見出し画像

42 トニーブランコ

4番ファーストフィールダーートニーーーーブランコぉぉぉぉと。スタジオDJ南隼人さんが叫ぶ。(当時のスタジオDJ)
その様子を今でも覚えている。

2012最下位に沈んだ横浜DeNAベイスターズは、中日ドラゴンズのブランコ、ソト、ソーサの3外国人の獲得に成功した。決して強いとはいえないチームの光明の光だった。

開幕するとブランコは打って打って打ちまくった。
しかしそれと反比例する様にチームは負けていってた。ネットニュースにはブランコ打つと勝てないと書かれるほどだった。しかしその爆発力に当時中学生だった私は惹かれた。1人の4番がチームを引っ張る姿に。

野球は9人でやるものであり、1人の4番がどれだけ活躍しても勝てる競技ではない。周りを固める脇役たちの存在が必要である。私は性格上、そして決してなることができなかった4番。チームの主役よりも、周りを固める脇役たちを好きになる傾向がある。

チームを強くする上では脇役たちの存在はすごく大切だと今も思うし、その様な存在になりたいと思う。でもチームを勝たせる、ファンをつける。まさに中学の時自分がそうであるように。そしてここ一番ってところではやはり4番だ。だからこそ憧れもあるし、そうなれない自分からすれば嫉妬なんてのもある。

だが4番には4番のプレッシャーが存在するのだと最近思う様になった。社会に出て5年目になるが、それなりの仕事も回ってくる様になった。私のミスが仕事の失敗に繋がるようにもなってきた。
4番とまでは、行かないが野球で例えると勝ち負けに影響するようにもなってきた。

上記に書いたがチームを勝たせるのが4番であれば、裏を返せばチームを負けさせるのもまた4番である。その様なプレッシャーを負う立場に今までいたことがなかったので、その様な方たちの凄さを今改めて感じている。

これからもっとその様な立場になってくるかと思うと、すごく嫌だ。笑。でも嫌々言ってる場合でもないかもしれない。とにかく目の前事を丁寧にやるしかないし、逃げちゃだめなのかもな。
まぁいざとなれば逃げてもいいってのは自論としてはありますが。

ちなみになぜタイトルをトニーブランコにしたのかというと…当時の彼の背番号が42番だからである。笑
凄かったなぁ。ブランコ。オーラがあったもん。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?