見出し画像

野球やってて一番良かったこと

小学校2年生から続けた野球を引退し、セカンドキャリアに向けてがんばってます。三吉です。有難い事に就活は順調です。

僕が独立リーグまでプレーした中で唯一と言っていいほど野球を続けててよかったと感じる出来事がありました。

それは、僕のために泣いてくれた先輩がいたことです。

その先輩は滋賀でチームメイトだった岡野さんです。

僕はシーズン中の5月15日に二試合だけ登板し、練習生に降格しました。原因はイップスになり試合で投げれるレベルじゃなかったからです。

練習生に降格してからはめちゃくちゃ精神的にしんどかったですが、めちゃくちゃ練習しました。外部に10数万円支払いメンタルコーチもつけました。だけど中々チャンスもなく、「これ昇格することあるんかな・・・」とめっちゃくちゃに不安になることもありました。そのころは実は言えないけど色々あり、ぶっちゃけた話チーム辞めようかなとも思ってました。

だけどそんな時も腐らずに取り組めたのは間違いなく岡野さんがいてくれたからです。いつも僕の話を聞いてくれ、感情的ではなく、論理的に客観的に適切なアドバイスもくれましたし、めちゃくちゃ支えになってました。

7月前半に昇格しチャンスをもらうことができました。この昇格は条件付きで、もし15日以内に登板なかったらまた練習生、やらかしたら練習生という条件でした。

7月18日の福井戦で2ヶ月以上ぶりに公式戦に登板しました。めっちゃ緊張したしましたが、三者凡退で無失点で終わることができました。僕が登板しているときは岡野さんはブルペンで待機してました。

1イニングを投げ終わりブルペンに戻るとチームのピッチャーの子達も「ナイスピッチ」と声をかけてくれたし、ブルペンキャッチャーの辰巳さん(この人も僕のことを信じてくれていた)も喜んでくれて嬉しかったです。僕が投げている時にブルペンに試合の状況を伝える伝令が「1アウト!」「2アウト!」と伝えにくると、ブルペンで肩を作っていた岡野さんは泣いていたそうです笑

僕は最初その話を聞いた時は「嘘つけ!」思っていましたが、岡野さんを見ると本当に岡野さんは僕が0点で帰ってきたことを喜んでくれて泣いてくれていました。

その瞬間「あぁ〜この人は裏切れないな」と思ったし、純粋に僕のことで泣いてくれたことがめちゃくちゃ嬉しかったです。実はその出来事を思い出して家で泣いたのは内緒です

僕自身、人の成功で嬉しいとは思っても泣いたことはなかったし、逆に僕のことで泣いてくれる先輩に初めて出会えたことに感動しました。

滋賀の一年は個人的にキツかったことの方が多かったです。でもこの瞬間は本当に野球を続けていてよかったと思いました。この出来事があっただけでも今年滋賀で野球やって良かったと思いました。

こういう人に人生で出会える回数は決して多くないと思います。

こんな素晴らしい人に出会えただけで、僕は滋賀に来た意味がありました。

ここまで読んでくださり有難うございました!

ここから先は

0字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?