暮らしを選んで人生を良くするということを普遍的にしたい
お二人目の起業家さんは、今年の2月に起業をされた
株式会社 OPT LIFE 代表取締役の戸井由貴子さんです。
片づけとは自分の人生や価値観を考えること。
ー戸井さんが起業をしたいなって想い始めたのはいつ頃なんですか?
2013年の冬かな。ライフオーガナイザーという資格を取得する時に課題があったの。
それが、「誰かの家を片付ける」という物だったんだよね。
そこで初めて他人の家を片付けた後、その人が変わって行ったんだよね。
「家が片付いて良かった。」じゃなくて
「夫婦間の会話が増えた」とか、
片付けに行ったときは、専業主婦だったんだけど
結婚するまで働いていたエステの業界で、
「もう一回仕事をやりたい」ってことに気づけたとか。
そういうのを見ていたら
「日本だと片付けって、”家事の一つ”って、思われているけれども
片付けは、人生やその人の在り方を選ぶ、という初めの手段なんだ」って
思ったの。
それでこの資格を仕事にして、お手伝いをしていきたいって思ったんだよね。
でもね、こんなこと言ってるけど、私もすごく片付けられなくって、
ずーっと、ゴミ屋敷みたいな家だったんだよね。
ーなんで片付けられなかった、から片付けように代わるんですか?
片付けって、ただ「いらないものを捨てる」ってイメージがあるかもしれないけど、
結局、物が「いる・いらない」の判断って、「あなたにとって、要るものと要らないものってなんですか?あなたの価値観は何ですか?」って事なんだよね。だから私は、資格取得を通して、自分の軸がしっかりついたのかもしれない。
家が片付いていたりとか、モノが少なく厳選して持ててる人って
物を持つときの価値観が明確になってるんだよね。
ー多分捨ててもいいものなんだけど、いつか捨てるかもしれないから取っておく。
見たいのが私は多いかもしれないです。
そうだよね。それってなんでそうなるのかって紐解いていくと、
やっぱりね不安なんだよね。
「いつか使うかもしれない」っていう感情は、
決してプラスの感情じゃないんだよね。
この資格を取るときに、一番初めに聞かれるのがね
・あなたはどういう暮らしがしたいですか?
・どういう人生を生きたいですか?
・何が一番大切ですか?
っていう3つなの。
資格取得の勉強を始めた時の私は、専業主婦だったから、
その日のご飯とか洗濯しなきゃとか家事のことばっかりで
どう暮らしたいとかどう生きたいっていうことを
結婚してから考えたことが無かったの。一度も。
だからさっきの3つの問いが
すごく衝撃だったんだよね。
でも、モノを選んでいくって、自分の人生を選ぶって事と一緒で。
自分が送りたい人生に、必要な物ってなんだろう。
必要な時間の使い方って何なんだろう。
って考えていくって事なんだよね。
なので、例えば家を建てる・買うってなったときには、
「きれいな家が手に入ります!わーい!」
じゃなくって、
自分が送りたい人生のために、
「時間を資源ととらえて、家の中に何を置くのか」っていう事なんだよね。
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