月刊 みよたの広場 2023年11月

"11月2日木曜 天気:晴れ
利用人数:13名

人数は少ないながら、来た人たちが思い思いに時間を過ごす気持ちの良い広場の景色が見れた。

・昼一番に来てくれたおばあちゃんは、カフェ利用をしてくれて40分近く話していった。一人暮らしらしく、生き甲斐を感じられずに日々を過ごしているそう。広場でさくらちゃんという話し相手を見つけたおばあちゃんは大層嬉しそうで、お友達になってね!また来るわね!あなたここにはいついるの?と、話ができるだけで楽しそうだった。格好に気を遣って綺麗にしているおばあちゃんで、日々寂しさを抱えながら生きているなんて思えなかった。そんなおばあちゃんも内側には人に言いにくい何かを抱えていることもあるのだ。そして、広場がそういう人を受け入れられる場になれているのは本当に嬉しいこと。
・おばあちゃんに日々カフェを巡っているのか問うとそうでもないらしい。マツキヨに来ているときに目に入っていて、カフェをやっているというから思い切って入ってみたという。感覚的にそこに飛び込ませる何かを感じてもらえたのかもしれない。なんだかわからない怪しさを含んでいた広場が、なんだかわからない暖かさを感じてもらえる場になっているのだとしたら、嬉しいなぁと思う。

・夕方過ぎに広場にやってきた親子は二人で薪割りを楽しんでいった。近所に住んでいるがあまりきたコトがなかったそうだが、久々に来ると薪割りサインがあったのでスタッフに声をかけてくれたとのこと。嬉しい変化。お父さんは、田舎育ちの農家さんだそうで、広場の成り立ちや考え方に深く共感してくださった。地元の方に共感してもらえるというのは嬉しいこと。こういう人を少しずつ増やしていこう

・夕方過ぎにやってきた小学生3人組。一人はボールで遊びながら赤ちゃんをあやし、一人はゲーム、一人はハンモックに揺られてのんびりと。せっかく3人できているのにみんなバラバラのことをしている。それでもなんだか一緒にいる空気感はあって、帰りも一緒に帰っていく。同じことをしていなくても、時間を共有できていることが心地よいのかもしれない。そして、その時間を共有するフィールドが広場なのは嬉しいですね。"


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11月4日土曜 天気:晴れ
利用人数: 43名

今日は午前中はシーンとしていましたが、お昼頃から小学生がきて、家族連れがきて、賑わいました。
小学生とお味噌汁を作って、作りすぎてしまったので、「お味噌汁いりますかー!?」と広場に来た人に声をかけていく小学生たち。
お味噌汁を飲んでくれた方はおやつ貯金箱にお金を入れていってくれました。
その循環素晴らしいー!

ホットサンドを焚き火で焼いて食べていってくれた家族や、お父さんが薪割りの斧どこにありますかー?!とたくさん割っていってくれた家族、ふらっと来て、お味噌汁を飲みながらゆっくりしていってくれた2家族。
それぞれの利用の仕方が各場所でみれていい感じでした⭐️

ふらっとコーヒーを飲みに来てくれる方もいてカフェとしても認識されてきているのが嬉しいです。
6月に御代田に来て、移住を決め、今日、今さっき土地を買ってきましたー!という方がいて乾杯コーヒーも最高でした笑😂
色々な出会いがあるのがやっぱり面白い"
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11月5日日曜 天気:晴れ
利用人数:53名

今日は午前中から子供達がきていました。
家族連れも多く、常連キッズがその家族の子供と遊ぶ、という超goodな光景が見えました。
焚き火を焚いていると、火の周りに人が集まり、ホットサンドを買ってくれる方もいました。
昨日今日でカフェの売り上げも今までからは考えられない程、カフェっぽくなりました!
「コーヒー美味しい!」のひとことがあたたかーい!🔥

小学一年生の初対面の子が、キッチンカーの前に話しかけてくる訳でもなく座っていて、話しかけるとずっとそこから動かない程、お喋りをしてくれた。かわいい。私も超人見知りだけど、小さい子になら話しかけられる😂

子供が小さいありがとうの薪で薪割りをしてくれていて、大人はおので薪割りをする、そして常に薪割りをしている人がいる状況、、薪割りが広場の醍醐味みたいになっている?!

そして夕方に私の一つ下の女の子が「おしゃべりの相手してくれますか?!」と広場に来ました。脳の病気で大学を中退し、これから何年も入院しなくてはいけないと話してくれました。おしゃべりする相手がおらず、家にも居場所がなく、広場に来てみた、と。
「また話しに来ます!ありがとうございます!」と凄くお礼を言われて帰られた。
なんだか最近はそーゆー方に多く出会う。
私も広場で沢山の大人に支えてもらっている分、私も広場で誰かの支えになれたら嬉しい。

この土日、ジョージがいなくて、1人で広場に立っていたけど、1人で広場に立っているとスタッフが2人いるありがたみが凄くわかる。1人だとやりたい事が全然やれない。
いつもありがとうジョージ、いつもありがとうみんな。"



"11月6日月曜 天気:晴れ
利用人数:19名

ちいさいひろばは3組と参加人数が少なかったものの周りの目を引くので、お子さん連れの見学の方を呼び込む力がある。ちいさいひろばを運営するさっちゃんが丁寧に説明をしてくれるので、小さいお子さんを連れるご家族への草の根的な広告の場になっている。素晴らしい
・11/6ちいさいひろば ランチの日 白菜たっぷりクリームシチュー
・参加:3組(ぴっぴ)
・焚き火でクリームシチュー。子どもたちは、野菜を洗ったり、白菜をちぎったり、鍋に入れて混ぜたり、焚き火に薪を入れたり、やる気満々沢山お手伝いしてくれました♪

・薄着で寒いと叫ぶ子どもたちに、体を動かすよう提案したところ良い感じにことが進んだ。初めは人が少なかったので少人数で割れた薪を積み上げる作業を提案。軽トラに積み込み、薪を移動した後は薪積みスタート。広場に遊びにきた人から見える面を揃えること、積み木やパズルと思って簡単に崩れないように綺麗に積み上げることを伝えると、まぁ見事にやってくれること。子どもたちにとって、かなり大きなサイズではあるが、薪は間違いなく積み木であり、パズルになっていた。終わった後に、子どもが言ってくれた一言。「体動かして温まったし、きれいに積むの楽しかったし、薪が積めたのは広場のためにもなったよね。一石三鳥だね!」。嬉しかった。タスクをタスクとしてやるのではなく、楽しみながらやることができたらどれほど多くのことが仕事ではなく、暮らしの一部として取り戻せるのだろうか。子どもだけでなく、大人の楽しい心もくすぐりながら、広場運営のタスクを楽しいに変えていけるか? 薪積み→積み木/パズルと言い換えるなどの簡単な工夫なのだが、それが大事。向き合っていこう

・最後は手伝ってくれた子供達のリクエストに応えて本気の鬼ごっこ。大変な体力を失うが、これもまたよし!"



"11月9日木曜 天気:晴れ(寒かった)
利用人数:11名

今日は久しぶりに小学生なしでかなり人の入りが少なかった。風が強くて外にいるのが辛い体感温度だったので仕方ない気もする。これからさらに厳しくなってくるのか、と考えると冬に向けては相当気合を入れて企画を練り込まなければ、と思う。見方を帰ると、焚き火ができる広場の本領が発揮されるのはこれからの季節。そう捉えて良い企画を作り込んでいこう。

・前に来てくれた70代のおばあちゃんが編み物の道具を持ってまた来てくれた。前に約束をしていた編み物を教えに来てくれたのだ。優しく手取り足取り教えてくれるタイプではなく、体で覚えろスタイルのサバサバした教え方もまた良い。寒い広場ながら心温まるワンシーンだった。スタッフのさくらちゃんが広場に来たばかりの頃のやりたいリストに上げていた「おばあちゃんに編み物を教えてもらう」が実現した日。やりたいことを言葉にしておくのは何かと大事だなと思った

・落ち葉プールの存在を知った方が、さっそく落ち葉を持って広場まで来てくれた。軽トラいっぱい分の落ち葉を持ってきてくれて、落ち葉プールがかなり埋まった。嬉しい誤算だ。これから持ってきてくれる人のことを考えて、落ち葉プールの壁をより高くなるよう増設しなければならない。現場作業がまた多くなる。タスクをタスクじゃないものに置き換える開発力が試される。

・落ち葉が溜まった直後くらいにやってきた中学生五人組は、広場のテラススペースに座ってくつろぎ、落ち葉プールに飛び込んで遊んでいった。中学3年だったが、たいそうなはしゃぎっぷり。きっとほんのいっときでもバカになれる場があるのは大事なことで、広場が彼らにとってその場所なのであればそれは嬉しいことだ。"



"11月11日土曜 天気:晴れ 風速4m
利用人数:40名

天気ではあったが朝から風が強く、とっても肌寒い1日。お昼からの取材にはじまり、夜18時からは利用者さんの持ち込み企画で夜の焚き火を囲んで語る会、とスタッフとしてはプチイベントが重なった。取材終わりのお昼過ぎは広場が閑散としていてここ最近の週末としては珍しい傾向。寒さも厳しくなってきて、これからイベントのない週末は人の出が少なくなることを予感させる週末だった。

・昼一から小屋DIY雑誌の取材対応。小屋DIYの雑誌なので、小屋の構造などを中心に聞かれると思いきや、ほぼ広場のコンセプトやここまでの変遷や手応え、最近の具体的な使われ方などを中心のヒアリングだった。広場にお子さん連れの家族もいて、お昼ご飯を食べている中学生もいて、広場の雰囲気を感じてもらえたのはよかった。どんな出来上がりになるか楽しみ。

・地元のキーマン夫婦が、移住検討中のご家族を連れて遊びにきてくれた。これまであまり広場に足を運んでくれた記憶がないご夫婦だったが、移住検討をしている家族に紹介する場所として広場を思い出してくれたのは嬉しい。焚き火とあったかベンチで暖まりながら、広場で遊ぶ子どもたちを眺めるゆっくりした時間を過ごしていった。地元の人間がこういう場所の良さをわかっていないのがもったいない、というコメントもあり、町にとっての広場の意義を感じてもらえている様子も伺えた。地元の方との連携はこれからも引き続き重要なテーマなので、定期的にコミュニケーションをとっていこう。

・夕方ごろから常連キッズがやってきて、こたつで暖まったり、焚き火を楽しんだり、赤ん坊をあやしてわーきゃー騒いだり、いつもの広場らしい雰囲気が見えた。週末らしい景色は、常連キッズのお母さんたちもゆっくり広場で過ごしていくところ。さむいさむい言いながらもあったかベンチで暖をとりながらしばらく過ごしていく。普段の子供達の広場での過ごし方なんかを共有しながら時間を共にするのは、広場が地元に浸透していくために大事なコミュニケーションだと思う。

・夜18時からは、持ち込み企画の焚き火を囲んで語る会。火を使うということで特別にスタッフが滞在し、イベントの様子を伺うことにした。焚き火を囲みながら語り合い、食事をとって終了。都心部の方を対象としたリトリートツアー的なものを仕事にしたいと思っている方で、コンテンツのひとつとして「焚き火」をできる場所を探していたところ、広場の存在を知ったそう。何かを始めようとしている方をサポートできる場として、動き出しの後押しをできているのはとても良い。特に冬場はイベントの数が大事になってくると思うので、こういった持ち込み企画をどんどん募集して増やしていこう"



"11月12日日曜 天気:晴れ(激寒)
利用人数:44名

今日はボロボロの黒板を新しくしようの日。
11時過ぎても誰もこないどうしよ…と焚き火から離れられない私達。少ししたら、広場によく来てくれる方が来てくれて3人で黒板の解体作業をしていました。
そこから、広場に人が増えてきて、コーヒー、ホットサンドの注文が沢山!
コーヒーを暇なく淹れられる!嬉しい!その時は不思議と寒さを感じませんでした。
その中で1人の男性が、前回日曜市の時に飲んで、今日も飲めるのかな?と、寄ってみた、という方がいました。""広場でコーヒーが飲めるかな?""という事が頭に浮かんできてくれる事がまず嬉しいです🥲
他にも大石屋側の看板を見て、来てくれたら家族もいて、なんか、やっぱコーヒーがあるだけで、私も、他の人も嬉しいなーという気持ちになりました。
そして完成していた黒板!サイズは少し小さくなったけど、子供は描きやすいサイズだと思う、リニューアル黒板!日々、どんな落書きが見れるか楽しみです。

薪割りも、沢山の人が挑戦してくれ、丸太がすぐに無くなってしまう。ジョージがいつも貯木場でメチャクチャでかい丸太を1人でヒーヒーと運んでいると考えると、なにか、どうにか、できないかな?と思う。大人達の腰が、安全であるためにも、何か考えなければならない。
けど私には思いつかない、何かみんなで考えましょう…🤨

暗くなるのも早くなり、風が強くて、本当に寒い広場。
けど、私たちはなんで広場にいるの?
人が集まるために広場にいるのよね?
みんなで寒い寒いと言いながらも楽しめる何かを、まずは自分達が楽しむ何かを、企画するだなーと、キッチンカーの中で温まりながら考えておりました。
私は最近焚き火をつける技術をジョージから学び、1人で火をつけてみたり、広場の絵本を作ろうとシナリオを考えいてみたり、色々な仕事のやり方の話をしたり、私よりも遥かに経験が豊富な大人から話を聞いてもらえたりアドバイスを頂けたり、今までやったことない事、考えたことがない事をできる、考えられる広場はなんか、学校ではないけど、ちょっと学校みたい。学べることはどんどん吸収していきたい。"



"11月13日月曜 天気:晴れ(初雪。昼から太陽ナイスな暖かさ)
利用人数:20名

午前は安定のちいさいひろば、午後はガッツリ倉庫周りの作業を進めた。

・秋の木の実で作ろう(松ぼっくりでハリネズミ、おうち)、お味噌汁(キャベツ、ねぎ、さつまいも)焼き芋(焦げたので次回はリベンジ!)
参加:3組
今年一番の冷え込み、こたつに入りながら絵本を読み、お母さん中心に工作しました。子どもたちは粘土の固まりに思い思いに木の実をつけていました。お味噌汁に「おいも」とさつまいもをリクエスト、切ったおいもをお鍋にポトンポトンと入れてお手伝いしてくれました。
後半は、寒い中でも靴を脱いでデッキを走ったり元気!風は強かったけど、お日様ありがとう!

・午後からは広場を暖かくしようプロジェクトを進めた。まずは新設された倉庫周りの処置。整理整頓が仕切れていなかった倉庫周りの雑多なものの整理もしながら、風除けができるように棚を設置。以前、広場に持ってきてもらった巨大な箱を生かし、風防&棚をつくった。見た目の問題はあるので、くつろぎスペースの居心地はこれから良くしていくが、ひとまず風が避けられるスペースが生まれたのはGood。薪を大量に積んで風貌にしなければならないので、広場に来る人に手伝ってもらいながら薪の大移動も進めていく。冬場を暖かく過ごせるスペースを増やして、暖かく過ごせる広場のイメージをもっと定着させていこう。

・作業に必死になっていて気づかなかったのだが、広場に来た親子に常連の子供たちが話しかけ、こたつに入ってもらっていた。スタッフがいなくても、勝手がわかっている子どもたちを介して広場の過ごし方を知ってもらえるというのは本当に素晴らしい。看板を作るよりもスタッフがいちいち説明するよりも、理想の運営の形に近い在り方だと思う。僕ら・私たちの広場の良さをもっと知ってもらいたい!という子どもが増え、キッズの広場アンバサダーが広場の広告をしてくれるようになったら嬉しいな。"



"11月16日木曜 天気:晴れのち曇り
利用人数:24名

・今日も、みよたの広場の冬支度プロジェクトを進めた。倉庫スペースのストーブに火を入れてみて暖かさの確認、風防が機能しているかの確認などをチェックした。ウッドデッキ横の焚き火スペースよりは周りが壁で覆われているため、暖かく過ごしやすい空間であることは確認できた。まだ風防整備が足りていない箇所があるので、薪を量産して風防づくりを急ぐ。広場のあったかスペースを増やし、大人が暖かく過ごせる広場であることを発信していく。

・このところ帰り際の中学生が広場でしばらくくつろいでから帰る流れが定常化している。彼らはトイレ横の椅子に腰掛けてくつろいでいくのだが、スタッフが常駐する中央スペースから一定の距離があり、話しかけられないギリギリのライン?だと思っているような気がする。離小島があることで居場所を見つけやすい人もいる、という設計が活きてきた。

・以前のブランチイベントに来てくれた方が、また薪割りをするためにまた来てくれた。薪割りをメインの目的としてリピートされる方は珍しい。薪割りつよし

・メイクに興味がある小学生がスタッフのさくらちゃんにメイクをしてもらってルンルンしていた。こうやって年上のおねぇちゃんと遊ぶ機会があるのは良い経験になっているのだろうな。"
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11月17日金曜 天気:雨→晴れ
利用人数:12人

今日は、13時ごろまで雨が降っていて、その後雨は止んだけど、ほとんど人が来なかった。
とりあえず、広場に落ちているゴミ拾いをした。
お菓子のゴミとペットボトルのゴミが凄く多い。どうしてゴミ箱に捨てないのだろう。どうして持ち帰ろうという心はないのだろう。
どう思って捨てているかは分からないけど、それでいいや、と思われているのが悲しい。
よくトイレとかに""いつも綺麗にご利用頂きありがとうございます""などの一言が添えられていると、なぜかより引き締まる?意識する?あの感じ、どうやったら広場で感じさせられるだろうか、、、、と思った。

今日も中学生が、ふらっときて、一瞬椅子に座り、帰っていった。通学ルートに広場が含まれたのが嬉しい。一瞬でも椅子に座る時間があるのが嬉しい。
小学生は誰も来ず、通行人も1人だけ。
昨日も今日もコーヒーは、常連キッズのママが買ってくれました。売れたのは1杯だけだけどその1杯が、広場にいて良かった〜と思えました。
今日は静かな広場でし"



"11月18日土曜 天気:晴れ→吹雪
利用人数:23名

今日は、広場ライブラリーのお披露目イベント「内沼さんトークセッション&ブッカー貼り」。天気は良かったものの気温も低く、風も強い厳しい天候の中のイベントでした。少人数開催だったこともあり、参加者ひとりひとりの目線からの質問がでる良い雰囲気のセッションになりました。午後からは極寒の吹雪。いよいよ御代田の冬が本気出してきました。厚着をしていったつもりだったのに、午後だけでも体力の消耗が激しく、これからの極寒シーズンに備えて何を着れば良いのか迷子なジョージとさくらです。

・イベント準備で朝から本棚に本を並べていると、カフェ利用のお客様が声をかけてくれた。火に当たって待っててくださいと声をかけてコーヒー淹れはじめると、おもむろに本棚を眺め始めた。本を一冊手に取り、火の前で読み始める。本が在るからこそみられる景色を初めて見れた気がした。しばらく前から広場に本はあったが、誰もが気軽に手に取りやすい状況ではなかった。本が在る価値を届ける環境づくりがようやく一歩前進したのだと思う。カフェがあるから広場に来る人が増えたように、本が在るから広場に来る人もこれから増やしていけるはずだ。薪割りがあるから生まれるコミュニケーションがあるように、本が在るからこそのコミュニケーションも生み出せるはず。その可能性を感じられる一日だった。そんな景色をみるために、これから何が必要なのか、いろんな人に関わってもらいながら企画・実行していこう。

・イベントのためにわざわざ遠方から来てくれたサマキャン生は、広場で本のイベントを企画することに興味を持ってくれた。お互いにとって良い企画になるようにしっかり練っていきたい。これまでに少しずつ積み上げてきた関係性が、新しく芽生えた種を育ててくれる。こんな嬉しいことはない。

・広場に来た常連小学生が、広場で出会った大人と一緒にエコールのイベントに出かけたり、MoPPのカフェで一緒にお茶をしたりして帰ってきた。広場で生まれたつながりが広場の外にも広がっていく流れは目指していたことでもあり嬉しい出来事。しかし、親や親戚じゃない大人たちに囲まれてご飯を食べたり、カフェでお茶をするなんて、自分が小学生の時には想像もできなかった時間の過ごし方だなぁ。すごい"


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11月19日日曜 天気:晴れ
利用人数:44名

今日は、昨日に比べメチャクチャ暖かく、寒いという感情がないだけでこんなに幸せなんだな〜と思った。

今日は実生を頂き、広場の色々なところに植えました。広場の木はどれも小さく葉っぱも付いていなくて風除けにも、日陰にもならないから大きな木が育って欲しい…!

今日は暖かいからかコーヒーやホットサンドを買ってくれる方も多く、嬉しかった。
子供達も多く、サッカーする少年たち、赤ちゃんのお世話をする少女たち、こたつで暖まる大勢。
昨日の激寒の日から、今日の暖かい日になるとやる気が出る。お昼を農家さんから頂いたさつまいもを使ってポタージュを作りました。
何かを手伝っていると子供達が寄って来て、なにしてるのー?何作ってるのー?と集まってくる。またみんなで何か作りたいね〜。

夕方に小学6年生が、焼き芋を食べたい!と、自分達で芋を洗って新聞、アルミホイルを巻いて火に突っ込み食べていた。
ジョージと話していたが、こんな公園はないと思う。焼き芋が食べたい時に芋がある。
家族が「おせわになりました〜」と言って帰っていく。
何故か初広場に来てレタスをもらえる。笑
子供も大人も満足できる広場っていいね!"



"11月20日月曜 天気:晴れ時々雨
利用人数: 29名

今日はちいさいひろばが賑やかで、午後はおとなしめのよくある月曜日でした。

・ちいさいひろばでは近隣の方のお庭からもらってきた実生を植えました。大地の再生の考え方を取り入れた植え方にお母さんたちも興味津々。みんなで植えたクリスマスツリーが元気に根付くことを祈りましょう!お昼のお供はお芋の入ったお味噌汁。子どもたちに手伝ってもらいながら調理して美味しい汁で身体を温めました。お母さん同士のコミュニケーションがとれるちいさいひろばランチは、良き交流の場になっています。

・午後は最近みよたに越してきた男性がコーヒーを買いに来てくれた。しばらくゆっくり話をして、また週末のマルシェにくるねーと帰っていった。カフェがあり、マルシェがあり、ちょくちょく来る理由が散りばめられ、それらがある程度形になってきたことで良い流れが生まれている。ひとつひとつの積み重ねだなぁ。

・警察の方が来て先週の一件の現場検証をして行った。これからの抑止策についても相談させてもらい、近くの交番や生活安全課に具体的に話をしていくことをお勧めしてもらった。学校や教育委員会とも連携して地域を巻き込んだ防犯対策を進めていく。"

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11月24日金曜 天気:晴れ
利用人数:19名

今日は12時半くらいに広場に来たら、ドームの中でお昼を食べている男性が3人いました。お話がメチャクチャ盛り上がっていていました。
風が超超強い日だったのに、どーむのなかであれ、広場でお昼を食べようと思ってくれるのは嬉しいですね😃

今日の作業は、本をジャンルごとに分け、シールを貼っていきました。
一冊一冊のタイトルを見なくてはいけないのどんな本かな?と気になりシナリオを読みながら…作業していました。
なんか、本って生まれてきてから当たり前にあるし、本屋さんとか図書館に行っても自分の気になるところにしか目がいかないから、土についての本とか、森での生活の本とか、難しい名前の本とか、誰がどうやってこの本作ろうと思ったんだろ、どんな人が作ったんだろ、とかが気になりました。
広場に来るまでは気にした事がない内容が、今では""焚き火入門""とか、今度読んでみよ、とか思ったり色んな自分の入り口が開けているなーと思いました。 
けどやっぱり私が本で気になってしまう内容は、心とか考え方とかについての本。
自分がとても弱いから、考え方を変えたい?なにかに頼りたい?共感がほしい?気持ちで。自分のことについてもっと知っていきたい。とか人についてもすごく興味があって、そうゆう考え方もあるんだーと知りたい気持ちで、このようなジャンルの本を手に取ってしまいます。
私が今読んでいるのはちくまQブックスの「君の体は何者か」。
主に吃音についての内容ですが、私の8つ離れた妹が喋る言葉が吃っていて、幼かった私はよく馬鹿にしていました。この本を読んでから親に妹の連絡先を聞き、何故か妹と話をしたくなりました。
吃音でなくても、体の思い通りにならなさはみんなどこかにあると思うし、それは人に言いづらい事だけどどんどん人に言っていいと思う。自分では当たり前と思ってできている事が人には当たり前ではないという事を世界中の人が理解をして、優しい世界になれますように。と思った。
当然本の本の感想をすみません。内沼さんがセレクトしてくださった本を読んで、感想を言ってみるのも良いかなー!とこないだの会を気に、思ったので…🫣🙇🏻‍♂️

初めて広場に来た方が自分達で火をつけてずっと焚き火を囲み、3時間くらい?ゆっくりして行ってくれました。
私たちは、常連の子を巻き込み、薪を積み上げて、風を防ぐ壁を作りました。軽トラ2回分の薪を動かし、汗をかきました。
ジョージはたるんだタープを取ってくれて、だいぶ開放感があるウッドデッキになりました。
やっぱ何人かで作業すると、やったぞー!って気持ちが大きいから楽しい。
色々な作業が進んでいい日でした!*"



"11月25日土曜 天気:晴れ
利用人数:72名

日中から焚き火を楽しむ方の姿が多く見られ賑やかで、夜は御代田花火の会場として盛り上がりました。広場からの花火の見え方がわからず、会場として大々的に開くのは控えましたが、結構大きく綺麗に見えたので、来年も同じ打ち上げ場所であれば夜市スタイルで開催しても良さそうです。

・軽井沢に別荘のある家族は、こちらに来るたびに広場に寄ってくれて、薪割りやら焚き火を楽しんでいく。今回は広場のコンセプトは?どこ目指してるの?といった深めの話になり、一通り話すとえらく共感してくれて、ぜひ協力したい!と前のめりだった。こういう方と具体的な連携の形を一つずつ作っていくことが、次の協力者を生み出すことにつながると思うので、広場の会話で盛り上がっただけで終わりではなく、具体的なところまで落とし込みたい。

・倉庫の整理が進んできて、ものの置き場などのルールも整いつつある。道具を使いたい人が使って、しかるべきところに戻してくれて誰でも使いやすい状況が続けられるようになれば、道具をオープンに使ってもらいやすくなる。そこに向けてもう少し整理を進める。

・夜に向けての鍋やお酒の準備は、スタッフが動かなくてもやりた人や早めにきた人が自発的に動いてくれて整った。広場で過ごす時間を楽しむためにいろんな人が自分のやりたいことを持ち寄って、みんなとシェアしながら場をつくっていく。広場が作っていきたいそんな空気感ができていて、とってもよい雰囲気の時間だった。"



"11月26日日曜 天気:晴れ
利用人数:110名程度

前日の御代田花火の翌朝ということ、寒さが厳しくなってきたこともあってか、来場者がこれまでとくらべて明らかに少なかった。お昼過ぎのワークショップごろにかけてそこそこ場が盛り上がったが、それまでは閑散としてしまっていて、これまでのイベントとは印象が大きく変わっていた。これからの冬場にかけてはイベントの組み方を考え直す必要がありそう

来場者は少なかったように感じたが、ワークショップブースの盛り上がりがあったことで人が集まり、賑やかな雰囲気が一定時間継続した。人気のワークショップブースがあることで、来場者の滞在時間も長くなるのはGood。ワークショップも含めた出店者の検討に役立てよう"



"11月27日月曜 天気:晴れ
利用人数:16名

・ちいさいひろばはいつもより人が少なめ。マツキヨ側からの入り口花壇に、チューリップの球根を植えた。みんなで植えた球根が次の春に花をさかせてくれるのが楽しみ。

・トイレの扉が壊れた翌日に、トイレの扉を直してくれる若者たちが現れ直してくれた。地元の子達でもなく、たまたま旅行できていたところだったそう。今回はたまたまの偶然とはいえ、気づいた人が広場をよりよくするためにメンテナンスしてくれる、という流れは広場が目指す形そのもの。どうやったら他のいろんなことにもそれが広がっていくのだろうか。一つ言えるのは、広場が一定メンテナンスされていて、誰かしらによって管理されている場、と見えたことが彼らの行動を引き出したとは思う。(仮に荒れ放題の空間であれば、扉が壊れていても直そうという気持ちは湧いてきにくい)あとは、誰でも使いやすいように道具小屋が整理されていたことも大事な要素。とすると、「ちゃんと管理してます。いい状態を維持していきたいです。手伝ってくれたら嬉しいです」が伝わるコミュニケーションと、そのための道具貸し出しますコミュニケーションの両方が成立している必要がある。丸太運び、薪運び、ゴミ拾い、トイレ掃除、リビングの整理整頓などなど、サインが多くなりすぎないよう気をつけながらコミュニケーションの形を考えていこう

・午後広場にきた子供たちが割れた薪運びを手伝ってくれた。100本運ぶ!を掛け声に、焚き火スペース周りの薪だなに薪を補充してくれた。遊びの延長で広場の維持管理に必要なことができるように、台車のような道具を揃えるのも大事だな。"



"11月30日木曜 天気:晴れ
利用人数:8名

・月曜ぶりに広場にいくと、おかしな位置に軽トラが止まっていたり、倉庫の中に入っているはずの道具が散乱していたりと様子がおかしい。倉庫を確認すると鍵が壊されて道具倉庫が荒らされていた。幸いにも高価なものは盗難に遭っていなかったが、ナイフなどワークショップ備品の一部が盗まれていた。これまで性善説で広場の運営を進めてきてなんのトラブルもなかったが、いよいよ向き合う時が来たのだと思う。現場の確認に来た警察と話をすると、監視カメラをつけましょう、スタッフが不在の時は使用禁止にするなどの対応が大事などとアドバイスをもらった。が、それをそのまましてしまったのでは、広場の良さと面白さも半減してしまう。きっと、新しい試みをする場というのは、こういうインシデントによって少しずつ角が取れて面白みを失っていくのだと思う。今回のケースを無視して楽観視するでもなく、過剰に反応してルールガチガチにしてしまうでもなく、別の方法を模索していくことが広場の役割と捉え、しっかり向き合っていきたい

・警察対応の後にトイレ掃除をしていると、常連の小学生が来て一緒にゴミ拾いを手伝ってくれた。トイレ掃除、ゴミ拾い、と広場が適切に管理された場であり続けることは、広場に来る人に対しての間接的なコミュニケーションになると思う。綺麗に使ってくれてありがとう、の看板も大事だが、常にゴミを拾ってくれる人の姿が見えたり、綺麗な状態で維持されていることが何より大事だと思う。

・ゴミ拾いの時、常連の小学生はゴミ拾いをゲームにして楽しんでくれた。ゴミ1個1点、タバコの吸い殻は2点・・・それ自体に意味はないし、勝負してどうこうなるわけでもないのだが、なんだか楽しくなって競い合ってゴミを拾っている自分に気づく。一人でやるよりみんなとやる方が気がまぎれるが、ゲームとなると楽しくなる。仕組みだなんだと凝り固まった頭で考えるよりも、子どもたちとのコミュニケーションから広場を運営持続させるためのいろんなヒントを学ばせてもらえそうだ。"




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