マガジンのカバー画像

ボストンのホームレス支援/障害福祉を見てきました!

7
「障害者福祉」と「ホームレス支援」というテーマを携え、5日間、ボストンのあちこちへ視察した際のレポートです。視察先の紹介に加えて、ボストン=アメリカの福祉制度の裏にある世界観や国…
運営しているクリエイター

#日本

国が違えば、福祉も違う。~まとめに変えて~_ボストン福祉レポ Part.7

当たり前がくつがえる現場 今回、ボストンでの視察で得た気づきを一言にまとめれば、「国が違えば、福祉も違う」ということ。 制度的な違いはもちろん、社会の状況や福祉的支援のリソースによって、当事者の置かれる状況や支援現場の雰囲気は大きく変わります。   ホームレスもたくさん受け入れる滋賀県の救護施設で3年間働いてきて「どんな状況であっても、個別支援が基本」と学んだ身としては、2人部屋の施設にもどかしさも感じていた自分にとっては、1フロアに仕切りもなく100名以上が暮らしている

ボストンより帰国しました!_ボストン福祉レポ Part.6

叶わなかったある場所の視察 ボストンより帰国しました!   今回のメインの目的地の1つであったハーバード大生が運営する、様々なセクシャリティに配慮した18~24歳向けのホームレスシェルター Y2Y は、視察が叶いませんでした。 5日間で3回、現地で用件を伝えメールも送り続けたのですが、調整が進まず。。   年末はどの非営利団体も寄付集めに奔走しているそうで、加えて日本よりも担当の職務範囲への意識が強いアメリカなので、夜勤の学生に「突然やってきた日本人視察者の対応」をお願