断捨離でのメルカリ出品は時間の無駄だからやめたほうがいい話
2024/9/2投稿
うちの母親が脳出血で倒れた2018年から、俺のライフワークとなっている実家の断捨離が始まった。
詳しい経緯はこちらの記事にて。
早いもんで断捨離歴は6年ほどになるが、実家の断捨離をするに伴い売れそうな物はメルカリにブン投げてるんですが、一方で、出品して売れたは良いものの
「これ時間の無駄やな・・・」
という物も多かったのは事実。
結論から言えば、断捨離で家をさっさとスッキリさせたいのであれば、
「メルカリは時間の無駄なのでやめたほうがいい」
ということになる。
その辺りの理由を含めて、個人的な体験談も交えて話してみる。
断捨離でメルカリ出品が時間の無駄な理由①売れるまでは家の場所を占領したままである
見出しを読んで字のごとく、断捨離のために不用品をメルカリに出品したは良いものの、その不用品自体は売れるまでは家に保管しとかなければならない。
売れたのに物がありませんとなると、メルカリからペナルティを食らうことになるからね。
ということで、これは当然ながら不用品が片付いたことにはならない。
仮に不用品が1畳分のスペースあるとしたら、メルカリで出品した不用品が売れるまでは、その1畳分のスペースは永遠に無駄になっている。
冒頭のリンクの記事にも書いている通り、うちの母親は物が捨てられない性格で、雑誌等も鬼のように積んでいた。
当時、恐らく控えめに言っても200冊位は出品したと思うが、半分位はすぐに売れて行ったが、残り半分は中々売れずにずっと家の本棚は愚か、床まで占領していた。
メルカリは新たな出品があると自分の出品した物が下に埋もれてしまうので、その性質上、速攻で売れなかった物はどんどんと売れにくくなる。
断捨離いうのは文字通り、「物を手放す」ということなので、断捨離のためにメルカリ出品したのに売れずに家に保管しておくというのは本末転倒なわけです。
故に、断捨離のためのメルカリ出品では「売れなきゃ保管し続けねばならない=片付かない」ので、時間の無駄なのです。
あくまで断捨離を優先するのであれば、売れない出品物は出品期限を設けて、期限過ぎても売れなければ潔くさっさと捨てる方が賢明です。
断捨離でメルカリ出品が時間の無駄な理由②販売価格によっては売上金がクソしょぼい
うちの母親は金がないと言う割に結構多趣味で、趣味に関する色んな物を買い溜めしていた。
その一つに「つまみ細工」というものがある。
なんかこんなやつ。
こんな感じの作成キットみたいなのを大量に買い込んでて、未開封のまま100個くらい積んでいた。
これはまあ俺も多少はプラモを積んでいるんで気持ちは分からんでもないが、それにしても流石に100個は積みすぎである。
んでこうしたキットも出品したは良いものの、販売価格は1000円未満がほとんどで、中には値下げして最終的に300円のものもあった。
販売価格が300円の場合、メルカリに販売手数料で10%の30円が引かれ、ネコポスの送料で210円引かれる。
つまり手元に残る売上金は
300円-30円(手数料)-210円(送料)=60円
ということになる。
メルカリ出品のために写真撮影して、商品説明文書いて、売れたら梱包してコンビニまで持って行って利益60円です。
・・・時間の無駄過ぎる。
冷静に考えてみて欲しい。
60円の利益のために、発送に必要な封筒等の梱包資材のコストや、コンビニに持っていくガソリン代、そしてあなたが実際にその作業をする時間が果たして釣り合っているかを。
時給換算するとブラック企業も真っ青な怖ろしい金額になる。
あなたの時給はそんなに安いのか良く考えた方が良い。
はっきり言って梱包資材代と時間の無駄である。
断捨離の為にメルカリに出品してるのに、時間も金も無駄にしてたらしょーもなさ過ぎる。
売れる物は60円でも利益が出るなら良し、勿体ない精神で何が何でも小銭を拾っていくというならもちろん止めはいない。
ただこれは断言しておくが、そんな何十円の小銭を追う時間があるなら、コンビニで1時間でもバイトした方が遥かに稼げるぞ。
貧乏人は時間の使い方が下手だからいつまで経っても貧乏人なのだ。
と、何かの本でどっかの偉い人が言ってたから間違いないだろう。
なので、このパターンも手元に残る売上金を逆算して自分が納得出来る金額まで販売価格の下限を決めて、それ以下でしか売れなさそうなら諦めてさっさと捨てた方が賢明です。
もちろん断捨離で「物を減らす事」を優先するならですが。
断捨離でメルカリ出品が時間の無駄な理由③購入者は変な奴が一定数いる
メルカリ歴でいうと6年くらいになるが、ネットでも言われてる通り、やはりメルカリの購入者には変な奴が一定数いる。
普通に生きてたら到底遭遇しないような驚きの行動を取るような奴も結構いて、はっきり言って民度とIQが低そうな感じの奴がいて疲れる。
例えば俺の体験談だと、アディダスの赤いジャージを出品して値下げ交渉してきた奴がいたんで、それに応じていざ発送したら
「説明文には赤と書いてあったのにオレンジのジャージが届きました」
とか評価文に書いてきて低評価してきた奴がいた。
寝耳に水というか。
俺が中山秀征だったら
「びつりつてんぎょーいたおどろ」
と言ってた所だ。
いや君はメルカリとかしてる場合じゃなくて眼科行った方が良いよ、っていう。
親切心で値下げしてあげて、挙げ句どこをどう見たらオレンジになんねんと。
新橋のサラリーマン100人に聞いたら100人が赤と答えるレベルで赤いわと。
え、赤いよね?
もしかして俺の方が色盲という可能性はないよね?
他にもコメント欄で
購入者見込み客「購入を考えているのですがいくらまで値下げ出来ますか?」
紅鮭「200円ほどなら頑張ります」
購入者見込み客「検討します」
とか言っていざ200円値下げしても買わないっていう。
何やこのクソ無駄なやりとり。
というような、君も200円すら躊躇するくらいならメルカリとかする前に働いた方が良いよみたいなのも結構いる。
こういう一部の変な奴の相手するのはマジで時間と労力の無駄。
利益が数千円とか取れるならまだしも、前述したような利益何十円とかのレベルならもはや罰ゲーム以外の何物でもない。
というわけで、そういう一部の変なやつとの関わりをする可能性があるのを考慮し、それに値する売上金がゲット出来ないようなら諦めてさっさと捨てた方が精神衛生上よろしいと思う。
番外編:時間を無駄にしてもあえてメルカリで売るパターン
前述まででは利益額が60円とかのレベルなら断捨離においてのメルカリは時間の無駄だと論じてるわけですが、例外もあります。
評価数を稼ぐ場合です。
一般的に評価数を稼ぐ理由というのは
「出品者の信頼の証明をして売れやすくする」
という事に収束していくと思う。
というか多分、メルカリで月収◯◯万円稼いでます的なノリのインフルエンサーとかは上記のようなことを言ってると思う。(クソ偏見)
ただ、以前AmazonのFBA使って割とガチ目にせどりしてた経験と、メルカリも6年ほど触ってる経験から言わせてもらうが、評価数というのは最優先ではない。
結局売れる物というのは、「物自体の価値」によって変わる。
需要が高い物であれば、出品者自体に多少の悪い評価が着いていても普通に買われる。
というか、大半の購入者は恐らく出品者の評価数なんて見てない人が多い。
流石に100件の評価中99件が低評価なら購入を避けられる可能性が高くなると考えられるが、1、2件なら全く問題ない。
という前提を踏まえて、それでもやはり出品者側としては自分に低評価が付いているのはあまり穏やかではない。
で、メルカリの場合は最新の100件のみ評価が表示される仕様。
なので、低評価が付いても最悪そこから100件高評価が付けば全て高評価に変わる。
という事で、評価数稼ぎのために、「あえて利益額の低い商品でも売っていく」というパターンも場合によっちゃ「有り」ということです。
もちろん断捨離で物を減らすという視点で見れば時間の無駄以外の何者でもないが、低評価が1件でも付いてるのが気持ち悪いという場合はこのパターンを施行するのも致し方ない。
まあ他でもない俺自身が上記のような訳わからん理由で低評価付けられたんで、ムカつき過ぎて低評価消すために低利益のものも売ってたんだけども。
ホンマ今思い出しても腸煮えくり返るわ。
絶対に赤かろーもんがっつーの。
ちなみに俺は面倒臭すぎて絶対にやらないが、300円での評価数稼ぎに「離婚届の出品」ってのがある。
役所行けば無料で貰えるんで、平日休みがない人とかに意外と売れるらしい。
転売の鉄則として
「安く仕入れて高く売る」
ってのがあるけど、離婚届なんて仕入れ値ゼロなんで損しようがないというシステム。
まあ繰り返しになるが、俺なら絶対にやらんけどな。
そこに労力使うなら、やはりタイミーか何かで1時間でもバイトした方がよほど手っ取り早く稼げると思うからね。
断捨離でのメルカリ利用を時間の無駄にしないために出品基準を決める
これまでに断捨離でのメルカリは時間の無駄だと言うことをつらつらと語ってきた訳ですが、とは言え、金になるもんは金にした方が良いのも現実。
だってこんなのとか↓
こんなのとか↓
こんなのとか↓
上記みたいなのを捨ててたらゴミ箱に金を捨ててるみたいでバカじゃん。
なので、時間を無駄にしないために不用品をメルカリに出品する際の基準を始めに決めといたら良いです。
参考までに俺は以下の基準に沿って出品してます。
1、利益額1000円以上
2、基本ネコポスか宅急便コンパクトで済むサイズ
この2点です。
上記2点を基本として、例外として箱付きの時計とか利益額がそれなりに取れるものに関しては、宅急便の各種サイズでも可としてます。
コップとか茶碗とかの食器系なんかは体積取るんで配送コスト上がる割に、利益はゴミみたいな額しか取れないんで初めから捨てた方が良いです。
うちの実家なんかは
「これいつ使うねん」
というレベルで全く使用してない食器が腐る程あって、マジでクッソ叩き割りたいんですが、母親が存命中の処分はもう諦めました。
あとどうしても利益額低いのでも不用品を出品したいって場合は、期限付きで出品して、売れなければ潔く捨てましょう。
一応広告業界の検証で「期間限定」ってのは売上が上がりやすくなるのは証明されてるんで、説明文に
「◯月◯日までに売れなければ処分します」
的な文言を書いておけば、普通に出品するより売れる可能性は高くなるかもしれませんね。
ちなみに情報商材の界隈だと、期間限定を謳いつつ、その期間が過ぎても
「高評につき後1週間だけ販売日数を延長します!」
というのは良くある鉄板の手法になってます。
これでも売れるんだからボロい商売だよね。
いずれにせよ、断捨離という「物を減らす」という元々の目的を忘れずに、あくまでも不用品を処分する為にメルカリを利用するのは全然良いと思います。
断捨離であれば、あくまでも優先順位は
1、不用品の処分
2、不用品で儲ける
であることは忘れてはならない。
この順序が逆になると、目の前の小銭を追う事が目的となって、家の断捨離が全く進まないことになるので要注意。
断捨離でのメルカリ出品を時間の無駄にしないためのまとめ
いずれにせよ、これまで述べてきたように、断捨離においてのメルカリ出品は基本的には時間の無駄です。
理由としては
1、売れるまでは保管し続ける必要がある
2、利益がしょぼい
3、変な奴の相手がダルい
の3点が主になる。
結局、物を減らすという観点て見ると最速の処分方法は「捨てる」の一択になりますからね。
ただ、現金化出来るものはした方が良いので、時間の無駄にしないために以下の2点をメルカリ出品の基準とする。
1、利益額1000円以上
2、ネコポスか宅急便コンパクトで済むサイズ
例外として、配送コストを含んでも納得出来る利益額が取れるなら宅急便のサイズでも可能とする。
上記の基準は大雑把かつシンプルながら、約6年実家の断捨離をチマチマやってきて辿り着いた結論はこれですわ。
断捨離においてのメルカリ利用で時間の無駄にならないように何らかの参考になれば幸いです。
うちの母親は物が捨てられないタイプの人間なんで、俺が頑張って断捨離しても、それに反比例して物を増やして行くんではっきり言って実家の断捨離は終わりが見えない。
でもまあ人それぞれ事情があるでしょうけどお互い頑張りましょうや。
んじゃまた!