【Day124】 大和魂_2016.12.14
今日は、朝起きてからすぐにサーフィンに行った。
最初、海の様子を見に行ってショートボードを選んだ。
朝は、波もまぁまぁ高く見えたからそうした。
でも、実際に波に乗ろうとしてみるとあんまり波の大きさもないし強さもなかったからあんまり満足にできなかった。
だから、もう一回サーフボードを借りたところでロングボードに変えてもらおうと思った。
そして、その店に行って変えてもらおうとすると、その店のお兄ちゃんが、
「このボード傷ついてるよ。」と言われた。
確かに、ボードには傷がついてしまっていて、
「どうすればいい?」って聞いたら、
「う~ん、$60だね~」って。
え?ちょっと高すぎない?
まず、このボードのレンタル料が$10.
それに比べてしまうとちょっとぼったくられてしまった感じ。
でも、これに関しては、自分の落ち度だから何も言えない感じだな。
ミスったなー。
そして、ロングに変えてもう一度海へ。
ロングは久しぶりに使ったけど、かなり楽に乗れた。
やっぱり、大きい分安定感があるし、もう余裕で立つことができた。
そして、沖に近い方で波を待っていると、
何か大きいものが海面から飛び出してはねた。
「え?なんだろう?怖いな」と思っていると、もう一度それが飛んだ。
それは、体長1mを越えるマンタだった。
そのフォルムから見ても、何か鳥のようにも見えたけどやっぱり存在感が違っていた。
こういう珍しい生き物って、水族館とかで見るときれいだなとか面白いなって思うかも知れない。
でも、同じ空間で、しかも向こう側のホームである海の中で出会うと何か大きい恐怖感に襲われる。その恐怖感は、なんか不思議な感じだけどとにかく怖い。
そこから、「あんなに、大きいマンタがいるってことは大きなサメがいるかもしれない」とか、
色々な事を考えてしまう。
他にも、Jacoでは海岸すれすれを大きなペリカンが常時飛んでいる。
こんなに大きな野生の鳥は、なかなか見ないし、さらにそこが海上だから、なんか怖い。
何回も、波に乗ってたって思う存分楽しんでとうとう日が沈むころ。
波待ちをしながら見る夕日は、海岸から見る夕日とはまた違う表情を見せてくれた。
目の前には、人工物なんか何もなくて広がるのはだだっ広い海と地平線。
そこに沈んでいく夕日が、自分のものになったような感覚は最高だった。
そのあとは、前にも言っていた、Jacoで日本人が経営しているARIGATOという日本食屋さんに行ってみた。
そこには、二名の日本人の方がいてお二方とも、とてもいい方でその店も、平日の夜なのに満席になっていた。
自分は、お二方が料理している目の前のカウンターに座らせてもらった。
お二人ともとても忙しそうに、お仕事をなさっていたのであまり多くは話せなかったけど、少しお話しすることができた。
この店が、15年前にできたことや、ここには在コスタリカの日本大使の方なども来るという話も聞いた。
そして、料理。
自分は、かつ丼を頼んだ。
まず、コスタリカでかつ丼が食べれるだけでもかなりうれしいことだ。
一口食べる。
本当に涙腺が緩んだ。
こっちにきて、一番おいしいものを食べた。
本当の故郷の味だった。
さらに、サービスで、キムチ、炙りマグロ、サーモンの握り二巻までいただいた。
もう、そのすべてが感動的なおいしさ。
日本でこの店があったとしてもおいしくて、行くと思う。
サービスをしてくれる時、オーナーは何も言わずぽんとおいてくれた。
かっこいい~。
なんかそういうところが日本人らしくてかっこいいなと思った。
食べながら、何よりもすごいなと思ったのは、
正直、コスタリカで日本食屋さんをやるにしてもここの人の味覚に合わせてやれば、もっと安くてそれなりのものでも受けると思う。
だって、日本食の本当のおいしさなんて理解できる人はそんなに多くないと思うし、だったらもっと妥協できると思う。
でも、このお店は全力の日本の味をお客様に提供していた。
なんかそういうのが、日本の職人だと思うし大和魂だなと思った。
日本人として本当に誇りに思える瞬間だった。
絶対にまた来たいと思う。
明日は、Jacoを出て南隣のHermosaというビーチに行く。
初めて行くところだから楽しみだなー。