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語学オタクのアラ還主婦の母の終活みたいなものの話 第二話

こんにちは。Gerryです。

母の終活のようなものに付き合っているGerryです。付き合っているというよりは、私が先導していると言ってもいいかもしれません。

父は50代半ばで亡くなり、妹も40代で亡くなっています。母ひとり娘ひとりの状態になって久しいです。

定年まで仕事をしていた母なので「まぁ、しっかりしているだろう」と勝手に安心して生活に関しては全く口を出さずにきたのですが、やはり84歳という高齢には勝てませんね。色々とほころびが見え始めました。

それが今回の事故です。

前回は道路の中央分離帯に車をぶつけてしまった話を書きました。今回は、その事故の原因となったもうひとつの事故について。


よそ様のクルマにコツン・・・・と

年末に母は古くからの友人とM市でランチをしたそうです。M市へは母が運転するクルマで行ったそうですが、通い慣れていた道なので問題はありません。

ランチを終えた後で友人が「今日はちょっと違うところでお茶しよう」と言ったらしく、普段行かない喫茶店に入ったそう。クルマを駐車場にバックで入れましたが、どうやら輪止めをすり抜けて(多分位置が大きくずれてたんでしょうね)後ろのクルマに「コツン」とぶつけたらしいです。バックモニターついているのになぁ・・・。使ってないって言ってますよ。まったく・・・。

「あれ?なんか音した?」

「ええ〜〜?大丈夫じゃない?」

二人はそのまま喫茶店に入ろうとしたのですが(いいのか?)、そこへ男性が現れ

「ちょっと待ってください。今僕のクルマにぶつけましたよね?」(よくなかった)

「・・・・・・・・・・・・・・・????????」(まぁ、こうなるよね)

母と友人はもう頭が真っ白になってしまって、何もできなかったと言います。

ぶつけてしまったお相手の男性が警察に連絡をし、警官に来てもらったそうです。

「大きな傷もないようですし、あとはお二方で話し合ってください」

と言い残して警官は帰っていったとか(傷は後で発覚します)。

その後は何もできなくてオロオロするばかりの母たちを見かねた男性が、保険会社に電話をし、名前と電話番号を交換して別れたそうです。

・・・・・と、ここまでが母の記憶による当日の様子です。

そして、この件での現場検証に呼び出されて、次の衝突事故を起こしたわけです
(詳細はこちら)。

事故の後の対応が問題

警官も帰って行ったし、相手の人は怒ってなかったみたいだし、母はやれやれ、終わった終わった……と考えていたようです。

終わってないですよ💢。

その後母のケータイには見知らぬ番号から何度も着信があったそうですが、母はそのままにしていたらしいです。

そのうち家電いえでんにもかかってきました。相手はクルマをぶつけた男性です。

「人のクルマにぶつけて傷つけておいて挨拶にも来ないのか!こういう時は手土産の一つでも持って挨拶に来るのが礼儀だろうが!物損じゃなくて人身事故にするんでこれから病院行くから云々」と怒っていたそうです。

母がどういう対応したのかわかりません。ただただひたすら謝ったといいますが、男性はその後も何度も電話をかけてきたそうです。

こういった事故の相手の態度がどうのこうの言うつもりはありません。問題は、事故を起こしてしまったにも関わらず、すぐに母が保険会社にも事故の相手にも連絡をしなかったことです。
事故の相手からなん度も電話がかかってきたというのに、です。というか、そういうことをしなければならないという認識が全くなかったことです。

ちょっとぶつけただけだし、警官もすぐ帰ったし、大丈夫っしょ、という軽い気持ちだったと言います。

その後相手の男性とは損保の担当とも話をしながら私が直接話をし、今後は連絡を取り合わないということになりました。手土産も挨拶も無しでいいということで蹴りがつき、あとの対応は保険会社にお願いしました。車には傷がついており、それは保険で直すことになりました(立ち会った警官は傷もないし、なんて言ってたらしいですけれど)。

いざという時にどういう対応をするか、これは年齢に関係なく知っておくべきことです。事故なんて自分には関係ない、と思っていると、本当のいざという時に困ります。

自動車保険の保険証には事故を起こした時の連絡先などが小さく書かれています。でも、高齢になってくると小さな文字は見えにくいので、どうしてもしっかりと読まなくなります。事故が他人事だとどうしてもこうなりますよね。

実際のところ母は事故を起こしたら保険会社に連絡するということを全く知りませんでした。契約の際に聞かされていたはずですが、覚えていなかったのです。

私は勝手に母が理解していると思っていたので、敢えて事故の時の対応などについては母と話をしてこなかったのです。

反省すべき点ですね。

もう運転はおしまいでいいかな?

そこで私は、これでは運転させられないな、と判断して母に運転はやめるように告げたのでした。

厳しいかもしれまさんが、やはり「走る凶器」とも言われるクルマを運転するにはそれなりの覚悟と責任感は持っていてもらいたかったのです。

次に取り返しのつかない人身事故を起こされたのでは、後悔してもしきれないという思いもありましたし。自損事故で修理費は全額自己負担というのも後押しとなりました。

実際、まだ免許は返納していません。このまま持っていて、更新をしないという形での「返納」にしようかな、と考えています。一度にクルマも免許もとり上げるのはちょっと酷かな、と思ったので。

田舎に住んでいるので買い物など不自由になることは目に見えています。でも、少しずつ慣れていってもらいたいです。不自由なところは工夫して、知恵を絞って補ってもらえたらいいかな。本数は少ないですがバスはありますし、タクシーを使うのも手です。

日用品や食料品などは個人宅配を利用することにしました。家にいながらいろんなものが買えるので、母もちょっと楽しそうにしています。私も病院や銀行などへの送迎などは全力でサポートするつもりです。

ちなみに、年末に起きた事故の件は2月26日現在もまだ片付いておりません。
あぁ、早く終わりにしたい・・・。

次回は自動車保険についてお話ししたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。



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Gerry
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