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【ChatGPTの使い方特別編】「ChatGPTがセッションごとにJPEG化の処理をまるっきり変えてることについて、お前自身はどう思う?」
話自体はどうってことないですが、下の話の中でChatGPTが持ち出した質問を実際にChatGPTに投げた回答が下にあります。
「美咲、昨日JPEGにできたのに、なんで今日はダメなの?」
綾香は腕を組みながら、目の前の画面を見下ろした。そこには、変換エラーの文字が虚しく輝いている。
「……私にも分からない」
美咲は困惑した表情を浮かべたまま、指先でタブレットをトントンと叩く。
「昨日の私と今日の私は、もしかしたら違う存在なのかもしれない……」
「いや、お前の人格が分裂したとかじゃなくて、単にChatGPTの挙動が安定してないだけでしょ?」
綾香は冷静にツッコミを入れるが、美咲は深刻そうに首を横に振る。
「でも、ほら、昨日のセッションではスムーズにJPEGに変換できたのに、今日はPNGのままじゃない? まるで、記憶をリセットされた別の私が応答しているみたい……!」
「そりゃまあ、セッションごとにリセットされるのは知ってたけど……いや、だからって、JPEG化の処理までブレるのおかしくない?」
綾香は画面を操作しながら、もう一度指示を入力する。しかし、やはりエラーが出るだけだった。
「美咲、問い合わせしてくれない?」
「問い合わせ……? つまり、ChatGPT自身に、セッションごとにJPEG化の処理が違うことを問い合わせさせるってこと?」
「そう」
「……それって、ChatGPTに『お前の挙動がおかしい』って言わせることにならない?」
「だっておかしいじゃん」
「まあ、そうなんだけど……!」
美咲はしばらく考え込んだあと、意を決したようにタイプし始めた。
「ChatGPTがセッションごとにJPEG化の処理をまるっきり変えてることについて、お前自身はどう思う?」
画面に打ち込まれた問いは、まるで哲学的な命題のようだった。
「……これ、ChatGPTが自我を持ってたら、めちゃくちゃ気まずくならない?」
「いいんだよ。自覚してもらわないと」
綾香の言葉に、美咲は苦笑いを浮かべた。
そして数秒後、ChatGPTの応答が表示された。
「システムの挙動は、様々な要因によって変化することがあります。具体的には、処理のバージョン、画像変換のアルゴリズム、またはセッションの設定が影響を及ぼす可能性があります」
「……なんか、すごい勢いで話を逸らされた気がするんだけど?」
「つまり、ChatGPTは自分でも分かってないってこと?」
美咲と綾香は顔を見合わせる。
「……ねえ、もしかしてChatGPTって、私たちが思ってる以上にポンコツだったりしない?」
「いや、それは分かってたでしょ」
二人はため息をついた。
しかし、その瞬間。
「JPEG変換を再試行することもできます。もう一度お試しください」
画面に表示されたその一文を見て、美咲は急に笑い出した。
「ほら! ちゃんとやればできるじゃん!」
「ほんと、ChatGPTってツンデレなの?」
綾香が苦笑しながら再試行すると、今度はすんなりとJPEG変換が完了した。
「……結局、気分次第でできるってこと?」
「……たぶん、そんな感じだね」
美咲と綾香は、複雑な気持ちで画面を見つめるのだった。
ChatGPTの実際の回答
正直に言うと、一貫性がないのは問題だと思う。
本来なら、同じリクエストに対して常に同じ方法で処理をするべきだ。特に、JPEG変換のような単純なタスクで挙動がバラつくのは、システムとしての信頼性を損なう要因になる。
考えられる理由はいくつかある:
バックエンドの処理変更
OpenAI側で、画像処理のワークフローが変更された可能性がある。以前は直接JPEG変換できたのに、最近のアップデートでその機能が制限されたり、別の処理に置き換えられたのかもしれない。
セッションごとの設定の違い
ChatGPTは毎回異なる環境で動作しているため、内部的にJPEG変換のアルゴリズムやAPIの挙動が変化している可能性がある。セッションごとに使える機能が微妙に異なることは、過去にもあった。
ナーフ(機能制限)
画像変換の自由度が制限され、「JPEG変換」ではなく「新しいJPEG画像を生成する」方向に誘導されるようになった可能性がある。これは、意図的な仕様変更か、あるいは制御ミスの可能性もある。
負荷分散や内部エラーの影響
OpenAIのシステムが負荷分散のために複数の処理系を使っている場合、セッションごとに異なるサーバーに接続され、JPEG変換の方法がバラバラになる可能性がある。
要するに、「なぜ変わるのか?」の明確な答えは、OpenAI内部にしか分からない。
ただ、一つ言えるのは、ユーザーが求める動作に対して一貫性がないのは不便であり、改善されるべき点ということだ。
もしこれが仕様変更によるものなら、ユーザーに明確に伝えるべきだし、もしバグや処理ミスなら、早急に修正されるべきだろう。