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1日10リストの獲得を目指すための、無料メルマガ登録LP作製方法

はじめに

                                  
本noteではタイトル通り、「無料メルマガの登録ページ」の作成方法を解説ということで、俺がやってきたLP作成のノウハウをつらつらと語っていきます。

メルマガ登録においては基本的に、そのメールアドレスを所有している「本人」が自らの意思行動で

「あなたのメールマガジンを読みたい」

という意欲を持ってあなたのメルマガを購読するための行動(メルマガ読者登録)、いわゆるオプトインに移ります。

とは言え、「オプトイン(読者登録)へのプロセス」としては、そうした自らの意思でなく行われる場合もあって、そうした意図しないで登録されたリストのメールマガジンへの「反応」は当然悪くなります。

そりゃそうです。

読者側に立って考えてみれば当たり前ですが、身に覚えの無いメールマガジンなんて配信されても

「あんた誰ですか?」

って思うのが普通の反応ですから(笑)

例えば「検証サイト」とか「無料レポートスタンド」なんかで集めたようなメールアドレスは、基本的に「あなたのメールマガジンを読みたい」とは思ってないリストである傾向が高いんで、そんなリストからの反応もやはり悪くなっていく傾向が高いです。

というかそういうリストからは反応なんてほぼないのが実情です。

まあ、そんなリストでもいざメールマガジンを流してみたら読んでもらえる可能性はゼロじゃないんで、全く反応が取れないとまでは言いませんが。

ただ、それを踏まえても「あなたのメールマガジンを読みたい」という意欲を伴ったリストと比べれば、その反応の差は天と地ほどのレベルがあるのは間違いないです。

なのでメールマガジンへのオプトインは、あくまでも見込み客となる人が

「あなたのメールマガジンを読みたい」

という意欲を持ってオプトインされるのがベターと言う事です。

とまあそんなわけで、このnoteではそんな「オプトイン行動を起させるLPの作成方法」やテクニックなんかを順を追って解説していきますので、どうぞお付き合いよろしくお願いします。

Lesson.1 LPの構成

まずオプトインページ(メルマガ登録のLP)には主に以下の2つの構成に分類されます。

・フラットな状態の見込み客をゼロからオプトインさせる為の構成

・あなたやあなたのメルマガに興味を持った人を対象にした構成

このどちらの構成を採用するかによって、そのオプトインページ内で展開していく文章の流れや内容そのものが大きく変わってきます。

なので、LP作成時は「上記どちらの構成を前提にLPを作成していくのか」を決める必要があります。

上記2つの構成の大きな違いは「あなた」もしくは「あなたのメールマガジンそのもの」に対しての見込み客側の「興味の度合い」です。

要はあなたのLPにアクセスしてくる段階で

「既にあなたやあなたのメールマガジンに対して、ある程度の興味を持っているか」

もしくは

「そのような興味を全くもってない、全くのフラットな状態でアクセスしてくるか」

の「興味のレベル違い」です。

あくまでもLPというものはアクセスしてきた見込み客の「興味の度合いに適した構成」にしていくことが大事です。

例えば前者であれば、ある程度あなたのブログ記事等を見回った後にアクセスしてくる読者層の事であり、後者は

・外部サイトからの広告誘導
・第3者のメルマガ広告からの誘導

などからアクセスしてくる読者層ということになります。

まあ、広告誘導などは基本的に有料での集客方法になりますので、はじめのうちから集客にお金をかけようという意欲がある初心者はさすがに少数派なんじゃないかなーと思います。

ただ、ある程度の反応(売上)が見込めるメールマガジン(ステップメール)を構築することが出来た段階において「有料の広告を利用する」という集客方法は、そこにコンバージョン(費用対効果)が見込めるようであれば、それは

「広告費用を投じれば投じるだけ利益が伸ばせる段階」

とも言えますので、そういう選択肢も視野に入れても良いんじゃないかと思います。

まあ、前述した通りはじめから資金をかけれる人は少数派だと思いますので、このマニュアルでは主に

「既にあなたやあなたのメールマガジンに対して、ある程度の興味を持っている読者層を対象にした構成」

を前提にしたLP作成方法を解説していきます。

意欲的なターゲット層を意識したLPの構成

ぶっちゃけ、この構成におけるLPの場合「橋渡しレベルのLP」でも十分にオプトイン(読者登録)を成約していくことが出来る傾向が高いです。

なので、後に解説する「ヘッドコピー」などを用いた一般的なLP形式のオプトインページすら必ずしも作成する必要さえないとも言えます。

例えば、ワードプレスの「一般投稿」に用いる記事ページに、オプトインを誘導するコピー(メッセージ)を書いただけの簡単なオプトインページでも、実際に「あなた」や「あなたのメールマガジン」への興味を抱いている見込み客であれば、十分にオプトイン(読者登録)を取っていく事も可能です。

俺も以前運営していたメディアのひとつで、上記のような記事ページに登録特典もなく簡易的なコピーを載せただけのオプトインページを用意してるだけのものがありましたけど、普通にメルマガ読者の獲得は出来ていました。

というか、もう極論を言ってしまえば、そのメルマガ自体への興味や関心を十分に引き出せている状態であれば、オプトインを誘導するコピーすら書かず、ダイレクトにメルマガ登録フォームをドカンと置いとくだけでも、普通にオプトインは取れていきます。

ただ、どういう情報発信でどういうブランディングを行って行くかにもよりますが、そのような意識を高めていくのは一朝一夕ではいきませんので、その興味レベルや意識レベルをそこまで高められない、もしくは「高められていない可能性がある」という場合は

・オプトイン(読者登録)への行動意欲を高められるメッセージ

・そのオプトイン行動を促すメッセージ

などを、そのLP内で展開していく必要があります。

なので、『あなたやあなたのメルマガに興味を持った人をオプトインさせるためのオプトインページ』においても、成約率を高めるためには、その誘導段階までに高められる「見込み客の意識レベル」「興味レベル」に応じた形のLP構成にしていく方がベターということです。

LPとブログの1記事をオプトインページにする事の違い

オプトインページにおけるページそのものの形式としては、サイドバー等のない1カラムの「LP形式のオプトインページ」と「ブログの1記事をオプトインページにする形式」がその主なものとして挙げられます。

その上で、次章から解説していくものは「LP形式のオプトインページ」の作成を前提にしたものですが、その内容自体は別に「ブログの1記事をオプトインページにする形式」で作成していく上でも普通に活用していくことは出来ます。

ただ、上記2つの形式によって読み手側の「読む意識」が構成によって変わるので、それがそのまま「反応」の変化に繋がるのも事実です。

例えば「LP形式のオプトインページ」は、その冒頭部分でインパクトのあるヘッドコピーを示し、冒頭で強いメッセージ性を与えることが出来る為

「このページで何か有益なオファーが案内されている」

という事を瞬間的に認識させる事ができるため、その冒頭から読み手の「意識」や「集中力」を一気に高めることが出来る傾向にあります。

一方の「ブログの1記事を用いたオプトインページ」の場合、

「ブログを巡回している中で出てきた1記事のひとつが、そのオプトインページだった」

という状態のため、LP形式のオプトインページに比べると、やはりその続きを読み進める際の読み手の「意識」や「集中力」は引くくなってしまう傾向にあります。

オプトインページは基本的にそれを読み進める意識を高めて行く中で「有益なオファー」をしていってこそ、オプトインの確率を高めて行くことが出来ます。

なので、オプトインページの形式としてはやはりヘッダーやサイドバーがない1カラムでの「LP形式」の方が優位性が高いのはまず間違いないと思っててください。

ということで、オプトインページを作成する際は何らかのこだわりが無い限りは、「LP形式のオプトインページ」を作成していくことをおすすめしておきます。

本章で解説してきたオプトインページの前提となる原則を踏まえた上で、次章ではより具体的なLP(ランディングページ)形式のオプトインページ作成の解説に入っていきたいと思います。

Lesson.2 推定


一般的に無料メルマガのLP(ランディングページ)って呼ばれるものは、オプトイン(読者登録)を目的とする「セールスレター形式のオプトインページ」の事を意味します。

俺が運営していたブログに用意している無料メルマガのLPがまさにそれに該当します。

俺が実際に書いていたLPの全文はこちらの有料ゾーンから見れるんで、興味があればどーぞ。

この手のLPは、ファーストビューで読み手の興味や関心を一気に引き付けられるようなヘッドコピーを冒頭に提示するのが基本構成になっているので、フラットな見込み客をゼロからオプトインさせるための構成に向いてます。

なので、LP形式のオプトインページの作成においては

『そのLPそのものを、さほど「読む意欲」がないフラットな見込み客がアクセスしてくる』

という前提を意識して作成することが重要です。

アクセスしてくる訪問者はあなたの無料メルマガはおろか、あなた自身にさえもまだ何の興味も抱いていない状態であることを前提にし、まずはそのオプトインページそのものへの「興味」を引き出し、読み進める構成にする必要があるということです。

本note内のヘッドコピーの定義

本note内で解説していくヘッドコピーは、該当LPにアクセスした際に「ページをスクロールさせない状態で画面に表示されているすべてのコピー(ボディコピーは含まない)」としています。

その上でヘッドコピー内で最も強調させるコピーをメインコピーと呼びます。

・ヘッドコピー:アクセス時、ページをスクロールさせない状態で表示されるコピー

・メインコピー:ヘッドコピー内で最も目を引くメインとなるコピー

LPの特性とヘッドコピーの構成原則

ヘッドコピーの原理原則というものは、巷のコピーライティング本などで解説されているようなものとほぼ共通しますが、そうしたものは基本的に「セールスのためのLP」におけるヘッドコピーの解説が一般的になっています。

ただ、本noteではあくまで

「無料メルマガへのオプトインを目的としたLPのヘッドコピー」

であることが前提ですので、そこにフォーカスした解説を行っていきます。

まず、前述した「セールスのためのLP」と「無料メルマガ登録のLP」の違いはその目的であり、難易度で言えば「セールス」よりは「無料オプトイン」の方が当たり前ですが簡単です。

極論、無料メルマガのLPに関してはヘッドコピーのすぐ下に

「今すぐ登録してください!」

って感じでメルマガ登録フォームを設置しても一定数のオプトインは獲得できます。

反対に、セールスのためのLPの場合はヘッドコピーのすぐ下に購入ボタンを設置しても、購入されることはまずないです。

まあ要するに、無料メルマガへの登録を目的とするLPにおいては、その構成の選択肢のひとつに、興味を引くと共に行動を促す構成を前提にヘッドコピーを作成していく事も可能であるという事ですね。

っていう事を踏まえると、LPのヘッドコピーは大きく以下の3つのパターンに収束していきます。

「1」、興味・関心を与え、そのLPを読む意識や意欲を高めることに重点を置いたヘッドコピー

「2」、興味・関心を与え、そのLPを読む意識や意欲を高めた上で、その時点でオプトインも促せるヘッドコピー

「3」、興味・関心を与え、そのLPを読む意識や意欲を高めた時点でオプトインを促し、LPのそものを完結させる構成

「1」はヘッドコピーのすぐ下にメルマガ登録フォームなどを挿入せず、ヘッドコピーのみによってLPの続きを読ませる事のみに重点を置いた構成です。

「2」はヘッドコピーのすぐ下にメルマガ登録フォームを設置する構成で、ヘッドコピーでLPの続きを読ませる目的と共に、その時点でメルマガ登録したくなった人にはスムーズに登録してもらえる構成です。

また、その時点の登録フォームをスルーされても、LPの続きとなるボディコピーがありますのでそうした人達をカバーできる構成でもあります。

ちなみに俺が無料メルマガ登録のLPで採用してたのはこの「2」のパターンでした。

「3」はヘッドコピーのすぐ下にメルマガ登録フォームを挿入し、その段階でLP自体が終了するというシンプルな構成です。

とりあえず、特に何らかのこだわりが無いんであれば、はじめてLPを作成する初心者の人には、無難に「2」のパターンをお勧めしときます。

「1」のパターンはLP的に正攻法な作りにはなりますが、前述した通り無料メルマガLPの場合はヘッドコピーを読んだ時点で読者登録したい人も出てきますので、ヘッドコピーのすぐ下に登録フォームを用意しないことで、そうした人たちを取りこぼす事になってしまいます。

仮にその段階で登録したい人でも、続くボディコピーが退屈な文章なら

「何かつまんねーな」

と感じて、そのまま最下部に設置している登録フォームにたどり着く前に、LPそのものから離脱されてしまう可能性もあります。

また「3」の場合だと、どんな誘導経路でそのLPにたどり着かせるか、アクセスさせた段階でどの程度あなた自身に興味や関心があるのかっていうSEOやブランディングの要素にもよりますが、ボディコピーが無いわけですから、ヘッドコピーでよほどの強烈な「引き」が無ければ、やはりオプトインされる可能性は低くなってしまいます。

例えヘッドコピーだけで決定打となる引きが無くても、続くボディコピーでも説得の余地は十分にあるんで、初心者の段階であえて難易度の高い選択肢を取る意味はないんじゃないかと思います。

その点、「2」のパターンの場合だったら

・ヘッドコピーの段階で登録したい人もカバーできる

・ヘッドコピーから読み進めてもボディコピーでの説得や、途中の段階で挟んでいく登録フォームによって、都度登録したい人のオプトインをカバーできる

っていう、上記「1」「2」で上げた欠点を打ち消せる構成になっているので、やっぱり初心者の人だったら「2」のパターンが無難だと思います。

オプトインの動機作りとアピール対象

LPの目的はアクセスしてきた訪問者に「オプトイン(読者登録)」してもらう事ですから、LPで展開していくオファーそのものに興味を持ってもらい、「メールアドレスを入力してもらう」という行動を起こさせる必要があります。

その際に無料メルマガなわけですから「登録料(お金)」みたいなものを請求することは当然ありませんので、オプトインのハードルはそこまで高いわけじゃありません。

見込み客側からすれば、行動を起こす実質的な金銭リスクがあるわけじゃないですからね。

これが何かを売るためのセールスのLPだったら、そこには「支払った金銭以上の価値を得られない可能性」というリスクが生じるので、その「金銭要求」を通すために、先立つ「興味」の延長戦上にある

・メリット等の信頼性
・その金銭を支払うだけの価値

をイメージさせ、ある程度の確信を得ていく必要があります。

でも、「オプトイン(読者登録)」のみを目的とするLPなら、特にそこまでの確信を得る必要はないんです。

なので、そこまでのハードルの高さを感じる必要もないわけです。

ただ、いくら無料とは言え「メールアドレスを入力する」という行動を起こしてもらうには最低限

・その行動を起こさせる「興味」と「関心」・その行動を起こすに至るだけの「行動意欲」

この2つを引き出し、それを高めていく必要はあります。

そして、その「興味」、「関心」、「行動意欲」を引き出すには

・そのオプトイン行動を起こす事で得られるメリット

・そのオプトイン行動を起こす事で得られるベネフィット

これらを認識させ、イメージさせることです。

メリット:直接的な利得(自分にどんな特や有益な事があるか)
ベネフィット:将来的な利得やそのイメージ(そのメリットを踏まえてどうなれるのか)

この辺りはややコピーライティング的な分野になりますけど、上記の通り「メリット」は「ベネフィットの手前にあるもの」と認識してもらえればオーケーです。

参考記事→「メリットとベネフィットの違い」(執筆中)

という事を踏まえ、LP自体でアピールするものの方向性としては

「1」、無料の提供コンテンツを用意して、その内容等をアピールしていく

「2」、メールマガジンそのものの内容をアピールしていく

大きく分けて上記2つがそのパターンです。

「1」はいわゆる無料レポートや「無料音声」や「無料映像」等の無料コンテンツを用意し、それらをオプトインの動機に繋がる様に、コンテンツのメリットやベネフィットをアピールしてく方向性です。

簡単に言えば「無料特典」という餌で釣る作戦です(笑)

「2」の場合は読んで字のごとく、特に無料の特典コンテンツは用意せず、あなたが配信していく無料メールマガジンの内容に目を通す事に対するメリットやベネフィットをアピールしていく方向性です。

「1」のパターンの場合は無料コンテンツのアピールと共にメルマガのアピールをする事も出来ますので、「それぞれを魅力的にアピールが出来る」という前提であれば、「2」よりも単純にオプトインできる確率は高くなる傾向にあります。

見込み客視点で見れば、何らかの有益なコンテンツが得られるのであれば、やはりそれが「無い」場合に比べて「付加価値」を感じる余地があるが故に、オプトインの動機のひとつとして機能するからです。

ただ、「特典の提供を前提にしたLP」の場合、デメリットを挙げるとすれば

・そのコンテンツそのものを企画していく「アイデア」や「ネタ」が必要となる

・それに応じた特典を作成する「労力」と「時間」を要する

みたいな事が言えます。

加えて言えば、その無料コンテンツの実際の内容がLP上でのアピールに対してしょぼいものだったら、ブランディングの観点で言えばマイナスに働きます。

なので、提供する無料コンテンツはLPで与える「期待値」を下回るものはダメですよ、っていう所はちょっと気を使った方がベターです。

っていう事を言うと

「現段階で満足度を得られるコンテンツが作れないのであれば、メルマガのみでオーケーです」

みたいな事を言う人がいるんですが、個人的にはトレーニングの意味も含めて無料コンテンツは作った方が良いと思ってます。

前述した通り、無料コンテンツはあった方が単純にオプトイン率は上がりますし、仮に期待値が下回ると言っても、それはオプトインさせた後の話なんですよね。

まだオプトインすらされてない状態なら勝負の土俵にすら立ってないわけですから、その時点であーだこーだ悩む時間の方が無駄ですので、ここはひとつ根性入れて無料コンテンツは出来れば作った方が良いです。

収益性の面で見ても、単純にメルマガリストが多い方が稼げるわけですし。

コンテンツ作りに関してはこちらにも記事にしてますので参考までにどうぞ。

興味材料のアウトプット

上記迄のポイントを押さえたら、次に行うべきは「アピールポイントを明確にしていく事」です。

アピールポイント(興味材料)となりえるものとしては

・その提供コンテンツ、メールマガジンで得られる知識、情報
・その提供コンテンツ、メールマガジンで得られるメリット
・その提供コンテンツ、メールマガジンで得られるベネフィット
・発行者の経歴、実績等で興味を引けるポイント

とかが挙げられますよね。

これらのアピールポイントは、この段階ではとにかく「数」を出して行くことが重要です。

こうしたアピールポイントは、「ヘッドコピー」はもちろん、「ボディコピー」や「ブレット」等、これから作成していくLP全体に使える素材なんで、その素材が少なければLPそのものの完成度は低くなりますし、それはイコールして反応の取れないLPになってしまうからです。

もちろん、ここで洗い出した全てのアピールポイントがその後、実際にLPを作成する際に使えるものになるとは限りません。

と言うのも、「言葉を重ねて、屁理屈を突き詰めれていけば」十分にメリット、ベネフィットになりうるものであっても、肝心のそれを読むターゲット自体がダイレクトにそれを「自分の利」として認識出来なければ、実際的にターゲットを訴求力出来るものではなくなるからです。

ただ、だからと言って、この段階で二の足を踏んであれこれ考える事はせずに、まずはポンポンとアピールポイントを洗い出していってください。

使える使えないの選別はその後にやる作業なんで、この段階であれこれ悩むのは意味がないし時間の無駄です。

例えば漁師さんって職業あるじゃないですか。

あの人達も、まずは魚を釣り上げないと市場に卸す商品がなくなるからまずは四の五の考えずに魚をたくさん釣る必要がありますよね。

その上で、売れる魚、売れない魚を選別するのはその後なんです。

なので、ここでは四の五の言わず、まずはアピールポイントの「数」を出すことをしてください。

Lesson3.ヘッドコピーの作成

ここまでの段階でやるべきポイントをこなしたら、次は実際にLPの作成に入ります。

まず行うことは「ヘッドコピーの作成」になります。

ヘッドコピーの基本的な原則としては、読み手がそこに示されたキーワードの一つ一つをサッと「感覚的」に読むことが出来る「キャッチーなコピー」で構成することです。

なぜなら読み手がLPに辿り着くまでに、どんな誘導経路を辿るにせよ、そのLPのページを読む際には集中力全開で読む人はいないと考える必要があるからです。

例えあなたがそのLPに誘導するまでに、よほど先立つ「興味」や「感心」を引き付けられるような理想的な導線を用意していたとしても、全員が全員その導線を経由して辿り着くとは限りませんからね。

そこは、しゃーないと割りきって、「そういうもんなんだ」ってシビアに捉えて下さい。

なので、このヘッドコピーの部分では、読むにあたって「意識的」に集中力を要するような文章的なコピーではなくて、「感覚的」に眺めるように読める「キャッチーなコピー」で構成する必要があるんです。

ここで言う「文章的なコピー」と「キャッチ―なコピー」というのは、例文にすると以下のようになります。

(文章的なコピー)
私はあなたがたった3つのステップを踏んでいく作業だけで稼げるアフィリエイトの全く新しいノウハウを発見しましたので、これからそのノウハウについて案内していきます。
つまり、このノウハウを手に入れればあなたも私と同じように稼げるという事です。

(キャッチーなコピー)
たった3つのステップで稼ぐことが出来てしまう最新式アフィリエイトノウハウのご案内
あなたもこのノウハウで稼いでみませんか?

上記の例文はどっちも「アフィリエイトで稼ぐためのノウハウ」をアピールしているコピーですが、実際にアピールしているポイントは以下の4点である

・3つのステップで稼ぐことができるノウハウである事
・新しいアフィリエイトノウハウである事
・そのノウハウを案内する提案である事
・そのノウハウであなたも稼げるという事

というように、ほぼ言ってる事は同じだという事は分かるはずです。

両者の違いは一文一文を「意識的」に関連付けて読めるか、コピーひとつひとつを「感覚的」に捉える事が出来るかです。

はじめから前のめりの姿勢で集中力マックスでLPを読み進める人は少ないので、より「感覚的」にコピーをとらえることができる「キャッチ―なコピー」の方がヘッドコピーに適している事は間違いないです。

で、実際にその「キャッチーなコピー」を構成していく為の大きなポイントとしては、以下の3点です

・省略できる主語、述語は出来る限り省略して短い文章にする
・「です。」「ます。」という語尾を多用せず、自然な範囲で体言止めを主とする
・接続詞(「そして」「つまり」)、接続助詞(「ですが」「なので」)の使用を避ける

「です。」「ます。」みたいな説明口調や、「そして」「つまり」みたいな接続詞を使用したコピーっていうのは読み手側からしても、その文章の前後の関係性とかを「意識的」に情報を判断する必要があるので、「感覚的に眺める」という傾向が多いヘッドコピーにおいては適切でなければキャッチーなコピーでもないわけです。

ヘッドコピーは、読み手がそのページにアクセスしてきた際にスクロールしない状態(ファーストビュー)の画面に表示されているコピーのことであり、そこにはひとつの文章しか書いてはいけないという決まりはありません。

むしろ、基本的にヘッドコピーは「幾つかのコピーを重ねて構成するもの」であります。

もちろん、ひとつひとつのコピーは前述したおとり、「キャッチーなコピー」にしないといけませんけどね。

その上で、可能な限り読み手が「どの一文のみ」を見てもそれが「コンテンツやオファーのアピール」や「メッセージ」として成立するようにしていくことが理想です。

結果的に、そんなコピーを2つ、3つ、4つと積み重ねていくことで、読み手の「反応」は間違いなく跳ねあがります。

こそに配置していくのが「キャッチーなコピー」であるが故、そのコピーに含まれる「メリット」や「ベネフィット」を感覚的に目を通しただけでも認識させることが出来るからです。

なので、ヘッドコピーに構成していく1つ1つのコピーは

「その中のどのコピーを眺めても、その1つのコピーのみでも読み手がそのオファーのアピールポイントやメッセージを認識出来るもの」

が理想になってきます。

ヘッドコピーを構成する5つの要素

前述したように、ヘッドコピーは読み手が「感覚的に眺める」という前提があるんで、そこには「読み手が興味を示す要素」というものを含めていくコピーが有効と言えますよね。

そこで実際にヘッドコピーを作成するにあたり、読み手が興味を示すのに「有効な構成要素」としては以下の5つが挙げられます。

1、どのような人がターゲットなのかを明確にする

2、どのような有益なオファーの提案なのかを明確にする

3、その結果、ターゲットがどうなれるのかというベネフィットをイメージさせる

4、注意を引く事が出来るキャッチーなコピー、インパクトのあるフレーズを与える

5、強い興味を引くことが出来るシークレットポイントを「作る」

上記のうちの「4」と「5」は独立してそれ単体でも「興味を引く」という反応を引き出すことが出来る可能性がありますけど、「1」「2」「3」についてはそれ単体ではそこまで機能しないんで、組み合わせて構成していくのが基本になります。

ただ「4」「5」のパターンの場合っていうのは、ターゲットを明確にしないが故に、本来はターゲットになり得る人を取りこぼし、オファーを明かさないが故に当然そのオファーを踏まえた上でのベネフィット(どうなれるのか)を示す事も出来ないんで、初心者の人がいざこのパターンで反応の取れるコピーを作るのは実質「不可能」だと思っといてください(笑)

むしろ、「1」「2」「3」の要素をしっかりと含めていく事で、それぞれの要素が相互作用的に強いアピール要因になっていくんで、無理に「4」「5」の要素を入れなくても十分に反応の取れるヘッドコピーになる傾向にあります。

ここでの構成要因を含めたパターンとしては以下の3つが見えてきますね。

・「1」「2」「3」でターゲット、オファー、ベネフィットを明確にするコピー
・「1」「2」「3」に「4」及び「5」、もしくは「4」「5」の両方を取り入れたコピー
・「4」「5」またはそのいずれかで強い興味を引けるコピー

主にこの3パターンになってきますけど、初心者の人であれば基本的には1番上のパターンで作成していく方針をおすすめしておきます。その上で、上記5つの構成要素についてちょっと掘り下げて解説していきましょう。

ターゲッティングコピー

ターゲッティングコピーについてはコピーライティングで言う、いわゆる「Not read(読まない壁)」を乗り越えるための要素になってくるんですが、ここでの役割はコピーによりターゲットを明確にする事によって

「ん?この手紙って私に宛てて書かれてる?」

「お?このオファーは自分にとって有益かもしれんな」

というイメージをしてもらって、そのLPで想定しているターゲットからの反応を高めたいわけです。

要するに、そこに続く文書を読ませたいわけです。

そこでその「反応」を高めるために有効になってくるポイントが以下の3つです。

・「あなた」という代名詞を掲げたコピーを使用する

・「手紙、オファーの趣旨」を明確にすると共に、ターゲットも特定する

・「疑問」や「問いかけ」を投げかけ、その疑問に反応するような人をターゲットにする

・「あなた」という代名詞を掲げたコピーを使用する

これは俺のメルマガLPのヘッドコピーにも用いてました。

【画像】

あなたはいつまで実質“心臓が動いているだけ“に等しく無意味に「我慢」し続ける生活を続けますか?

このヘッドコピーは『あなた』という代名詞を用いて、そのターゲットが抱いているであろう「生きる上での不安要素・悩み」を示す形でターゲットを訴求しています。

『あなた』という代名詞と併せて示す「願望」や「悩み」等のコピーが意図するターゲットに対して適切なものになっていれば、そのターゲッティングコピーは必然的にターゲットの関心を強く引き付けると共に、その訴求性を高める役割を果たしていくことが出来るという事です 。

・「手紙、オファーの趣旨」を明確にすると共に、ターゲットも特定する

これは「ターゲッティングコピー」と「手紙やオファーの趣旨を明確にするコピー」を1つのコピーとして構成するパターンです。

こちらも俺のLPからの引用です。

【画像】

自分のさじ加減で「給料や時間や人間関係をコントロール出来る」生き方。
そんな“自分のエゴを貫き通す生活“にシフトチェンジしたいあなたへ。

さきほどの『あなた』という代名詞を用いるポイントも兼用してますが、そこから展開される「オファーの趣旨」もそのまま明確化しています。

このようにターゲッティングコピーの段階で、その手紙やオファーの「趣旨」をほぼ明確にした上で、その趣旨に興味、関心のあるターゲット層のみを特定して訴求し、絞り込んでしまう場合は、このターゲッティングコピーの構成が有効となります。

・「疑問」や「問いかけ」を投げかけ、その疑問に反応するような人をターゲットにする



こちらもはじめの例文と兼用しています。

あなたはいつまで実質“心臓が動いているだけ“に等しく無意味に「我慢」し続ける生活を続けますか?

俺たち人間という生き物は「疑問」や「問い」を投げかけられた場合、ほぼ無意識レベルでその「答え」や「回答」を想定してしまうため、それが実質的な反応へと繋がる取っ掛かりになります。

なので、その「問いかけ」がターゲットに訴求できるコピーになっていれば、そのターゲットとなる人は、その「問い」に対してそのまま「反応」してくれるということになるわけです。

オファーの趣旨を明確にするコピーについて

オファーの趣旨を明確にするコピーについてのポイントは

・いかにターゲットが率直に反応する言葉で伝えるか

・いかにプラスの方向にイメージさせるか

このポイントについては、先述したターゲットコピーを踏まえて考えると作りやすくなります。

ターゲッティングコピーについては大体以下のような構成になるはずです。

1、ターゲットの「悩み」や「不安」を特定するコピー
→その悩みや不安に対しての「解決策」となるものを提案、もしくはイメージさせる

2、ターゲットの「希望」や「願望」を特定するコピー
→その希望や願望に対しての「達成方法」となるものを提案、もしくはイメージさせる

3、ターゲットに「疑問」や「問いかけ」を投げかけるコピー
→疑問や問いかけに対する「答え」となるものを提案、もしくはイメージさせる

あなたの作成したターゲティングコピーが上記の3パターンのうち、どのパターンに当てはまるかを確認しながら、その「オファーの趣旨」が適切に対応するかを判断してください。

最も訴求性を高めるべきコピーについて

これまで解説してきたとおり、ヘッドコピーは読み手が「画面をスクロールしないファーストビュー」に示されているコピーで、そこに示されるヘッドコピーは複数のコピーによって構成されていくことになります。

そこで、そのLPを作成するのがワードプレスの固定ページなのか、LP作成ソフトなのかは自由ですが、それらの媒体は文字の大きさや色などを装飾する事が出来るんで、その機能を利用しない手はありません。

やはりヘッドコピーで示している複数のコピーのうちで、最も強調したいメインコピーとするコピーついては、文字を大きくしたり色を変えるなどの装飾によって「目立つ」ようにするべきです。

また、逆にメインコピー以外のコピーはメインコピーよりも目立つようにしちゃ駄目なんで、大きさなどは控えめな装飾にしていくべきです。

そのメインコピーにすべき判断要素としては以下の2点です。

・そのメインコピーのみを読んでも手紙やオファーの趣旨が伝わるようにする

・そのメインコピーのみを読んでも興味を引くことが出来る

メインコピーとなるものに読み手の興味を引くことが出来れば、その他のヘッドコピーにも目を通してくれる可能性は高まりますし、その続きを読んでくれる「動機」にも繋がってきます。

加えて、上記2点のポイントを踏まえた上で、「メルマガ登録ページ」については、基本的に「無料」であることから、有料のオファーをされるよりも読み手としては行動のハードルは断然低くなります。

なので、この「無料」という要素は、LPにおいて読み手の行動への動機として強力な後押し材料になります。

というような理由から、上記2点のポイントは当然踏まえるとして、そこに「無料」というアピールを含めたコピーをメインコピーにしていくのがおすすめですね。

以上がヘッドコピーまでの解説になります。

以降からは有料ゾーンになっていて、解説内容は

Lesson.4 ボディコピーの導入部
Lesson.5 ボディコピー
Lesson.6 クロージングコピー

となってます。

とはいえ、今現在のあなたのLPで思うようにリストの獲得が出来てないのであれば、ここまでに解説したヘッドコピーまでの項目も参考に作り直してみると良いです。

LP作製するコピーライター連中なんかは

「ヘッドコピーが9割」

なんて口を揃えて言うように、ヘッドコピーの1単語だけを変えるだけでガラッとオプトイン率が変わるなんて例は腐る程ありますからね。

てなもんで、ここまでで解説してきたヘッドコピーの項目だけでも見直してみると良いです。

てことで、ここから先も読む人はまたよろしくですー。

ここまでで終わりの人はここまで読んでくれてありがとごさいやした。

また遊びにおいでやすー。

じゃLP作製の解説続きいきまーす。

Lesson.4 ボディコピーの導入部

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