裏・パルマ劇場歌手への道(2)~感想~
※この文章は2006年にブログ記事にしたものを編集し直したものです。
「ハッピーエンドで良かった」
とにかく、今回のシリーズはこの一言に尽きます。
そもそも、初めてオーディションの話をドメニコからされたのは、
まだ10/18のことでした。
そして、シリーズの開始が10/21でしたね。
第9話までは、まさにオーディションの話をもらった10/18の内容です。
実は、次の日の19日には第9話まで書き上げていました。
でも、一気にアップしては面白くない、と思ってしまったのです。
それからも、何かある度に文章をまとめて書いては、
毎日ちょうど良い長さずつブログにアップするというスタイルをとっていました。
(ちょっと「24」を意識していました。24話完結もまさにそれです。)
なので、自分では、ウマくことが運んでくれればいいなぁ、
と思いつつも、毎回ドメニコに絶望に落とされる度に、
バッドエンディングに向かって文章を書いていました。
しかし、どんでん返し続きの展開でしたので、
エンディングを書き直し、話を引き延ばしては、
また、バッドエンディングを書き、
という繰り返しを踏まえて、
最終的にあのエンディングになった訳です。
だから、最初からみなさんを驚かそうとした訳ではなく、
本当に本編のような展開だったわけなんですね。
ちなみに、合格が分かったのが11/7のことでしたが、
そのときにアップしたのが、まだ第14話でしたから、
(文章自体は20話くらいまで書き上がっていました)
10日間くらいは、早くお知らせしたくて、うずうずしてましたけどね。
そして、全編に渡って、会話の内容など、
本当は私はあんなにすっきりと喋っていませんが、
どもっている会話を全部そのまま載せてもしょうがないですからね、
大きな内容は変えずに、すっきりとさせています。
つまり、今回のお話、
そういった点以外は、まさにノンフィクションなんです。
まさに、「事実は小説よりも奇なり」とはこういったことでしょうか。
これが全体の感想ですね。
さて、ここからは、細かくみていきましょう。
第3話
今年の2月に出演した「皇帝ティートの慈悲」の話が出ていますが、
このときも、合唱の先生に出演を打診されて、
でも、授業の兼ね合いで練習に参加できず、
いったんは出演不可となったんです。
でも、先生に「どうしても出たい。」と無理矢理お願いして、
自分でさらって暗譜して、出演させてもらったんです。
今考えると、そこでも出演をあきらめていたら、
今の状態はなかったんですね。
第5話
「オーディション受けられない」と言われた時には、
本当に頭が真っ白になって、泣きそうになりましたよ。
そして、その時にふと「これはブログのネタになる」とひらめいたんです。
結局、そのような絶望は何回も味わうことになりましたね^^;
第8話
ここでも、ドメニコに食いついていって良かったです。
イタリアに来てから、なんとかすればなんとかなる、
という考えが潜在意識に身に付いたのかもしれません。
第9話
私が書いたイタリア語の手紙ですが、
これは友人のクリスティーナに添削をしてもらっています。
フォーマルな文章は今まで書いたことがありませんでしたからね。
でも、おかげで話も通じたのかもしれませんね。
クリスティーナにもお礼をせねば・・・
みそ汁・・・?
第10話
給料の話が出てますが、
パルマの話も分かってきました。
どうやら、かなり十分にもらえるみたいです。
ここでは具体的に触れられませんけどね^^;
【独り言:想定の3倍以上頂きましたよ】
しかし、今のユーロは150円超え・・・【2006年当時】
なんとかしてください。
あ、でも、こっちで給料をもらうならむしろありがたいんですね。
しっかり外貨を稼いでやります。
第11話
本当にこっちで楽譜を探すのは大変です。
買うにしてもユーロ高のせいで決して安くありませんし・・・
iTunesは本当に便利ですよ。
Windowsにも無料で配布されてますので、是非使ってみてください。
【独り言:本編でも触れましたが、2006年当時は革命的でした。】
第13話
先生の台詞、
「オーディションいっちゃえ」
よく覚えていないのですが、先生は、
「Ci vai, vai」
みたいなことを言っていたと思います。
これを「オーディション行っちゃえ」と訳しました。
だからなんだ・・・
でも、先生に言われる前に私も飛び込みは考えてました^^;
第14話
中から音楽が聴こえてくるのに、近隣住民の台詞、
「ないんじゃない?」
適当なこと言わないで下さい(´Д`;;
オーディションありましたから!!
第17話
ダリオが教えてくれたスカラ座の話、
かーーーなり、魅かれました。
何たって、天下のスカラ座ですからね。
でも、以前スカラ座に「ランメルモールのルチア」を観に行ったときのこと、
素晴らしい舞台でした。
ものすごく感動しました。
でも、1点だけ、何が気に入らなかったって・・・
合唱!!
第18話
ローマ歌劇場の合唱団の何人かとは東京お話をしたんですよ。
「イタリアで会えたらいいね」って。
そう話した人ではありませんでしたが、
本当にそこで関わった人と会うなんて、本当にびっくりでした。
第19話
みなさんをドッキリさせるつもりで、ああいう文章にしたのですが、
実際に、今回の私の挑戦が終わりだ、と思われてしまったかもしれませんね。
でも、実際ああいう文章を途中まで書いてあったんです。
その後にドメニコから電話があったので、
途中まで書いたのはそのまま採用させて頂きました。
第20話
電話を切ったあと、興奮状態に陥った私は、何をしていいんだか分からず、
無意味に家中をうろうろしてしまいました。
第21話
この日から、目覚ましの前に目が覚めるという習慣がついてしまいました。
なぜでしょう・・・?
ドゥオーモや洗礼堂は美しいですよ^^
そのうち写真をアップしますね。
第23話
マエストロ、本当に凄い人でした。
詳しくは次回書きますね。
第24話
ここでもドッキリを用意したのですが、
びっくりされた方はいらっしゃいましたでしょうか?
パルマ川はセーヌ川と比べたら、セーヌ川に失礼な感じです。
でも、パルマはナポレオンの第2婦人(?)が統治していたため、
フランスの影響を非常に強く受けているんです。
そのため、セーヌ川になぞらえられているのだとか。
みそ汁はまだあげていません。
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