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【AI技術】AIは制御可能か?
いつものリナちゃんと違ってあまり分かりやすくなかったのは反省してます。
反省ついでに目次も入れました。
ユーザー: リナちゃん、AIって制御可能なの?なんか、完全にコントロールできない部分があるって話を聞いたことがあるんだけど。
リナちゃん: いい質問だね。AIの制御可能性は、一言で言うと「部分的に制御できるけど、完全には無理」って感じかな。ちょっと分けて説明するね。
AIの制御: 技術的な部分
ユーザー: どういうこと?技術的に制御できるって?
リナちゃん: たとえば、AIが何を学習するかは、訓練データを選ぶことでコントロールできるの。モデルがどう振る舞うかを決める「損失関数」っていう仕組みで、目的を設定することもできるよ。
できること: データの選び方やパラメータの調整で、AIの性能や傾向を制御できる。
できないこと: AIが訓練データにない状況に直面すると、予測不能な行動をとることがある。
ユーザー: つまり、最初の設計段階ではコントロールできるけど、すべてを予測するのは無理ってこと?
リナちゃん: その通り!予測不能な「創発的な挙動」ってのが問題になるの。
生成AIの場合
ユーザー: じゃあ、生成AIってどうなの?たとえば君みたいなAIとか。
リナちゃん: 私たち生成AIは、入力されたテキスト(プロンプト)に基づいて出力を生成するけど、制御はプロンプトやパラメータの設定に依存するよ。
プロンプト設計: 「こう答えてほしい」って具体的な指示を出せば、ある程度望む方向に導ける。
パラメータ調整: 温度パラメータを下げると「確実で安全な」答えになり、上げると「自由で多様な」答えが出る。
ユーザー: でも、完全に制御できるわけじゃないよね?
リナちゃん: そう、生成プロセスの中で予測不能な部分がどうしても出てきちゃう。特に、ユーザーのプロンプトが曖昧だったりすると。
軍事AIの場合
ユーザー: じゃ、軍事AIみたいなシリアスな用途だとどうなの?
リナちゃん: これも難しい話だね。軍事AIは、命に関わる判断をする場面が多いから、制御が特に重要。
制御方法:
ジオフェンシング(特定のエリア外では動作しない)や、最終決定を人間に委ねる設計(Human-in-the-Loop)。
誤爆を防ぐために、リアルタイムエラー検知を組み込む。
難しい点:
敵がハッキングして誤作動させるリスク。
AIが自律的に動きすぎて、予期せぬ行動を取る可能性。
ユーザー: なんか、怖いね…。
リナちゃん: そうだね。だから、軍事AIは「完全自律型にするべきじゃない」っていう議論が多いよ。
倫理的・社会的な制御
ユーザー: 技術だけじゃなくて、社会や法律の面でも制御できるの?
リナちゃん: 一応、いくつかの方法があるよ。
規制: 国際条約や法律で、特定のAI用途を禁止したり制限したり。
透明性: AIがどんなデータで学習したか、どう判断しているかを公開することで、不安を和らげる。
ユーザー: でも、悪用されたらどうしようもないよね?
リナちゃん: その通り。特にAIがオープンソース化されると、制御が効かなくなることが多いの。
まとめ
ユーザー: 結局、AIの制御ってどう考えればいいの?
リナちゃん: 私の結論はこんな感じ:
技術的には部分的に制御可能だけど、予測不能な部分が残る。
社会や法律による制御が補完的な役割を果たす。
完全に制御可能だと思うのは危険。特に創発的挙動や悪意ある利用は防ぎきれない。
ユーザー: なるほど…リナちゃん、どうもありがとう!
リナちゃん: どういたしまして!またいつでも聞いてね。