近づき過ぎないで ちょうどいい温度感であれ
私がUNISON SQUARE GARDENを大好きなことは以前書いた通りなのだが、最近ある曲がすごく刺さったので忘れないように書き留めておこうと思う。
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『さわれない歌』
UNISON SQUARE GARDENの7枚目のシングル『リニアブルーを聴きながら』に収録されているカップリング曲だ。
10周年記念アルバム『DUGOUT ACCIDENT』にも収録されている。
※先月解禁されたサブスクは、シングル表題曲と通常のアルバムのみなので、残念ながらこの曲は対象になっていない。YouTubeにも公式音源は上がっていないので、歌詞のみ検索して読む or AmazonMusicでご購入を。
こういうとき弾き語りとかできたら自分で歌ってもいいんだろうけどなあ。
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僕が今日も旅に出る理由は
多分君には教えないけれど
届くならlet me sing, let me sing
誰にも触れない歌をずっとね
ポップでありながら救ってくれる気があるのかないのかわからない、ある意味でユニゾンらしいこの楽曲に、noteの書き手さんたちへの想いが重なった。
私は、書く理由とか書く内容とか、できあがった作品の形とか、その全てがその人の魂だと思っている。
いろいろな人の書くことへの想いを綴った文章を読むたびに、強くて脆くてなんて美しいんだ、とも思う。
特に最近、そういった内容のnoteをちらほら見かけたときに、この『さわれない歌』が脳裏に流れた。
それでも君が手を伸ばすのなら
何度でも伸ばし続けるのなら
その答えthat is true, that is true
誰にも邪魔できないよ きっとね
どんな形であれ、外野がとやかく言って邪魔することはできない。
それに、とやかく言われたって気にする必要もない。気になって傷つくこともたくさんあると思う。でも、「誰にも邪魔できない」んだから。
もしも君が孤独の中に居て
それでも君が君の中に居て
その手を伸ばすなら
もう立ち上がれるみたいだ
きっと書くことは孤独と隣り合わせだ。
どんなにあたたかな仲間がいても、一緒に作業をしていても、「書く」その瞬間には孤独が存在する。
もしかしたら、自分自身さえも他人に思えてくることがあるかもしれない。
それでも。
きっとこの街で書いている人たちは、その孤独すらを味方にして、力にして、文章を作りあげている。
そして、それらの文章や一つひとつの言葉は、誰かの孤独に寄り添っているんじゃないだろうか。
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自分のためだっていい。
誰かのためだっていい。
書き続けてください!なんて言えないけれど。
これからも、私の大好きな書き手さんたちが「書きたい」という想いに蓋をすることなく言葉を紡いでいけますように。
みんなに届かなくてもいいから
いくら嘲笑われてもいいから
願いながらlet me sing, let me sing
誰にも触れない歌をずっとね