目で感じる音なんて初めて見た。〜サウンドアーティストの視覚作品〜
清澄白河のgift_lab GARAGEで始まった展示を、贅沢な解説付きで味わってきた。
もともとは、サウンドアーティストのお二人、France JobinとRichard Chartierがコラボをしてアルバムを制作。その音響作品をきっかけに生まれた作品が展示されている。
アルバムは、互いに作品ファイルを交換して積み上げながら制作されたのに対して、展示作品は、互いの作品を一切見ることなく制作されたものだそう。それぞれの作品を、共同制作された音の中で鑑賞することができる。
Richardさんはミニマルなサウンドアート界では有名な方だそうで、音(sound)を削ぎに削ぎ落とすミニマル・サウンド・アーティスト。ときに耳では聴き取ることができないほどの周波数の音を作品にすることもあるそうで、視覚的な作品の方もかなり削ぎ落とされていた。
▽個人的に1番素敵に感じた作品
▽こちらはFranceさんの作品。文字(sentence)を箔押ししている。
音を扱うサウンドアーティスト、共同で作品を作った者同士が、視覚的な作品ではそれぞれ全く異なる制作をしている。
主催レーベルの濱崎さんに、今回の作品や他のアーティストの音楽についてもお伺いすると、「部屋に植物を飾るような感覚で、日常生活と混ざり合い、調和し、影響しあいながら楽しんで聴く音」と教えてくれた。
アートとしての音(sound)、サウンドアーティストの視覚的な作品。
削ぎ落とされた視覚表現と、自分の中での音への感覚変化に触れた展示でした。
● re.DUO展 at 清澄白河 gift_lab GARAGE
#art #アート #展示 #清澄白河 #サウンドアート
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