国際コーチ資格、ICF試験、合格体験記
これから国際コーチ資格ICF試験を受ける方々のために、私の合格までの体験をまとめました。
1回目の試験
(1) 9月に自宅からオンラインテストで受験。
9点足りず不合格、、、涙
(2) オンラインテストを受けるために、会社のパソコンを使おうとしましたが、System TestにPassすることができませんでした。
System testにPassしようと、8時間くらいパソコンと格闘しましたが、ダメでした。本当に苦労しましたが、Securityなど複雑で時間だけ浪費する結果となりました。
(3) 会社のパソコンを諦め、自宅にあるパソコンでトライしてみました。
しかし古いパソコンだったので、スピードが遅く、System TestにPassすることができませんでした。
(3) 仕方なく、このICF試験のためだけに、新しいパソコンを購入して、オンラインテストを受けました。
(4) やった勉強といえば、下記リンクのICFサンプル問題の8問だけの勉強でした。そりゃ、合格しないですよね。
Credentialing Exam Content - International Coaching Federation
2回目の試験
(1) 10月に自宅からオンラインテストで受験。
1回目よりも点数が下がり、不合格、、、涙
(2) やった勉強といえば、Solution Academyの53問を1回勉強しただけ。
仕事が忙しく、間違えた問題を見返す時間もなく、ほとんど勉強時間が取れませんでした。
3回目の試験 (1/2)
(1) 11月に試験を申込みましたが、試験当日のシステム上の色々なトラブルがあり、オンラインテストを受けることができませんでした。
(2) 自宅からオンラインテストを試みましたが、なぜかパソコン画面のStartボタンを押しても画面は真っ白なまま。
テストが始まらない、、、焦る。
パソコンは1回目、2回目と同じ。
パソコンの設定は何も変えていない。
30分前から始まる試験直前のSystem TestにもPassしていたのに、なぜ?
どんどん30分の試験準備時間は過ぎていく。
テストのために、わざわざ会社の有休を取ったのに。
試験が始まってしまうため、下記ICFサポートのメールアドレスに問合せメールを送りました。
support@coachfederation.org
しかし、全くの返信なし。
焦っていたため、数分置きに、合計9回のメールを送りましたが、一切返信はありませんでした。
「このメールを受信したかどうか確認して下さい」という質問にも、一切返信はありませんでした。「このメールアドレスは違いますよ」と返信してくれるだけでもイイのに全くの無視。怒りをこえて、落胆と諦めの気持ちになりました。
試験時間が開始しても、返信はない、、、
試験開始から1時間くらい待っても返信がないので、諦めました。
結局、105$の受験費用がどうなるかも不明。
再試験を受けることができるのかも不明。
(2) そこで翌日、怒りを抑えて、Person VUEのホームページから日本カスタマーサービスを調べました。
上記に電話して、やっと試験の日程変更ができました。新たに105$の受験費用を払う必要はありませんでした。
その時のPerson VUE Japanのメールアドレスはこちら ↓
Pearson VUE AP Japan Customer Service : pvjpreg@pearson.com
後から確認したことですが、ICF試験自体はPerson VUEに委ねているので、もし試験中に問題があれば、ICFサポートセンターではなく、下記メールアドレスに問合せるとのこと。
pvapcustomerservice, EXOSH : pvapcustomerservice@pearson.com
試験日程の変更やキャンセルの問合せは、下記ICFサポートセンターのメールアドレスになります。
support@coachfederation.org
なお、「使っていたパソコンは、30分前から始まる試験直前のSystem Testにも合格していたのに、なぜStartボタンが機能しなかったのか?」Person VUE Japanに電話で質問しましたが、「よくあるトラブル」とのこと。色々な原因が考えらえ、主原因は不明とのこと。
この経験から、せっかく新しいパソコンを購入しましたが、VUEオンラインテストは全く信じられなくなりました。
3回目の試験 (2/2)
(1) オンラインテストが信じられなくなり、12月に試験会場で受講しました。
2回目より点数は 良くなりましたが、不合格、、、涙
(2) 試験会場の数は予想より多く、会社の近くにありました。もっと早く、試験会場が沢山あることを知っていれば良かったと後悔しました。
試験会場は快適でした。
メモ用紙も渡してもらえるので、試験を受けながら、O Xをメモできます。迷った問題には、かなり有効でした。
自宅のオンラインテストでは、メモ用紙もダメだったので、試験会場の方がおススメです。
ただしメモ用紙はマジック性のペンでしたが、すぐにペンが使えなくなり、ペンは7回くらい交換してもらいました。
なお試験会場では、水、スナック、携帯など一切、持ち込み不可。
試験会場に持ち込めるのは、身分証明書とロッカーの鍵の2つだけでした。
(3) やった勉強は、Solution Academyの53問に対して、一つ一つ理由を考えながら、メモしていきました。
ただし間違えた問題だけ、2-3回繰り返しただけで、十分な勉強時間を確保したとは言えませんでした。
4回目のテスト
(1) やっと合格!
約5か月の長い道のりでした。
(2) やった勉強は、コアコンピテンシーの4つの切り口を頭にいれること。
過去3回の失敗から学んだことは、問題を解く時に、4つの切り口で、コアコンピテンシーを考えていなかったことです。
4つの切り口とは何か?
試験を受けると、その場ですぐに試験結果を知ることができますが、その時に下記のような情報が掲載されています。
この1~4は、まさにコアコンピテンシーなんです。
1. Foundation 基盤を整える
2. Co-Creating the Relationship 関係性をともに築く
3. Communicating Effectively 効果的なコミュニケーション
4. Cultivating Learning and Growth 学習と成長を育む
ICF試験問題は、上記4つのコアコンピテンシーに分類されています。
各コアコンピテンシーの結果が、下記3つのパフォーマンスで評価され、試験結果として表示されます。
Meets Passing Standard = 合格基準に達している
ドメインレベルのパフォーマンスが、この試験の最低合格基準を満たす、またはそれを超えています。
Below Passing Standard = 合格基準未満
ドメインレベルのパフォーマンスが、この試験の最低合格基準をわずかに下回っています。再試験前の追加準備が推奨されます。
Needs Improvement = 改善が必要
ドメインレベルのパフォーマンスが、この試験の最低合格基準を下回っています。再試験前に十分な追加準備を強く推奨します。
これによって、自分がどのコアコンピテンシーが弱いのか知ることができます。従って、4つのコアコンピテンシーを頭に入れて、問題を解くことが成功の秘訣となります。
いやいや、そんなん当り前やん!と思わないで下さい。
自分自身、「クライアント主導かどうか」という切り口ばかりで考えていたため、不正解が続いていました。
また、間違えた問題に対して、「どうして、これが正解なのか?」ずっと理解できませんでした。
そこで「今度こそは合格して、この地獄から抜け出してやるぞ!」という強い気持ちで、下記2つのNoteに記載していることを徹底的に勉強しました。
国際コーチ資格、ICF試験、合格のための秘伝の合格ノウハウ、12個|PMPコーチング
国際コーチ資格、ICF試験、どこにも売っていない53個のサンプル問題の解説と回答テンプレート|PMPコーチング
特に、問題を解く時に、4つの切り口で考えることができるようになりました。これは非常に大きかったですね。
3回の失敗から学んだこと
(1) こうやって振り返ってみると、やっぱり勉強していないとダメだったということです。
当り前ですが、仕事など忙しく、なかなか勉強時間が取れない方が多いと思いますが、合格のためにはやっぱり勉強は必要でした。
(2) そして試験を受けるなら、試験会場が絶対におススメします。
オンラインテストはもうコリゴリです。
最後に
今回のICFのテストを受けるにあたって、noteを検索して沢山の方々の体験談を拝読し、非常に役に立ちました。この場をお借りして、投稿されていた方々、本当にありがとうございました!
私の情報も、これから受験される方々のお役になれば幸いです。
そして、これからもコーチ仲間の方々と切磋琢磨し、学び合いを大切にしていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。