パルマ劇場歌手への道(4)~課題曲~
※この文章は2006年10月にブログ記事にしたものを編集し直したものです。100円と表記されるかもしれませんが、無料ですべて読める「投げ銭スタイル」ですので、お気軽にご覧ください。
「オーディションを受けてみないか?」
その質問はあまりにも唐突すぎ、
そして、あまりにも夢と一致しすぎていて、
最初は何のことやら理解が出来ず、多少、頭が混乱していたようです。
「う・・・、うん」
というあいまいな返事をする私に、ドメニコは話を続けます。
「もし、受けたいのならこれだけの課題曲があるんだ」
そういって書いてくれた内容は以下の通り。
オーディションの日程は11/2、3、4
・2つのオペラアリア(時代、スタイル、作曲家は異なるものとする)
・以下の3つの合唱作品すべて
アイーダより「Finale II(凱旋の合唱)」
オテッロより「Fuoco di Gioia」
ロッシーニ作曲「Stabat Mater」より「Quando corpus morietur」
・1つの外国語合唱作品(以下より1つ)
ブラームス作曲「Ein Deutsches Requiem」
ファウストの劫罰より「?(確認できませんでした)」
【独り言:この課題曲はパルマだけではなく各地の劇場付き合唱団のオーディションでも用いられますね。目指してる方は要チェック!】
「それから、音楽家としての履歴をe-mailですぐに送ってくれ」
ここまで話を聞いて、ようやく現実味がわいてきました。
ひょっとするとひょっとするとひょっとして・・・
こんなにも早く、もう夢がかなってしまうのか(°Д°!!
まだ、「今年こそ!」と決意を固めてから10日ほどしかたっていません。
しかも、ここに書いてある課題曲、
フランス語が厄介な「ファウストの劫罰」は選ぶ必要ありませんし、
あとはオテッロを除いて全て日本で歌ったことのある曲ではないですか!
ただし、みんなテノールとして(´Д`!!!
(※みやもんは現在はバリトンですが、3年前【つまり2003年】まではテノールだったのです・・・)
【独り言:懐かしい顔文字のオンパレードでしたね。時代を感じます。】
つづく・・・
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