【Day6】 痛感する_2016.08.18
今日はテストの日。教科選択するためには重要なテストだ。
まずは10時から数学。まずここで驚いたのは、テストなのにみんなちゃんと時間に来なくて、来た人から始めていく。しかも、テスト時間は75分なのに終った人からそそくさと帰っていく。数学のテストは自分にとってはとても簡単だった。ほんとに15分で終わる。
そのあと、ランチを挟んで英語のテスト。英語のテストは、90分。文章を三つ渡されて、その中から一つ選んでその文章に関して、文学的な構成的工夫とか、その特徴を述べさせられる。日本でいう現代文のような形だと思う。
その直後には、数学の結果が出た。そこで分かったのは日本人の数学のレベルは高いということだ。日本にいると世界の中で自分たちがどれくらいのレベルの勉強をしているかというのはわからない。でも、こういうところに来ると、日本人は数学はできるけど、英語が喋れないということがよくわかる。
今日の、夕食は各寮ごとに分かれての食事。自分の寮はBBQをして、いくつかのゲームをした。やっぱり世界の人は誰でもゲームが大好きだ。本当に簡単なゲームでも熱くなる。それはサッカーでも同じだ。
そのあとは、Second Yearが、グラウンドのまえにFirst yearは集合といったので、何が起こるのかもわからずに行ってみた。すると、みんな一斉に目隠しをされてどこかに連れていかれた。目を開けてみると、キャンドルがたかれている部屋に全員が円を作って座っていた。そして、その空間で各々が自分の境遇を話し始めた。家族が戦争で殺されてしまった人、友達が自殺してしまった人、母国の状況が大変な人、実はバイセクシャルだとカミングアウトする人。いろいろな人がいて、各々が自分の気持ちを素直に話していた。でも彼らは、悲観してるでも、絶望してるでもなくて、このUWCという場所で自分が成長してその困難を乗り越える。それは、世界を変えることと言っても過言ではない。UWCはそういう生徒が集まり、高い志を持ってともに学びあう。そんな場所だ。でも、日本人である自分にはそんな大変な境遇もなく、むしろなに不自由なくここまで成長してきた。それはほかでもない自分の周りの人たちのおかげだ。そんな自分が、このUWCでできることは何なのか?そんなことを考えさせられる機会になった。