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いつか来る、その日まで

 1月31日にNHKで放送された『目撃!にっぽん』的場文男騎手のドキュメントの再放送が今日やっていたので、観ました。大井の帝王と呼ばれる的場騎手も、64歳。自分の親みたいな人が、早朝から馬に跨って調教をつけているとか、馬主さんに『次は勝ちますから』と頭を下げているところとか、泣けました。もうゆっくりしてもいいと思いながら、なかなか引退できないのが的場騎手らしいですね。まさに満身創痍なんですが、ファンも『東京ダービー勝つまでやるやろ?』みたいに思っていて、引退するところがまるで頭に浮かびません。最近は勝ち鞍も減って、馬も若い騎手に乗り替わったりしていますが、やっぱりまだ的場騎手を観たいです。

『もうひと踏ん張りするので、また競馬場で会いましょう』

 賑やかな競馬場で、真っ赤な勝負服に白い星が躍っている姿をファンに見せるまでは、きっとステッキは置かないでしょう。お身体に気をつけて、ひとつひとつ勝ち星を積み重ねていただきたいですね。

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