パルマ劇場歌手への道(9)~手紙~
※この文章は2006年10月にブログ記事にしたものを編集し直したものです。100円と表記されるかもしれませんが、無料ですべて読める「投げ銭スタイル」ですので、お気軽にご覧ください。
親愛なるドメニコ、
私の履歴書はどう?問題ないかな?それで、もし可能だったら事務局に下の文を送ってもらえないかな?どうしても無理ならば今回はがまんするけど、少しでも可能性があるのだったら、あきらめたくないんだ。なぜなら、イタリアの劇場、特にパルマで歌うことは私の夢だから。でも、君には迷惑をかけたくない。もし、難しいようだったら送らなくていいし、気にしくていいよ。
君にはいつも感謝してる。
宮本史利
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前略
私は、レージョ劇場のコーラスメンバーとして歌えることを強く願っています。
しかし、私たち日本人には「労働用滞在許可証」を得るためには「雇用証明」が必要とされています。
なので、オーディションに「労働用滞在許可証」が必要なのでしたら、このままでは私は永遠にオーディションを受けることが出来ないのです。
「労働用滞在許可証」が無くても、学生としてでしたら週に20時間まで働くことが許可されています。
そして、オーディションに通り次第、警察署で滞在許可証のための手続きが出来るのです。
決してあなた方を失望させません。
レージョ劇場でお会いできることを楽しみにしています。
草々
宮本史利
※1 本文はイタリア語で書いた手紙を日本語に訳した物なので、日本語が稚拙なことはご容赦ください。
※2 手紙と書きましたが、実際はE-mailで送りました。
【独り言:イタリア語の原文もあったのですが、あまりに…、なので、今回は割愛することにしました。】
つづく・・・
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