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好奇心が導いた新たな挑戦 - 成田さんの人生物語

こんにちは!

「好奇心が導いた新たな挑戦 - 成田さんの人生物語」をポッドキャストで配信しました~

成田社長

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名前に込められた想いとプレッシャー


成田昌人——その名には「日に日にまさる」という願いが込められていた。しかし、幼いころからその意味を意識するたびにプレッシャーを感じていた。それでも、「良い成長をしたい」という気持ちが常に心の奥底にあった。

やがて成田さんは金融業界で社長となり、面談の際に社員一人ひとりの名前の由来を尋ねるようになった。それは、単なる会話ではなく、その人のルーツや育った環境を知る手がかりだった。そして、100人を超える社員の名前を記憶に刻むことができた。

昭和40年生まれ、経済成長とともに歩む


成田さんは昭和40年生まれの年男(還暦)。

成田さんの時代は、激動の経済成長の波の中で貧富の差が大きい時代。
成田さんの家は平屋で、二階建ての家に住んだことはなかった。
成田さんの憧れは、5段階にギアを切り替えられる自転車だった。

憧れの自宅の購入は、成田さんが社会人になって3年後、家族全員でお金を出し合い、家を購入。
しかし、成田さんは金融業界に足を踏み入れてからは、全国展開する企業の一員として頻繁に引っ越しを余儀なくされた。家を買った矢先、わずか半年後に広島への赴任が決まり、新居にはほとんど住めなかった。しかし、それが金融業界の現実だった。

当時の金融機関は、身だしなみ、字の綺麗さ、数字の正確さに厳しかった。新人時代は特に怖いというイメージがあり、飲み会に行かなければ情報が入ってこない時代でもあった。人気業種だからという理由で飛び込んだ世界だったが、入社の動機は「後付け」そのもの。

変わりゆく時代と金融業界の掟


成田さんが金融業界に入った時代は、上司が新聞を読み、女性社員がコーヒーを入れるという「村の掟」があった。「会社は喫茶店じゃないぞ」と思いながらも、当時の文化に適応していった。しかし時代は変わり、今や上司が一番忙しく動き回る時代になった。

48歳で地方に出向した際、かつては「一を言えば十が伝わる」環境だったが、今は工夫しなければ伝わらない時代になったことを痛感した。

そして、中小企業社長たちとの対話を通じて、自分にはまだまだ足りないものがあると気づいた。組織の中だけで「紅白戦」を繰り返すのではなく、「対外試合」に挑まなければ成長できないのだ。

50歳、外の世界で学ぶことの楽しさを知る

50歳を迎えたとき、成田さんは自らの好奇心に従い、さまざまなコミュニティに参加し始めた。この時期が人生で最も学びの多い時間となった。そして、部下との関係をより良いものにするために「ほめ達」の講座を半年間受講。言葉一つで人を傷つけてしまうことの怖さを理解し、成長していった。

おじさん未来研究所の設立

53歳で子会社に転籍し、今後のキャリアについて考え始めた。

「会社という枠を外れたとき、自分は何ができるのか?」

それを模索する中で、『おじさんLCCの定年前の準備、定年後のスタート』という本に出会い、セカンドキャリアについて真剣に考えた。
そして2023年、『おじさんLCC』理事長の金澤さんに提案し、「おじさん未来研究所」を一緒に設立しました。

おじさんたちは悩んでいた。

多くの人が税理士や中小企業診断士の資格を取得していたが、時代はもはや「資格不要」の方向へ進んでいた。

セカンドキャリアを模索する同世代を支援。
おじさんたちにもっと挑戦し、失敗をする場を作るために、「失敗大賞」を行うユニークな取り組みを実践しています。

おじさんたちへ——好奇心を取り戻せ!

成田さんは50歳後半で、婚活サロンの立ち上げなど、自分にとって最も遠いと思われる分野にも果敢に挑戦。「自分らしくないことをやることで、かえって自分の軸が見えてくる」という独自の哲学を実践しています。

しかし、好奇心を取り戻すべきおじさんたちは、「おじさん未来研究所」に足を運ぼうとしない。社会の波にもまれ、好奇心を置き去りにしてしまっているのだ。

一方で、若者は転職を繰り返し、会社に固執しない傾向がある。無駄や我慢からこそ見えてくるものもあるのに、若者には理解されない。

時代は変わった——「風の時代」。

おじさんは好奇心を取り戻し、若者は無駄や我慢の価値を学ぶべき。
おじさんと若者が逆転している。
大切なのは、好奇心と固執のバランスを取ること。

成田さんは今、還暦を迎え、まさに「0歳児に戻る」新たなスタートを切ろうとしています。抑制していた好奇心を取り戻し、新しい挑戦を続ける姿は、同世代に大きな勇気を与えています。

「年齢に関係なく、好奇心を持って行動を起こせば、必ず新しい発見がある」- それが成田さんの60年の人生から導き出された珠玉のメッセージです。

そんな成田さんの人生は、下記リンクから、ぜひ生の声で聴いてみて下さい。

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