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梅雨の晴れ間
新しい仕事がシフト制なので、休みが土日とは限らない。今週は昨日と今日が休みだったのでのんびりしていた。
明日は仕事だし早く寝たほうがいいのはわかっているのだけれど、寝る支度をするのも面倒になっている。
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本当はもう少し落ち着いてから書こうと思っていたのだけれど、書かないでいるのも落ち着かないのでさらっとだけ。
先日、祖母が亡くなった。
母方の祖母で、ここ一年ほどは施設に入居していたもののその前は一緒に住んでいたし、一緒に住む前も毎日のように夕食を共にしていた。楽しいときもあったし、大変なときもあった。
認知症を患ってからは特に、お金の使い方や食事、排泄に関して家族が手を回さないと管理ができなくなっており、実の娘である私の母は忙しさにイライラすることも多く、その八つ当たりを受ける私も少なからずストレスがあった。祖母に対してネガティブに思うことも少なくなかった。けれど、今日は詳しくは書かない。
祖母が大きな総合病院に通っていた頃、必ず母が付き添いをしていた。多いときで1週間に2度、毎週何かしらの診療科の診察を受けていたが、そのどの日も雨や雪が降ったことがなかった。通院は2年ほど。一度も傘さすことがなかったので、家族で「死んだおじいちゃんのおかげだね」なんて話をしていた。
そんな祖母が亡くなって数日、昨日は母の誕生日だった。東北はまだまだ梅雨真っ只中。前日も、翌日の今日もしとしとと雨が降り続いているのだが、昨日だけは違った。
朝から日差しが照りつけ、気温は今年初の真夏日にまで上がった。
自然と「おばあちゃんがはりきってお祝いしているな」と思ったし、母も妹も同じことを言っていた。
ほっこりする反面、祖父が晴れを届け続けた祖母は、今度は娘に晴れを届ける側になったんだなと思うと、亡くなってしまった実感が大きくなるような気がして少し寂しさが増したのはここだけの話。
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さすがにもう寝ようかな。
これだけ色々考えていても夢に祖母が出てこないのって不思議だな、なんて思いながら。