Part2:リスクは取りたくなかった、でも社長になったら見えてきたもの
前回は、現在森田さんが力を入れられており
2018年5月に起業されたマイルシェアについてのお話をお伺いしました。
今回は、そもそも、森田さんがなぜ社長になったのか。
ビジネスをしていく上で大事にしているものについて伺いました。
だんだんと核心に迫っていきます。
起業=リスクだった時代。そこまでのリスクは取りたくないって思ってた
ー森田さんが、一番最初に起業をしたきっかけって何なのでしょうか?
もともとは、社長って何が楽しいんだろう?って思っていたんだよね。
起業するなんて、まったく考えていなかった。
だから今、なんでみんな起業したいっていう
モチベーションがあるんだろう?
って不思議に思う。すごいなーって。
今は経営者になって、経営者としての原体験があるから
「社長っていいよ。」って言える。
社長やると全部返ってくるでしょ?
お金にせよ、実績にせよ。すべて自分に返ってくる。
良くも悪くも刺激的だよね。
時間の制限とか、収入もサラリーマンよりは融通がきくし
自分の人生でやりたい事をやる、という事を考えると、
サラリーマンより経営者のほうが良いんじゃないか。
と今になって思いはするけどね。
ーやりたくなかったけど、やることになったのって何か経緯があったのでしょうか?
25歳の時に出資をするよっていてくれた人がいるんだよね。
方向性の違いで、会社のNo2をやめた25歳の時のこと。
会社なんてやるつもりなくって、「アメリカ行きまーす!」みたいな話を
周りにもしていたんだけど…
すごく世話になった社長さんから、
「お前、ちゃんと結果出してから行けよ」って言われたんだよね。
その上で、
「俺との関係切って海外に行くか、出資してやるから、
今俺に乗って事業を一つ成功させてから海外に行くか、
どっちかにしろ。」
って言われたんだよね。
今言っててもよくわかんない極論だなって思うんだけど(笑)
このことが、俺の起業のきっかけで。
「じゃ、じゃぁ、人間関係を切りたくないんで会社やります」的な。
今考えても、意味の分からない感じからスタートしてるから
「起業したいんです!!!」とかっていう
主体的なマインドではないんだよね。
仲間たちと会社をやろう!っていう話をしたこともあったりしたけど、
自分が社長になる!なんてことは、
まったく考えたことが無かったんだよな。
当時は、リスクをすごく考えていたような気がする
最初に起業した時期は、会社作るのに有限で300万、株式で1000万
必要だったから、まずその300万を用意しなきゃっていう時代だったんだよ。
でも、今はみんなそこらへんは気にしないでしょ?
当時は、起業するのにまず300万を貯金しなきゃいけない。
ない人は、それすら知り合いから借りて会社をおこす。
マイナスからのスタートみたいなところが
俺らの時代の企業の「在り方」だったんだよね。
その時点でリスクじゃん!?みたいな感じだったんだよ。
300万も借金背負って、あたるか外れるかわかんない。みたいなのってさ。
大丈夫なのか!?って思ってたんだよね。
だから今、起業したい!って思う人たちってスゲーって思う。
もちろん今のほうが、
起業をするのは、資金面でも制度面でも簡単になったから
資本金とかは気にせずさ、できるようになったじゃない。
でも起業するしない関わらず、今言えるのは
「やりたいことをやったほうが良いですよ。人生は。」
っていう事かな。
ビジネスは社会問題を解決するもの
ー起業するにあたって大事な物って何だと思いますか?
あんまりお金を追いかけすぎない。
「お金、お金」って考えすぎないことかな。
やっぱりビジネスって、社会問題を解決する事だから。
誰かの役に立ったその対価で、お金が入ってくる。
それがビジネスっていう
このマインドのほうが俺は良いと思う。
「これ売ったらいくら儲かる!」っていう感覚よりは
こうしてあげたらこの人のためになるのかな。
とか…。
でも俺、このスイッチ入るのにすんごい時間かかったんだよな…
昔は金ばっかり追いかけてたから。
ー何がきっかけでそのスイッチが入ったのでしょう?
「世の中の仕組みってどうなんだろう」って考えたときに
この考えのスイッチがはいったんだよね。
そういうこと考えたことない?
例えばさ、マイルシェアっていうビジネスを創ろうって
思った時に、飛行機の事とか、マイルの事とか
いろいろ調べるでしょ?
でも、ビジネスってお金を稼ぐことじゃん?
じゃぁ、お金のルーツって知ってるのか?とか考えていかない?
貨幣は日本国政府が持っていて、紙幣は造幣局が持っている
この理由は?とか考えない?
銀行マンがお金のことを知らないってまずおかしいじゃん。
ビジネスってお金のことだから、
お金のことは経営者として知ってるべきなんじゃないかなって
俺は思っていて、だから、根本を気にしちゃうんだよね。
そもそも論、どういう成り立ちで
対価って生まれてるのか?とか
考えていったらそうならない?
会社って何のためにあるのかな?とか
いろいろ考えていったら、俺の場合は
ビジネスは人の役に立った対価が返ってくるもの
という所に突き当たったんだよね。
=======================
【次回予告】
「ビジネスとは社会問題を解決するもの」
という、ビジネスのそもそもの原点に立ち返った森田さん。
そこから、今のマイルシェアや、
森田さんの他の事業があるのかもしれません。
次回最終回は、札幌青年会議所の活動や、パッションリーダーズの活動
その他、様々なコミュニティで森田さんのお姿を拝見します。
行動的な森田さんを突き動かす原動力の秘密に
スポットを当てていきます。
次回更新は3/27(水)です。
またご覧いただけますと、とても嬉しいです^^
<取材を受けてくださる方、募集中です!!!^^>