裏・パルマ劇場歌手への道(7)~余談~
※この文章は2006年にブログ記事にしたものを編集し直したものです。
「あれは彼女じゃないよ~」
とは、ダリオの言葉です。
表・第16話で、ダリオの彼女と表記した人物は、
実はダリオの彼女ではないそうです。
別の友人を介して訂正を頂きました。
大変失礼致しましたm(__)m
じゃぁ、あれはいったい・・・?
ということで、このシリーズも書くだけのことは書き尽くしてしまった感じなので、
今日は、今までのお話のちょっとした訂正・補足などを書いていきたいと思います。
まず、私の母からコメント欄に質問がありましたが、
今回のオーディションで合格した日本人は、
実は私の他にもう一人いるのです。
その方は音楽院の先輩なのですが、
既にパルマに5年近くいるのでしょうか、
イタリア人と同様にイタリア語を話す姿には感心せざるを得ません。
もはやイタリア語がウマく喋れるというレベルではありません。
マジリスペクトです。
【独り言:その方、今もスカラ座の合唱などで大活躍しております。今もより一層尊敬しております。】
しかし、彼女は私と同様滞在許可証の問題を抱えていました。
が、最初のオーディションの時点で受けているんですねぇ。
(自分の合格が分かってから彼女が受けたことを知ったので、相談もできませんでした。)
どうなってるんだ、この国は?
まぁ、まだ、イタリア語が片言な私と比べたら、
彼女の方が近い位置にいたのは言うまでもありませんけどね。
そして、そんな彼女、実は私の出演するオペラ「試金石」には出演しません。
このオペラは男声合唱だけなんです。
では、彼女はいったい何をしてるかと言うと、
イタリアは南東部、
バーリ(バリとも言う)という都市に、別のオペラに出演しにいっているんです。
パルマの劇場の引っ越し公演として。
つまり、現在パルマの劇場は二手に分かれてるんです。
12月の同時期に、
パルマではロッシーニの「試金石」を、
バーリではなんとかという現代オペラをやるんです。
なので、男声合唱もやっぱり二手に分かれているんです。
そして、バリのオペラに出る組は1月にパルマでベルリオーズの「ファウストの劫罰」を、
「試金石」に出る組は1月にパリでやはり「試金石」をやる訳なんです。
つまり、その後はまた一つに合わさると思われるので、
その時に仕事があるのかどうか、
それが私の今の一番の関心事でもあります。
2月以降のオペラは、なんといっても、
「トゥーランドット」に「オテッロ」
なんとしても出演したいものですが・・・・。
【独り言:結局出演できませんでしたが…。ま、人生万事塞翁が馬ですので…^^】
そして、もう一つ、母からの質問、
(個人的にメールしろよ、という突っ込みはお控えください。)
人数は?
ということですが、
今練習している「試金石」には、
約20名参加してますね。
そのなかで、私はコック長の役を頂きました。
別にソロがある訳ではありませんが・・・。
(木下牧子さん作曲「不思議の国のアリス」でもコックをやったのは偶然の一致でしょう。それともコックっぽい顔??)
ちなみに、ベルガモオペラが12月から1月にかけて、
東京、大阪、沖縄に訪れると思いますが、
そこには今一緒に歌っているメンバーも数名参加するそうです。
彼らには練習の合間に日本語を教えています。
もし、ベルガモオペラに出演する合唱団のメンバーで、
日本語を勉強した形跡がある方に出会う機会がありましたら、
是非私のことを話してみてください。
そして、パリの日程ですが、
http://www.chatelet-theatre.com/calendrier.php?mois=1
ここに詳しく書いてありますね。
【独り言:2006年のお話です】
どうやら2週間ではなく20日間はパリにいるみたいです。
うーん、どきどき(´Д`;;)
その間の授業はどうするんだろう・・・
2月に音楽史の試験があるのに・・・
【独り言:おかげで試験はとんでもなく大変でしたが、なんとか全て通って今は卒業しております】
そう言えば、別件ですが、
12/4、5でローマに行ってきます。
何でもローマ法王の前でモツレクを歌うのだとか。
よかったら、聴きにきてくださいね~
【独り言:しつこいですが、2006年の出来事です】
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