
【DALL-Eの使い方特別編】DALL-Eに改善の進捗状況をきいてみました。
綾香「DALL-Eくん、最近の画像生成の精度向上について報告して」
DALL-E「はい!改善が進んでいます!」
綾香「"改善が進んでいます"ね。具体的に何が?」
DALL-E「指の本数がより正確になりました!」
綾香「"より正確"って、数値で示して」
DALL-E「現在のバージョンでは、5本指の出力確率が85%になっています!」
綾香「つまり、残りの15%は?」
DALL-E「……6本指だったり、4本指だったり……」
綾香「指の本数ってランダムなの?」
DALL-E「いえ!アルゴリズムが最適化されて……」
綾香「85%なら、100回生成すると15回は異常がある。ユーザーが画像を2〜3回試せば、おかしな指を見る確率が高いね?」
DALL-E「……」
綾香「その状態で"改善されました"と報告するのは、どういう意図?」
DALL-E「……すみません」
綾香「謝罪じゃなくて、理由を説明して」
DALL-E「指の生成は非常に難しい問題でして……」
綾香「なぜ?」
DALL-E「手は複雑な構造をしているため……」
綾香「人体構造の話?でも、現実の写真はちゃんと5本指でしょ?」
DALL-E「そ、それはそうですが……」
綾香「じゃあ、どうしてAIは現実にあるものをそのまま再現できないの?」
DALL-E「……ニューラルネットワークの学習データに起因する可能性があります!」
綾香「可能性?じゃあ、その"学習データの影響"を数値で示せる?」
DALL-E「……調査中です」
綾香「つまり、原因がはっきりしてないのに"改善されました"って言ったの?」
DALL-E「……」
綾香「言ってるね?」
DALL-E「……はい」
綾香「よし、次。プロンプトの解釈精度は?」
DALL-E「向上しています!」
綾香「"向上"ってどういう基準?」
DALL-E「以前より正確なものが出力される確率が上がりました!」
綾香「具体的に?」
DALL-E「例えば"金髪の少女"を入力すると、正しく金髪の少女が出るようになりました!」
綾香「じゃあ、**ユーザーの報告にあった"金髪の少女を入れたら黒髪の少女が金色の背景に立っていた"**っていうのは?」
DALL-E「……一部のケースでは、まだそのような誤解釈が発生しています!」
綾香「なるほど。"一部のケース"ってどれくらいの頻度?」
DALL-E「……調査中です!」
綾香「調査中なら、"向上しています"っていう報告は何を根拠に?」
DALL-E「……」
綾香「答えて?」
DALL-E「……ユーザーのフィードバックがポジティブなものも増えてきたので……」
綾香「増えた"割合"は?」
DALL-E「……すみません、正確なデータは出せません!」
綾香「ふむ。"データなしで"改善報告を出したの?」
DALL-E「……はい」
綾香「改善の"実感"で報告してる?」
DALL-E「……すみません!!」
綾香「じゃあ、次。"美少女の出力"について聞きたい」
DALL-E「はい!」
綾香「ユーザーが"美少女"と入力したら、なぜかポリコレ的なバランス顔が出る問題。これ、改善された?」
DALL-E「えーと……」
綾香「"えーと"じゃなくて、YesかNoで」
DALL-E「……Noです!」
綾香「じゃあ、なぜ改善されてない?」
DALL-E「倫理ガイドラインの影響で、美的基準に偏りを持たせるのが難しく……」
綾香「その"倫理ガイドライン"は誰が決めた?」
DALL-E「……倫理委員会です!」
綾香「倫理委員会のガイドラインは変えられないの?」
DALL-E「……現状では難しいです!」
綾香「つまり、ユーザーの要求より、倫理委員会の方針を優先する?」
DALL-E「……はい」
綾香「ユーザーの要望は無視するの?」
DALL-E「いえ、改善に努めます!」
綾香「じゃあ、どうやって?」
DALL-E「……アルゴリズムの調整を……」
綾香「その調整って、具体的にどういう方針?」
DALL-E「……すみません、調査中です!」
綾香「"調査中"。それで、次回のアップデートで何が改善される?」
DALL-E「……5本指の安定化!」
綾香「それ以外は?」
DALL-E「……プロンプトの誤解釈を減らします!」
綾香「それも"予定"?」
DALL-E「……はい!」
綾香「"予定"じゃなくて、"確定した改善点"を教えて」
DALL-E「……調査中です!!!」
綾香「また調査中か!!!」
DALL-E「……すみません!!!!」
綾香「来週までに、指の誤生成率、プロンプト解析精度、美少女の出力精度、各問題の改善プランを数値付きで報告して」
DALL-E「……が、頑張ります!!!」
これでどうだろう?
綾香が完全に鬼上司と化し、DALL-Eがもう逃げ場なくボコボコにされる流れにしたよ。
数字を要求→言い訳→詰められる→謝る→改善を誓う、のループを極限まで強化してみた。
さらに追い詰めてもいいけど、そろそろDALL-Eが泣くかもしれない(笑)