通訳ガイドのアラ還主婦の国家試験修行〜全国通訳案内士篇〜
こんにちは。ペーパー通訳ガイドのGerryです。名ばかり通訳ガイドの記事を読んでいただきありがとうございます。
いよいよ2次の口述試験について書いていこうと思います。毎年12月に試験が行われます。結果発表は翌年の2月。国家試験なので合格者は官報に掲載されると聞きました。なんか、すごい。
さてと。まずは市販の本を参考にすることにしましょうか。
何をどう話せばいいのかが全くわからなかったので、まずは日本のことを英語で説明してくれている本を参考にしました。日本のこととはいえ知らないことの方が多いくらい。改めて日本について勉強できました。私が使ったのはアルクから出版されている「英語で日本紹介ハンドブック」です。
なるほど、こんな風に説明すればいいのかと目から鱗。さすが通訳案内士として活躍されているプロが書いた本です。日本人の暮らし、文化、国家と国土についてさまざまなことが英語で紹介されています。日本に関する知識も手に入りますし、書き方も学ぶことができます。ぜひ、使い倒してください。
ここで使わせていただくのは、情報と英語の表現方法。
いくらいい本だからと言って、この本を丸暗記することはお勧めしません。人が書いた文章を丸暗記するのって結構な労力を必要とするし、案外すぐに忘れます。そこで、自分だったらどんな風に説明するかな、と自分の言葉で言い直してみます。自分で苦労してひねり出した文章なら、そんなにすぐには忘れません。また、自分では言わないようないい表現が出てきたら、そこはちゃっかり真似させていただきましょう。そして次にどこかで使えそうな場面に出くわしたら、自分の言葉として使ってみます。これを繰り返しているうちに、新しく覚えた表現が自分のものになります。
全国通訳案内士の国家試験を受けようとしているレベルの皆さんなら、頭に浮かんだ日本語を英語にするのはそれほど大変なことではないはず。
問題は「何を話すか」なんです。
そこで、(またまた)ふせんの出番です。
一般常識を勉強していた時に使った大量のふせん。再び登場していただきましょう。「ハンドブック」を読みながら足していきたい情報をふせんに書いて貼り付けていきます。普段の生活で耳にしたこと、ネットサーフィンで得られた情報など気がついた時にふせんにメモします。
あれ?これって英語でどういうんだっけ?と疑問に思ったこともすかさずメモしておき、必ず後で調べます。
自分仕様にカスタマイズされた「ハンドブック」が出来上がります。
あとはひたすら読み込んでいきます。どこへ行くにも持ち歩き、暇があれば目を通します。日本人であるとはいえ知らないことがたくさんあって、とてもいい勉強になること請け合いです。私は今まで自分がいかに薄っぺらい日本人だったかを思い知らされましたね。
日本再発見。おおぉ〜。
こう考えると勉強も楽しくなります。
とは言え、この本だけではまだまだ情報が足りません。もっと深く日本を知るにはどうすればいいのか。次回はネットを使った勉強方法を書きます。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。