩むようになりました。


ITコンサルタントの仕事ははまるで「縁石飛び」のよう


看護師からITコンサルに転職したので、当初は見ること、やることが全て新しくて新鮮でした。

少しずつできることが増える喜びや、人から徐々に成長している実感を得て、順調に進んできたと思っていたので自分でも休職するなんてびっくりでした。

ITコンサルの仕事や成長の感覚は、昔していた遊びの感覚に近いものだと思っています。


小さい頃、習い事をしていました。

習い事が終わると迎えに着てくれた親たちが駐車場で世間話をしていて、手持ち無沙汰だった記憶があります。

そんな時は駐車場の縁石に乗って、隣の縁石にぴょん、と飛び移る遊びをしていました。(今考えると危ない遊びですが、楽しかったです)
勝手に「縁石飛び」と呼ぶことにします。

駐車場の縁石って隣の縁石までの距離がまちまちで、簡単に飛び移れるものもあれば、ちょっと勢いをつけないと届かないものもあります。

飛べるかな、と不安に思います。

でも思い切ってみると意外と飛べたりするし、そういうのに飛び移れたときって、すごく嬉しいんですよね。笑


ITコンサルとして仕事をしてきた感覚は、この「縁石飛び」の感覚に近いです。

少し難しそうと思ったものも、準備して思い切って挑めばうまくいき、成功体験が増えていく。

日々の仕事は「縁石飛び」のように楽しみながら試行錯誤を繰り返していました。


ある日、着地に失敗して怪我をした


そんな楽しい「縁石飛び」をしていましたが、あるとき怪我をしてしまいました。

いくつかの縁石を飛び移って勢いがついていたのでしょう。

バランスが上手く取れていない状態で、ちょっと先の縁石に飛び移ろうとしたら、着地に失敗してしまったんです。

ふくらはぎの内側に盛大な擦り傷ができてしまい、足もひねりました。


今回の休職までに至る感覚は、「縁石飛び」に失敗して怪我をしたときのような感覚です。

今まで不安があってもうまく付き合いながら成功体験を重ね、自分の成長を感じていました。

自分だけではなく、上司からも成長を認められていたので勘違いではないはず。

しかし8月くらいから少しずつ仕事のプレッシャーを感じ始め、10月上旬から動機や手の震え、食欲不振など症状が現れはじめました。

原因は大きな目標を達成するための小さな目標を設定せずに無闇矢鱈に進めてしまっていたこと、自責が強すぎること、周りと比べて劣等感が強くなってしまったことでした。

ここは勘違いしてもらいたくないのですが、決して人間関係や労働環境が影響していたわけではありません。

自分で自分の首を締めていたんだと思います。


怪我したのにそのまま飛び続けようとしていた


「縁石飛び」に失敗して怪我してしまい周りからは「大丈夫?」と心配されましたが「大丈夫」と答えていました。すごく痛かったのに。

そのときは、さすがにまた「縁石飛び」をしようとは思いませんでしたが、仕事に関しては怪我をしている状態で縁石に立とうとしていました。


10月中旬。
「もう無理かも」と思って上司に相談し、まずは2週間お休みをいただく事になりました。

そのときは担当業務やプロジェクト自体やりきりたい気持ちが強く、早くプロジェクトに復帰することだけしか見えていませんでした。

でも、産業医や上司と面談して以下に気づきました。

  • 自分が思っていた以上に心身ともに疲弊・消耗していて数ヶ月単位の休みが必要なこと

  • 通勤、メールのチェックなど仕事に関わることが余裕と思えるまではしっかり休んでいいということ

  • 違うプロジェクトにアサインしてうまくいっているケースもあるので、必ずしも同じプロジェクトに戻ることが正とは限らないこと

今まで長期のプロジェクトにアサインされていたため、まだプロジェクトを完走したことがありませんでした。

そのため「プロジェクトをやりきりたい、だから早く復帰したい」と思っていました。

でも、そうやって思えば思うほど自分の事を追い込んでしまっていることにも気が付きました。

今の自分には休むことが必要だと感じ、縁石に立つのは一旦やめ、仕事のことを全く考えないようにして過ごし始めました。


縁石から離れて過ごす日々


休職したては、ほぼ毎日寝て過ごしていました。

少しずつ回復してからはスキルアップしようと思い(というよりは、教材に課金していたのでやらないともったいないと思っていた)、Excelの勉強やSHElikes(※1)でWebデザイン・ライティングなどの勉強を開始しました。

スキルアップに励んでいたり、SHElikesのもくもく会(※2)やコーチング(※3)など他の人と関わるようにしていたからか、次第に仕事のことは考えなくなってきました。 

(※1)「SHElikes」とは、Webデザイン・Webマーケティング・ライティングなどPC一つで働けるクリエイティブスキルを幅広く学び、今の時代に求められるマルチクリエイターを育成して、時間や場所に縛られない賢く私らしい働き方を実現するためのキャリアスクールコミュニティです。
(※2)「もくもく会」とはわからないことがあったときにTAに質問ができる場のことです。
(※3)「コーチング」とは月に一回、目標に対してどのくらい達成できているかをみんなでシェアする場のことです。
出店:https://shelikes.jp/

そして次第に、これからのキャリアを考えるようになりました。

可能性は一切無視して、今のところ選択肢はこの通りです。
選択肢には思いつきもありますし、今までこうしたいと思っていたキャリアも含めています。

  • 復帰してITコンサルタントを続ける。

  • フリーのWebデザイナーやライターで仕事を始める。

  • ↑2つを両立する。

  • ワーキングホリデーにいって現地で仕事しつつ、フリーのWebデザイナーやライターで仕事を始める。

本音は、復帰するまでにデザインやライティングスキルを身につけて、復帰して数ヶ月は本業しつつ副業でデザインやライティングを行う。
実績を積んで不安が解消されたらフリーになる、というのが私の理想です。


回復したらどの「縁石」に乗ろうか。


理想はありますが「本当に会社を離れてフリーになるのがベストなのかな」と悩んでいます。

コンサルとして今の会社で働いてきて、素敵な人達と一緒に働くことができて、多くの学びを得たし成長も感じました。

順当にキャリアアップすれば年収も上がるのは明らかで、特にITコンサルはブルーオーシャンと言われていて将来性もある。

周りに話せば「いい会社だね」と言ってもらえる。

それなのに、なにか違和感を覚えてしまうんです。

きっと「会社で働くこと」に違和感があるのだろうと思いました。

  • 周りが決めたルールに従うのはあまり好きじゃないこと

  • 自分で舵を取りたいところ

  • 飽きっぽくてすぐに環境を変えたくなるところ

  • チームワークより個人プレイの方が得意なこと

  • 収入の安定性よりワクワクすることが大事なこと

でもこれってフリーにならなくても、会社に所属していても解消できる違和感じゃないの?とも思っています。

まだ「違和感」が確信にならないので最終決定はできないし、正直まだしたくない。

「重要なことは心身ともに健康なときに判断する」がモットーなので、今は理想を叶えるために必要な基礎づくりに集中しようかなと思います。


キャリアの怪我から回復したらどの「縁石」を選ぼうかな。


Day7はここまで。本日もお読みいただきありがとうございます。

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